トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

2月定例会

2023-02-28 | 月例会
2023・02・18(土)9:30~13:00

会 員       6名
友人知人  大人  3名
      こども 5名

活 動   ・シイタケの菌駒打ち
      ・根笹刈り払い

 小生以外は「シイタケの菌駒打ち」に集中。会友の知人と子どもを含めて拠点広場は賑やかになった。

 小生は林床のネザサ刈り。ネザサは年に二回は刈り払わないと勢力を復活させてしまう。冬季から早春の一時、まだ春の芽出し前にネザサの目立つ林床を刈り払っておかないと姿をとどめておきたい植生を排除する事になるから萌芽前でネザサが暴露されている時こそ衰退・抑制の好機なので駒打ちなど行ってはおれないのだ。

 ここのところ、助成金の評価対象にかかわる活動が減少しているからこそあえて評価対象の作業は欠かせない。助成が無くなれば保全活動が成立しなくなるしフイールドさえ失うリスクが出て来る。里山保全活動・森づくりの実態を伴う活動を継続していてこそ助成がありフイールドを与えられるはずなのだが講座を経由して活動を立ち挙げた第一世代が少数になっていく昨今、どのグループも解散の憂き目に遭ったり世代の推移で変質しつつもあり全体の傾向は里山保全への関心は薄れつつあると観る。
 行政側で細々でも入口を備えておかないと近い将来には保全活動さえ危ぶまれる事態になりかねない。
     

1月定例会

2023-01-30 | 月例会
2023.01.21(土)9:30~13:00

会員 6人
活動 休耕田の再生開始(刈り払い)

 里の農地、休耕地状態だったところを借りられることになった。もともとは田圃だったらしいのだがここ何十年かはオクラ栽培していたという記憶だけである。まずは刈り払いして地表の様子を確かめねばならず、そのあとに耕起して水を張り田圃を復元する作業が続く。
 オクラ栽培していた部分は田圃跡と言うより畑地そのままで耕作していない部分には稈径ソーセージほどもあるネザサの群落が出来ている。3人で刈り払いしたけれど終わらなかった。

 水路も整備しないと取水できるかどうか不明で、作業者が減少していく今日、里山保全とは関わりのない耕作地域でのイベント向け活動展開は会の大きな負担になる事は間違いないだろう。小生に労力を捻出する余力は無いし、核になって世話をやく人材を調達できるかどうかがカギかあ・・・。獅子身中の虫、目の上のたん瘤にならないと良いけどなりかねない着手である。

8月定例会

2022-08-31 | 月例会
2022・08・20(土)9:30~12:00

会員 7名
活動 林床の刈り払い

 月例会が重なる隣接のグループの参加者は5人で年々数が少なくなるのはどこも同じなのが里山保全活動をしている団体の末路はこんなものだろう。やはり入口に公の入門講座などが必要で、今現在周辺にある団体の大半はその講座の修了生が立ち上げたのだ。行政側は「予算がない」で講座は皆無となって久しい。この結果、新規の補充が無いまま高齢化と衰退が顕著だ。
 今回の活動は刈り払い機3台の稼働に終わったので予定範囲を終了させるには難しかった。林内のネザサやヤマフジ、ヌスビトハギ、ノイバラなどは刈り払いを続けないと立ち入りも出来なくなるのだが、普段は入域しない範囲の刈り払いはどうしても後回しになる。
 里山保全全体を俯瞰した時「まずはここから」着手が望ましいけれど年年歳歳難しくなっている。

    ➡  ネザサ刈り     拠点斜面の刈り払い

6月定例会

2022-06-28 | 月例会
2022・06・18(土)9:30~12:00

活動 フイールドコンセプト現地案内(新入会員)・焼きそば作り
会員 11名 子ども4名

※ 新規会員向けにフイールド各部分のコンセプトなどを説明し作業の手始めに手鎌で林床のフジ蔓刈を行う予定だったのだが予報より早い降雨に見舞われて早めの昼食を済ませ撤退となった。
 食事開始できる頃は雨具が無ければ動きが取れないほどの降り方になって急遽道具小屋の庇にブルーシートを結わえ即席の雨除けを張っての立ち食いソバとなったのだ。
 新規会員は子育て世代なので本会の活動も今までの路線を継承していくには無理があるし世代交代に伴い変貌やむなしと言うところである。隔世の感と言うべきか・・・。

 小雨の中、昼食作り           強い降り方で通路は流路となる

1月定例会

2022-01-20 | 月例会
2022/01/15(土) 9:30~13:00

会員 7名 幼児1名
活動 台地平坦部の補修

 昨年、定例会の折りにコブを崩して平坦部周囲の溝を平らかに埋め立てて、その後は小生が更に埋め立てていたのだが威之志士様の跋扈蹂躙で凸凹になった平坦部の窪みは手つかずだった。春の萌芽が始まった以降では踏圧被害が増えるので1月の定例会の活動として行わせてもらう。
 コブの上端面から土を掘り取り一輪車2台を用いて運び埋め立てる事2時間ほどで平坦部の窪み大半は解消した。これで刈り払いもボーイスカウトの幕営地としてもストレスが減るだろう。ただ崩したコブの上端面や法面の始末は出来なかったから、おっつけどこかで小生が作業をして終了としなければならない。

 昼食は少し早めになったものの我が謹製ビスコッティ4種を食べ比べてもらう。自分で作り自分で爺我自賛していたのでは客観的判断が衰えるばかりであろうから恥ずかしながら小生、テーブルに出してみました。とは言え悪し様に、いいえ、厳しい批評をしてくれる会員はおらず、結局は賞味してもらっただけであって参考意見は聴けなかったのである。

 コブから採土する  ➡   窪みに土を入れ均す

 家の冷えたるリビングで ひとり立つのも悲しいこころ 茶菓の無いのに耐えかねて 甘いい夢と焼き上げる 焦げたビスコのうす煙・・・                                  『湖畔の宿』

11月定例会

2021-11-28 | 月例会
2021/11/21(土)9:30~12:30

会員 8名
活動 北側辺縁部の地拵え

 かねてより思案していた北側辺縁平坦部の補修に着手した。独りでも行うつもりでいたものの、動かす土の量が多くて尻込みしていたのだが、先日にボーイスカウトがテントサイトにした様子を見て「早めに整地しなくては・・・」と月例会で着手させてもらったのである。
 「ボーイスカウトのテントサイト」のためと言うだけでなく、低草池として維持するエリアと構想しているのだが、数年来の威之志士様の跋扈蹂躙で平坦に見えてもボッコボッコの地表になってしまった。歩くのは当然なのだが刈り払うにしても凹凸が不快なので何時かは整地しなければと思っていたのだった。

 それだけでなく、当初よりの窪みがコブの周りに在り、これも不快の一因となって、またその範囲は活用し難く整地の必要を感じていたのである。今回、慣れないメンバーで取り組んでもらった結果、慣れないから早めに終了したものの意外にはかどって、これなら一人でも残りは「やれる!」感になってきた。まあ、おめでたい性格なのであって頭頂部には常時、燦然とアサヒが顔を出し旭日光輝を発している。この栄誉に負けてたまるか!。

  ➡  

10月定例会

2021-10-29 | 月例会
2021/10/16(土)9:30~12:00

会員 9名 家族2名
活動 除伐樹の集積

 午前中は曇りの予報で活動実施となったものの、時折は霧雨が降ったり雨粒が大きくなったりする不安定な空模様。とりあえず細断したままの除伐樹を一カ所に集積することになった。単純作業だが人手が多い方が助かる作業でもある。除伐作業をした一人や二人では賄いきれない。
 ものの小一時間ほどで終了し空模様が不安定なので早めの芋煮となった。昼餉には早い時間だったもののたまには良かろう。一食浮いたわい。

  ➡   日照を阻害していたヤマグワの片付け

                     ➡   落枝が始まった除伐樹の片付け。幹の部分はまだ林道上

7月定例会

2021-07-20 | 月例会
2021/07/17(土)9:00~12:00

会員 6名 部外者1名
活動 地盤ごと滑り落ちた倒木。孟宗竹の排除

 辺縁部の刈り払いの予定だったものの、数日前にすり鉢状の竹の谷外壁が崩れ栗の木などを圧している。通路脇だし優先順位を上げ急遽処理となった。生憎男子会員2名が盆の関係でお休み、ついででは無いけれどかの環境破壊教育NPOのメッセンジャーガールが手伝いに来ていた。本人の所為ではないのに一番矢面に立っている当人だから無下に断る事もならず集積などをご婦人たちに混じって行ってもらう。
 この組織の様は腹に据えかね時折記事に入れるのだが、傷めるのは無関心の現場担当、注意を「小うるさい」誹謗中傷とあらぬ場所で拡散する当事者でない年長者メンバー、それを諫めない管理職、少しは緊張を和らげようと手伝いに来るメッセンジャーガール等々、本末転倒の極みなのだがパンフやHPを拝見すれば「素晴らしい!」としか言いようがなく、まあ、裏表はこの国中枢からの得意技だからして、さもありなん。
 アリナン、アリナン、アーリナンよ。アリナン越えてノホホンだ・・・。さてさて愚痴はそれくらいにして作業に戻ると、写真中央部の奥にも同規模の滑りが発生していて、ここは小生が担当した。まさしく有り難。とんと浮世であったとさ。

 崩れた斜面は絞り水の多かった所で、この絞り水を集めて作ったのが「瓢箪池」なのだった。水分が多い部分だった事は間違いないのだ。上部の縁から10m幅程度が滑り落ちたのだが竹林部分の竹は下方に倒れず斜面上部に倒れた状態になっている。ここまでは処理できず、とりあえずは邪魔にもならないので押し出されて混み入った範囲だけを処理集積する。滑った地盤上すべてを処理出来てはいないものの、さしあたりは差し支えなくなったから当座は後回し。

  ➡  

五月定例会

2021-05-30 | 月例会
2021/05/(土)9:30~13:00

会員 7名・幼児1名
活動 拠点周辺の刈り払い

 刈り払いの季節に入った。一斉作業で行う範囲は「全面刈り払い」で済ませれる場所にしてもらう。厄介だけれど「食料と住処を提供するエリア」は刈り払いをするにしても選択的刈り払いで行いたいからスルーしてもらったのだ。選択的刈り払いをするにしても「残す植物、衰退させたい植物、抑制するだけの植物」等々、刈り払いながら選択していくのは結構骨が折れるし、それなりに植物と生物の関係を承知していただかないと台無しになる危険が大きく、ここは負担だけれど小生の専用区みたいになった。

    全草刈り払いされると砂漠を連想してしまう。チョウやバッタ、トカゲなどは姿を消してしまった。

2月定例会

2021-02-28 | 月例会
2021/02/20 (土)9:30~13:00

会員 会員9名、幼児1名
活動 地拵え地の集積・キクラゲの菌駒打ち

 地拵え場所の集積は4名だったのだが集積専任で4名が作業すると普段の二人より断じて片付きが早いのは当たり前田のクラッカーであろう。それでも「片付いたぁー」と嘆息するほどには至らず全体から見れば微々たる作業量で先はまだまだ長いのだった。
 少し早めに切り上げ除伐材のクワにキクラゲの菌駒打ちを行った。どういう訳か駒を打つ穴開け作業は小生に回ってくる事が多く、この日も穴開け担当である。たまにはコンコンと駒打ち込みをしたいのが本音。

 昼食はOさんが自宅で調理して持ち込んだでっかい肉団子たっぷり入ったロールキャベツを頂く。小さいお嬢ちゃんも随行して元気よく挨拶はするし、おじちゃんおばちゃんの中で機嫌よく遊んでいたものの、さすがに昼食終了の頃は眠気を催したらしくメソメソし始める。帰宅してぐっすり昼寝しただろう。

                  

1月定例会

2021-01-21 | 月例会
2021/01/16(土)9:00~13:00

会員 6名
活動 最奥部の地拵え

 最終的の顔ぶれは6人だったが作業を出来た者は4人である。同じ活動日の隣接地のグループも4名だ。周辺のどのグループも高齢化と新規参加者が無い現状では年々先細りである。すでに1グループは解散している。
 そんな現状の中で植樹のための地拵えをするなど「愚の骨頂」「年寄りの冷や水」の類であろうが、蜘蛛の糸であろうと可能性は捨てたくない。そうはいっても年末には頭部打撲の事態に遭遇した訳だから綱渡りでもある。

 放棄地だっただけにマキなどの常緑樹が育って意外と手間が必要な現場である。21年度を通して地拵えを続け22年度には植樹できればと考えている。
 手に入り易いエノキとクヌギを混植するのは費用の面からで、可能なら活動フイールドの辺縁部にもなるこの場所と他の辺縁部にはウルシを植樹したい希望は以前からあるのだが、炎症を起こす体質でもあるし、担当課に話を持って行っても「ただいま検討中だから待ってくれ」で数年も待っている状態では役には立たない。これはお役人の思考体質だとあきらめてはいるものの、水辺の護岸木に間伐材を使用していたら「植えた樹は伐ってはいかん。雑木なら構わない云々」と元お役人から言われたことがあった。

 それはともかく地拵えした後は、しょうがないからクヌギとコナラ、まあ伝統産業には役立たん。まあ、場所があって10年もすれば国産ウルシの何リットルかは採集できる目途があるにも関わらず、活かせないとは誠にもったいない限りである。

 下側から上を見る      ネザサの刈り払い      上側から下方面

12月定例会

2020-12-28 | 月例会
2020,12,19(土)9:30~13:30

活動:拠点の整備・注連縄作り
会員:8名、家族友人2名、幼児3名

 拠点のテーブルを新調移設し、その跡の古材や屋根を撤去し、竈も整理し据えなおしした。この結果、竈の横にテーブルが来たから調理や会食は楽になったはず。一方で夏場の炎天下では日陰にはなっていないから焙られる羽目になるものの、その時は日陰に避難すればよい。まあ、ある意味では「一時的」なのだ。

 おば様会員と参加したママたちでおでんを作ってくれた。連れの幼児たちは拠点登り口に設えた「クヌギの枯葉プール」で大喜びのひと時を過ごし満足した様子だ。本当は写真でアップしたいところだけれど、顔が見えない1枚だとしても昨今の流れでは撮影し難いしアップし難い。残念だけれど仕方が無い。ホント、いい笑顔だったのだが。

   ➡    炊事場を整理

                ➡    テーブルと屋根を撤去

                             ➡    おでんの賄い

                   

11月定例会

2020-12-20 | 月例会
2020.11.21(土)9:30~13:00

活動:拠点周辺の刈り払い
人数:7名

 刈り払い作業が間に合わず刈り残した部分と刈り払った後に伸びてボサッとなった部分の刈り払いを実施する。拠点道具小屋周辺はともかく辺縁部の普段は立ち入らない部分まで刈り払えた。刈り払う事で見通しを良くし、威野志士様のお休み処を少しでも減らす狙いもあるのだ。
 以前はカヤネズミの住処となるからとススキの株を大きくしていたものの、結局は威之志士様の玉座となり果ててしまい、それからはススキは刈り払いの対象である。

 今回、晩秋という事もあって引っ付き虫に襲われつつの作業だったけれどヤマユリの結実株1本を発見、採種し「ここなら」と思える場所に採り蒔きした。親株は盗掘を防ぐため地上部が枯れた頃に掘り上げ移植する。

                

9月定例会

2020-09-28 | 月例会
2020,09,19(土)9:30~13:00

会員 7人
活動 間伐材の撤去集積

 盛夏の頃、林床に届く日照の程度を確認しながら間伐したままになっていた材を頭数で片付けた。間伐した小生が折々にに集積すれば良いのだが、なにせ細かい手間暇は気が進まない。こういう事は塵芥戦術、いいえ人海戦術に限る。
 竹はハザ用に駐車場まで運び他の間伐材は窪地に集積した。あらかた片が付くと周囲の孟宗竹の集積場所が目立った。数年前に伐採し集積したのだが足場の良い手直な部分に重ねたから、それ以降の刈り払いの邪魔になって林床の荒れ模様を更に進めてしまった。人は手間暇を惜しむ動物なのだ。
 普段、利用価値の少ない窪地や法面に集積すれば邪魔にならないのだが、どうしても易きに流れる。これは後々、その場所で刈り払い作業など行わない立場であれば気が付くはずも無いのかもしれない。時間が余ったので崩れ始めた古竹を移動させてすっきりした。

           
 

6月定例会

2020-06-30 | 月例会
2020/06/20(土)9:30~13:00

会員 8名
活動 拠点周辺の刈り払い

 分散して拠点周囲の林床を刈り払った。基本的には全草刈り払いで済ませるエリアである。刈り払う植物の取捨選択が同じように出来る状態ではないので、刈り払ってもらう部分は「どこでも良い」という訳にはいかなかった。小生は辺縁部の威野志士様跋扈を防ぐための刈り払い、見通しとお休みどころの防止を狙っての作業なのだがササユリがポツポツあるから一概に「全草」とはいかない。開花時期に見回って見当をつけ、おおよそ刈り払ってしまわない範囲まで刈り入れた。支柱を添え一本一本残す手もあるけれど、結果的には「どうぞ盗掘してください」に同じなので目印も用意できない。

 とりあえず拠点周辺の林床は刈り払いが済んだが、これから9月までは刈り払いに追われることになる。それはともかく、隣接グループも同じ曜日で定例会なのだったが林床の刈り払いまでで、心配していた水辺の刈り払いまでは進まず環境的には安堵できた。が、7月の定例会には水辺周域まで作業が入ることを想定すると少々落胆を禁じ得ない。