トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

出来るかなマリオネット「リトルミイ」9 (吊り糸の接続部)

2019-04-30 | 何よりの楽しみ
 吊り糸の取り付けは手足はヒートンをねじ込み瞬間接着剤で固定する事にしたのだが金属突起が出てしまうので危険はないと思ったものの手足については穴を通して糸を結ぶ。頭部と胴体は重さがかかるから割りピンを差し込み固定してみる。
 釣り糸は透明なテグスが良いだろうと思っていたけれど結果的に変哲もないタコ糸にした。まあ、糸の交換は造作もないのだし何時でも交換可能である。

 問題は人形本体の接続より操作盤が機能するかどうかが愁眉であって、こればかりは吊り下げて動かしてみなければ皆目分からないのである。
 糸の結び目は名前があるのだろうが知らない結び目の大きくなる結び方で締めあげてからボンドをちょいと付けておく。瞬間接着剤の方が早いのだが柔軟性に劣る。瞬間接着剤は糸端末の綻び止めにちょいと付けた。

            

産んで流される・・・

2019-04-29 | 小人閑居して憮然
 これを流産とは言えないだろう。産んでから流れたのだから。このところまとまった降雨があり底が露出しかねなかった三日月池も満水になりヤブヤンマやクロスジギンヤンマの羽化場所が確保出来て祝着至極である。

 一方で、水際線に産卵されたシュレーゲルアオガエルの卵塊にとっては水位の上下動は迷惑この上もない。下がれば水に入り難くなるし上がれば緩んで流されやすくなる。
 上の池の一角に産んであった卵塊も水位の上昇で流され始めていた。よく見れば擁壁の植物体に絡ませてあった卵塊のようで、産んだ後の降雨増水であわや離散家族になりかけている。

 通常、このような明白な場所に産み付ける事はモリアオガエル以外は行わないけれど、フイールドに蔓延している鳴き声の数を知れば例外的行為もあろうというものである。
 既に変態を終えていると思われるニホンアカガエルの子どもはまだ見ていない。オタマジャクシの時代でも分散してしまうからほとんど「消えた」も同然で、代わりにツチガエルの子どもが足元から逃げていく。
 親指の爪程度の大きさだが、さてツチガエルの産卵期は初夏から秋口頃まででは無かったか・・・。水面に浮かぶ卵だったような記憶もあるが確かめるのも面倒になってきた。

出来るかな、美味しいミカン「はるみ」で醸造酢・・・5(種酢と合わせた)

2019-04-29 | 何よりの楽しみ
 搾汁して発酵させ澱を濾し酢酸菌の感染を待つこと一カ月、ようやく種酢と合わせてみる気分になった。搾汁発酵液も開放面で待っていた甲斐があり菌膜が育っている。種酢を作りたい小瓶の中は一度バクテリアマットが完成し動かしたら沈下してしまい新たなバクテリアマットが6mmほどになっている。これを搾汁発酵液の容器に混入するのだが、その前に容器内の澱を除きたい。

 シリコン管でサイホンで上澄みだけ採るか濾過するか迷った末に濾過にした。最初はキッチンペーパーと笊で濾過を試みたものの直ぐに目詰りする。コーヒーフイルターも同じで、最後は晒しで濾過を試みたが目詰りして通りが悪い。液の廃棄量を減らしたくて濾過にしたのだけれど、作業効率からは上澄み液だけ採るべきだった。

 さて厚く菌膜の出来ていた液だけれど口に含ませても酸味が感じられない。「酢酸菌でなくカビの一種か?」と思ったけれど確認の方法は無く種酢の心算の液を混ぜ合わせ貯槽瓶に入れる。このまま一カ月ほど様子を見ながら五月下旬に酢の出来上がりを確認しよう。酸っぱくなっていれば「成功」、そうでなければ「酸っぱい」の二者択一で、どちらにしても「すっぱい」はあるのが慰め・・・。
 まあ、愚痴は言うまいこぼすまい。人生すべからず「あのブドウは酸っぱい」のだ。

    濾過準備         種酢瓶の菌マット、最初のマットは沈んでいる

突然の断水だ!

2019-04-28 | 小人閑居して憮然
 「断水は忘れた頃にやって来る」と棚田蛭彦が言ったとか言わないとか。まあ、それはどうでもいいことで今回の断水も唐突だった。
 前日は吐水口から快調に水が出ており「減水」の徴も無かったのに今朝の水見回りでは完全断水だった。24時間降雨量は零で2日前に20mmほど、4日前は40ミリ程度の降水量があったけれど水源地の流路が変わる程でもなく集水升が埋まる程でもないと思っていたのに、なのだ。

 10連休に入ったばかりでイベントで「沢に入った集団に悪戯された可能性もあるか・・・」とも思いつつも三本鍬と携帯スコップ、集水升内の砂泥を掬うザル携行して取水地に行った。
 流路の移動もなく取水升上に水は来ていたがドーム状のフイルター上部だけしか水が通過していない。それで減水して陰圧の強い部農会ラインに全て持っていかれたかとおもったものの送水管内に砂泥が詰まった、いつもの支障だった。

 それでも集水升周辺は玉石が流入したりして何時に無く荒れた様子になっている。急な出水で泥水が多く出たのだろうと推定したが、それで断水が解消する訳も無く、排砂バルブを上流部から開放していっても通水しない事も多い経験則から翌日にポンプ送水で排砂作業と復旧を目指す。
 とりあえず流路の玉石を並べ直しフイルターや升内の清掃浚渫を行い作業終了。これで水が通る訳でもないのは承知でも念のため吐水口まで確認に行った。期待通り一滴も出ていなかった。

 まあ、それでもオオルリの囀りは溢れていたし、クロツグミの姿も鳴き声も聞いたし、ツミと思われる猛禽の姿も見たから骨折り損でもあるまいて…。時折、望遠カメラを携え野鳥撮影に来るX氏は大喜びで小生が帰宅する時間にも三脚をつけて小鳥を追っていた。今日の鳥果はクロツグミ、オオルリ、キビタキ、ツミなど多彩でオオルリのメスも写してご満悦だった。

         玉石も乱入、荒れていた    ➡     とりあえず整備だけ済ます

花は初夏の装い

2019-04-28 | 感じるままの回り道
 世間は10連休と騒がしいが「騒ぐほどの事か。おいらは365連休じゃい!」が正直なところだ。辛抱辛抱と言い聞かせ念じ耐えて過ごす人もいるし「生きるために稼がなければ」とやきもきしている人達も多かろう。
 そんな喧騒をよそにフイールドは初夏の装いになってきた「青葉茂れる桜井の・・・」でもないけれど新緑の彩りが目に優しい。遠視乱視では裸眼にするといっそう美しく「山笑う」とはよくも言ったものだ。自分では見えない光頭部も美しいだろうと想像する。

 フイールドで目に付くのはタニウツギでベニウツギとも言う人がいるがどっちが正しいかどうかはどうでも良く、郷里では「火事花」と言われて家に持ち帰ると叱られる花だった。ヒガンバナもその類でペンペングサもそうだったかも。このペンペングサには異議があって「持って帰らなくても家はペンペンじゃないかー」が反論。
 ウツギは全て卯の花だと思っていたらそうでもないようで、さて、このタニウツギは「卯の花」なのかどうか。そんな悶着をするより「卯の花」を御飯のお供にした方がヘルシーで環境にも優しく美味しい。

 林道わきにハンショウズルの株があるけれど例年傷めつけられて伸び上がれない。花をつけると摘み取られて縮小していく。秋までには回復するものの花期が来れば繰り返される。時折は近くに実生の株が育つのだけれど、おおむね掘り盗られて消える。この行動感覚は理解できない。
 まあ、里山保全活動をしているグループでさえ「綺麗にしましょう」なんて全草刈り払いで選択もしない事が普通の現実では無理ないか。
 写真の奥にはヤマツツジの蕾もあるのだが開花すれば「手ごろな盗掘株」として消えるのだろうて。

 ノアザミも蕾が開き始めた。これにはアゲハチョウがよく集まるから採り播きしておくのだが花期が終わるとオニアザミと一緒に刈られる事が多い。まず選択的刈り払いを期待しても無駄だ。良い株には支柱を立てるが勢力圏以外はほぼ無効になるのが通例・・・。

食欲旺盛も生きんがためで…

2019-04-27 | 小父のお隣さん
 気まぐれに里親を引き受けるサンショウウオだがあと一月もすれば水苔で梱包して帰省させなければならない。里親も何回目かになれば「朝晩様子を見る」ような親密さもなく「チラ見」で確認する事も多くなる。
 それでも健康状態や水質管理には気を使う。時折は水替えと清掃を兼ねた手入れをするけれど、そのあとの給餌は楽しみのひとつで、今期は大型のタライを飼育槽にしたので飼育密度が減って個々の様子を楽しめる。

 まだ個体差は大きく現れてはいないが、成長の早い個体が陸に上がる頃になっても手足も出ない個体もいる。いわゆる生育不良の個体であるが、おおむね共食いの対象になって行く。主に冷凍赤虫を給餌しているがたまには「えひめAI」の製造時に出来る澱をも与える。量的には多くはないけれど微生物集合体だから栄養素の偏りを防げるだろうとの思惑で多少は忖度もしているのだ。

 給餌すれば飛びつく個体もあり奪い合う個体同士もあり、見向きもしないで共食いに精出す個体もあって、なかなかの人生模様?を見せてくれる。一度、生息地を案内してもらったけれど放棄され荒れた谷田に猪が更に荒らして酷い有様だった。
 有害鳥獣駆除も加害側保護のような側面も大きく、人間社会でさえそうなのだからどこでも苦慮しているのが現状なのだろう。

 まあ、人間も生物の一員であれば「弱肉強食」の要素は除けないにしても「社会的弱者」が何時も犠牲になっている制度とは何なんだろう。それは「難々だから」か。社会的弱者に対する犯罪行為の刑罰は数倍加点制にしてほしいと思う時がある。

      頬張る      取り合い     共食い

オオルリは増えたのか…?

2019-04-27 | 小父のお隣さん
 オオルリやキビタキが盛んに囀る様になった。シジュウカラなどこの頃は影が薄い。サンコウチョウは何時も田植えの頃かと記憶しているからまだ早いだろう。小生、探鳥はしないものの撮影や関心は出会いが端緒だ。

 それにしても至近で良く鳴く。この日も水回りをしての帰路、突然頭上で鳴きだした。見上げると林道に張りだしたまだ芽吹きもしないネムノキの枝で鳴いている。見上げての距離5~6m程度だった。撮影しようとゆっくりとカメラを取りだし構えて写してはアップにしながら数枚がとれた。小生のカメラでは鑑賞に耐える画像は望むべくもないけれど「写した!」と言う感傷には十分浸れる。

 フイールドに入った当時のオオルリやキビタキ、サンコウチョウの記憶はない。何時頃からか鳴き声を聞く様になって姿も見る事が増えている。それも植樹した樹木が育ち若い林を形成しつつある頃からだとはうすうすと感じているがツグミの様に見られなくなった種もいる。
 
 「森づくり」や「里山保全」と言えども全ての生物が好む環境はとても創出不可能で粛々と出来る事を続けるのみである。定期的に植生調査に来るグループが居るが理由を尋ねたら「生物多様性のために五年ごとの集計」だそうで、小生、憚られるものの生物多様性を前面に出す風潮には噛み合わせが悪い。「環境多様性」を支えず何が生物多様性だ!、となる。
 「調査集計に尽力費用をかけてなんぞや・・・」とまあ、生来性格が悪いのである。

                  

今日のとんぼ「小さいイトトンボの羽化体」

2019-04-26 | 小父のお隣さん
 数日前に小さいイトトンボの成熟体を撮影したが今日は孵化直後の個体と出会った。「イトトンボ」とまでは分かるもののその先は詰め様が無くクロイトトンボより体長が小さいので「小さいイトトンボ」としておいた。写真鑑定はS先生にお願いする。

 「小さいイトトンボ」でも更に小さい体長30mm程度のイトトンボを2012/09に撮影しているが一回きりの遭遇だった。図鑑対照して体長30mm前後に相当するイトトンボは数種見られるが小生に判別出来るはずもなく煩悶がお約束・・・。

 羽化体を撮影出来た事で「繁殖」の確認が出来た。だからどうだと言われてもグーの音も出ないけれど知られないようグーは出す。「いいじゃないの幸せならば・・・」と爺我自賛の世界観。
 先日、S先生より封書でフイールドで確認できたトンボの名前が届いた。「イトトンボ科」は「これから」と言う事で記載は無かったものの小生が見たイトトンボを指折り数えて加えると30種を超えた。勿論、通常目にするトンボは一桁であるものの一見様でも来訪すればお大尽様でもある。

 このリストを元に「フォトチャンネル」を開く算段なのだけれど、どういう訳か読み込んでくれず写真は露と消えて未だ開設出来ていない。この費用は何年も前から徴収されているはずなのに。トンボの世界も迷宮であるけれどネットの世界は魔窟に近いか…。

出来るかなマリオネット「リトルミイ」8 (赤いドレス)

2019-04-26 | 何よりの楽しみ
 難関は衣装を合わせる事である。「赤いスイートピー」ならぬ「赤いワンピース」だが人形に合わせ形を作り縫製しなければならない。裾広がりの単純形とは言え爺爺には泣き所で「赤い涙」が出そう…。

 胴体と手足の大まかな採寸をして型紙を切る。前後をテープで止め具合を調整すること数度、「これでいいか…」の型紙を菓子容器の裏に写して切り抜いた。これを布地に置きカットした。サイズはA4の半分程度だけれど手間暇は省略できない。小さいからこそ手抜きではうまくいかないだろうとアイロンかけも縁かがりもしっかり行ったうえで前後ろを縫い合わせる。

 袖を付ける前に試着させてみた。半身は入ったけれどもう片方の腕が通らない。これで後閉じの形でなく後ろは最後に縫い合わせる事にした。袖を縫い付け襟を縫い付け後ろ身を縫い合わせて動かしてみたものの腕の動きが窮屈になった。参考にしたイラストの袖回りに見えるのだが、これでは糸での操作に支障は必至である。やむなく袖ぐりを広げて作り直しである。
 「初めから仕切り直し」と思ったものの小物の手間暇がうんざりしてきて、縫い目を切って袖だけ作り直しにする。これだけでもフイールドから帰宅しての半日作業になるのだろう。

 最初のワンピース、肩が窮屈   ➡   袖を太く直した 
 最初に縫ったワンピースの肩周辺はやはり窮屈に見える。イラストのバランスに近いと思うけれど平面で良く見えても三次元のような立体ではうまくいかない事は多々あって、これが試作品の難点か・・・。今のところ手直し必至なので55点かな。再試である、いいえ裁縫である。

 フイールドから早めの帰宅。昼食もそこそこに縫い目をリッパーで切り肩口を8mmほど大きくした袖を取り付ける。袖口も3mmほど広げたから着せやすいし動きやすくなるだろう。一旦、着せてしまえば着脱は無い衣装なので後ろ合わせは釣り糸金具と釣り糸を通せるように一部を閉じず縫い合わせる。都合2回の縫ったり外したりで指先に何度針先を刺した事か。ホント細かい作業は血がにじむ苦労があってマイスターの道は痛く険しいのだ。


産卵はもうすぐ・・・

2019-04-25 | 小父のお隣さん
 シェルター水路の浚渫途中だ。林道擁壁の直下にエコトーン帯として植生を狙い陸地の部分を残したのだが威之志士様が濡れずに渡る犬走りならぬ猪走りになってしまった。こういう時は業を煮やして撤去するのが我が王道なのであるので掘り取り始めたらシュレーゲルアオガエルが現れた。それも大きなサイズで腹部も膨らんでいる。
 明らかに産卵を控えたメスガエルなのだった。この事態となれば掘り取りは中止で産卵期が終わってからにせねばならない。産卵場所は幾多もあるものの小さめのオスも出てきたから「カエルの恋路の邪魔はしない」のだ。
 小生、これくらいの良識はまだ残っている。すでに青春は遠く過ぎ去って朧のかなた、それもボロボロのまだら模様になってきたとしてもである。まあ、セルフ回想療法に丁度よい。心はあの青春時代に帰る・・・が小生に恋愛模様は無かった。

 あの頃、映画「草を刈る娘」等々のシリーズにあこがれて、最近は「初恋の来た道」に感情失禁を起こしたりしたものの、いくら回想してもかような記憶は出てこず無念だった。いいや無縁だった…。

   泰然自若のメス            スゴスゴと去るオス

貝はどこへ行った・・・

2019-04-25 | 小人閑居して憮然
 タナゴの産卵に備え池の魚溜り泥中の貝を産卵管理のために産卵籠に入れる時期となった。4月初めには水が冷たくて腕を漬ける状況では無かった。マツカサガイは産卵籠で維持したままだから構わないのだがドブガイとカラスガイは吸水管が見えていないので産卵管理籠で浅めに管理しないとタナゴも貝の吸水口を探せない。

 意を決しショートパンツと半袖で池に入る。潮干狩り用の貝掘りもあるけれど、ここは指先が頼りだ。座布団2枚分ほどの魚溜りの泥中を指でなぞりながら探したものの結果は4枚だけだった。4枚とも外殻の一部を現していたと言う事は無く、意外と深く潜っていた。これでは産卵に支障が出るだろう。
 こんなはずではなく越冬前の確認では9枚あった。2月に貝2枚が自ら姿を現してそのまま息絶えたけれど、それでも残りは7枚のはずなのである。
 再度丹念に指で探っては見たものの追加は発見できなかった。それも小型なら分かるが探し当てた貝よりも大きい貝が不明なのでは理解に苦しむ。発見できずとも生存していて産卵されて稚魚を出してくれるなら稚魚用のシェルターを設置してあるから生き残りは可能なはずである。

 まあ、見つからずとも泥中で生きておればそれはそれで構わないけれど、産卵管理籠の貝を交互に浮き上げ水槽に移して稚魚の誕生を待つ予定のサイクルが狂ってしまった。もう一籠分は欲しいのであるが今季は欲を出さずこの条件下で誕生を待とう。

今日のとんぼ「クロスジギンヤンマの羽化」と初見

2019-04-24 | 小父のお隣さん
 三日月池には抜け殻多数の今日この頃だがトンボ池2にも抜け殻があって、採集しようと鋏を伸ばした先に羽化したばかりのトンボがいた。翅が僅かに茶色に見えるが胸の模様と色彩でクロスジギンヤンマと見当を付けた。
 小生が自信を持って鑑別出来るのはシオカラトンボとマユタテアカネだけである。毎年毎年、ご教示を受けつつ身につかないこの能力の高さには驚嘆する。生命活動の不思議でもある。

 さてこの個体、翅の位置が平坦にそろっておらずプロペラの様に捻じれている。飛翔時に動かす範囲の捻じれと見てたけれど、羽化直後にこのような翅の形は初めてだ。
 写真を再現して何時も感じるのは「直射光下ではなんで暗くなるのか?」という疑問だ。カメラが古くなって撮像素子の色再現性が悪くなったのかどうか分からないけれど何時も不満に思いつつのアップでもある。綺麗な写真を撮りたいものだ。

           右下が抜け殻        

出来るかなマリオネット「リトルミイ」7 (パーツの接続)

2019-04-24 | 何よりの楽しみ
 手足、胴体、頭部をゴム管関節でつないだ。固定する前に何回か可動範囲の具合を確認したのだが胴体関節部をスリムにして手足の可動範囲を広げる。球体を挟めば動きが良くなるだろうの推測をしたのだが手足のバーツを新たに作りなおさねばならず面倒になって浮気は無し・・・。

 胴体にくびれを作った事で可動範囲は良くなった。この可動範囲の自由度とスムーズさで操作棒に一工夫してみようと欲が出る。こうなると深夜にお目目パッチリとなってしまうが、まあ、勤め人では無くなったからストレスは無い。

 手足を接続したゴム管は7φ、頸も同径管なのだが繋ぐパーツの大きさから細いと感じる。10φか12φ程度のゴム管があるかどうか手芸材料店に寄らねばならない。現在の管径で接続も動きも不足は無いのだが「動きすぎ」の感があって気に喰わないのである。

       肥満体形で動きに支障   ➡    洋梨体形に削り直し

今日のとんぼ「クロイトトンボ出た!」

2019-04-23 | 小父のお隣さん
 22日、泥水池2の水面上をクロイトトンボ一匹が飛翔していた。今季初見である。22日はクロイトトンボと大型のヤンマ科?、それに体長40mm程度のイトトンボを初見した。たまにはこんな日もある。

 クロイトトンボの抜け殻が欲しくて水面近くの細い茎葉を丹念に見て回ったけれど発見できなかった。クロイトトンボも写りの良い写真が無くてガッカリであるけれど、「撮ったどー!」で構わないレベルの小生だ。
 暑くなるに従いクロイトトンボは日陰になる沈泥池付近に多く見られるようになるのだが、林道の脇にも関わらず、ここに多数のトンボが飛翔しているなんて事実に気付きもしない人たちがほとんどで、これはこれで祝着至極であろう。

 とにもかくにもこのトンボ、飛翔高度は水面より数センチの範囲がほとんどで本当に視認し難い。捕食されるのを防ぐためだろうと思っても「翅があるのに広い空間もあるのに・・・」と不憫にも思うが、このトンボはこのトンボの世界で幸せなのであろう。

出来るかなマリオネット「リトルミイ」6 (ゴム管関節)

2019-04-23 | 何よりの楽しみ
 関節は7φのゴム管式で作る。首のゴム管は太目にしたかったけれど「糸で吊り下げる」のであるから「動かせれば良し」として連結強度さえ保てればと目を瞑った。
 ゴム管で自由な可動をもくろんでいるものの関節部の間隙が動きを左右する。勿論、木部の形状も重要ではあるけれど試しを行い乍ら管の外径に等しい7mm程度の隙間に落ち着いた。

 ゴム管を接着する前に管の両端に中子を入れ固定しておいた。これで中空のゴム管ではあるけれど端面も接着力が生まれる。ゴムの側面だけより強くなったはずである。
 先に胴体部に挿入し固定して手足のパーツをつなげ動かしてみる。可動範囲に不十分さがあるから胴体と手足の関節部の形状を補正した。
 これを行ってしまってから「球体を挟めば動きは容易に滑らかになるはずだと木の球体を購入してみたが、既に手足のパーツは削り込んでしまっているから変更せず続行。

 管端面に中子で補強  ➡  胴部に固定  ➡   装着して確認