トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*小雪の頃

2013-11-30 | 感じるままの回り道

             里は雨冠雪もみじを里に下げ

             冠雪は遠き故郷なお遙か

             霜降りる生きて陽だまりアカトンボ

             アカトンボ湧いて出たよな小春の日

             横に来て何を言いたやジョウビタキ


今日のトンボ

2013-11-30 | 小父のお隣さん

Photo_3  泥水池が初結氷した日、まだマユタテアカネが飛翔している。開けたトンボ池の周辺より、若いクヌギ林の日向に多く舞っていた。寒い時間を林内の葉陰で耐え忍んでいたのだろうか…。

 オオアオイトトンボも一匹飛翔を見たのだが、撮影しようとケータイを取り出す間に見失ってしまった。こちらは草紅葉の中では本当に視認しにくい。動けば見えるが、止まってしまうと撮影しても判別しにくいほど溶け込んでしまう。


初氷結

2013-11-29 | 感じるままの回り道

Photo  朝の気象情報を見ていたら最低気温が3度だった。当地の観測点での数値だし、地上150㎝での温度なら地表面は0℃程度になると予想されたので、凍結を確信して泥水地へ出かけた。

 予想に反し、泥水池1,2,3は凍結なしで、泥水池4のみが薄氷で覆われていた。それでも今季最初の結氷である。当地の初氷平均観測日は12月3日で、今期はどうなるのやら…。

 朝九時頃、まだ気温一桁台なのにマユタテアカネやシジミチョウ、ヒョウモンチョウなどの飛翔が見られた。


泥水池3の拡幅と護岸

2013-11-29 | 水辺環境の保全

Photo  泥水池3の拡幅を行う。本来は、猪に荒らされる土地の面積を少なくするためなのだが、結果的には水面面積を広げる事になった。2

 従来より堤の幅を50㎝程減らした。面積的には二坪弱の拡幅になるだろう。「もう少し」と思いつつも、いささかげんなりしている作業に、今日は会友のO氏が助っ人に来てくれた。やはり人数が増えればそれなりにはかどる。

 予定より多くをこなして昼食。材の余りが出たから、予定にはなかった「泥水池3」の全周を丸太で決められそうだ。ここまでが目標だったから、残りは何時でも良いのだが「凍結前に済ましたい」と欲が出る。腰がネックだ。


キッチン2

2013-11-28 | 感じるままの回り道

2  思いつき、成り行き、行き当たりばったりで制作した、ままごと用のガス台、帰宅しても魚焼き器の部分が気持ちが悪い。

 寝ながらあれこれ思案して、結局は取り替えることにした。自宅にあったポリカ樹脂板をのぞき窓に、焼き器の部分は糸のこ盤を拠点に上げてくり抜いた。そうして完成したのが左の部分で、自画自賛と思っていても、なかなかの出来栄えに見える。まあ、「見える」と言うところがミソと言えばミソか…。Photo

 キッチンとなると包丁も必要かと思い、3丁の包丁を置けるようにして完成した。

 出来上がったガス台に合わせてテーブルも新たに補修し広げたから、使い易くはなっただろう。まだ誰も登場しないからミソはついていない。


アサギマダラ、力尽きる

2013-11-27 | 感じるままの回り道

4  駐車場にアサギマダラが横たわっていた。触れてみる事も、翅を広げてみる事もしなかったが、ここ数日の出来事だろう。

 既に移動してしまったと思っていたが、時計の様にはいかないだろうから、遅れた個体で寒さにやられたのであろうか。拾えば標本と言うより飾り物になっただろうけど、実物を見ている時は、そんな気分は出てこない。

 一帯はすでに初氷が見られた気象条件だから、南へ移動する種類では無理からぬ事だ。アサギマダラは好きな蝶で、バステルカラー調の翅が何とも言えないのだけれど、胴体の黒白の斑は不気味で嫌いだ。


**大穢土ラプソディ

2013-11-26 | 合混で闘作すれば

 代官様には菓子折りひとつ

         都恥事様には五千万 ハア コリャコリャ      H小屋

 釈明も至泥藻泥で表無し                      渡世クリスタル

 プレゼンで滔々、ブレ全で弁明                   錯家

 五厘なら下げてそつなき金の玉五千万では縮むばっかし   猪凸猛震

 ドヤ顔の五輪、シブ顔の五千                    猪心中の虎

 公人は必ず飾る                            


**煌めく

2013-11-25 | 小父のお隣さん

 初霜に凍えしトンボ斜め陽に生を受けたり煌めきて飛ぶ

 空は青いただき白く草もみじ翅きらめかせトンボ一匹

 空映す水面飛び交うアカトンボ空は水面か水面が空か

 朝露に濡れそぼれつつ震えたるトンボ飛び立つ日差しの下へ


初氷

2013-11-24 | 感じるままの回り道

Photo  当地で初霜が観測されたという当日、泥水地では氷が見られた。ここの初霜は一週間ほど前にあったが、一面真っ白と言うまでにはならなく、気象台の初霜観測日でも似たような状態だ。

 初氷は水面でなく泥水地の作業現場、泥を上げたところの水溜りだ。霜柱かと思ったのだが、水平に結晶が広がっていたから氷に間違いない。

 だからどうだと言う事も無いのだけれど、つい一か月前には真夏日があったのだ。冬に入ったのを実感する。


キッチン

2013-11-24 | 遊び子は

Photo  泥水地の掘り上げ、突き固めも連続すると腰にこたえる。現段階で目標はクリアしたし、もう2日ほど作業すれば十二分だが休息を入れた。

 家でゴロゴロしてもしょうがないから、拠点広場にあるキッチンを手直しする。おチビちゃん達は、この場所でおままごとが通例なのである。当初は何もなかったが、見かねて竹の食器やらガス台などを揃えてから、益々繁盛してしまった。

Photo_2  自分で使う訳でもないのだが、手慰みにガス台を作った。ガス台といっても、上部は電磁加熱器風にする。この方が模造品としては楽である。オーブンも加え、糸のこ盤で魚とイカをくり抜き、ついでにおでんセットも用意したから高級品になってしまった。

 下の写真の左側のガス台は、もともとがカセットコンロ用なので、並べると見劣りがする。それでも今までは大賑わいで遊んでいたガス台である。生活改善で導入したキッチンはどうだろうか…。薪からプロパンガスに変わった頃が思い起こされる。


集水路の護岸

2013-11-23 | 水辺環境の保全

Photo  泥水池1に流入させる集水路の補修を行う。造成当時、ありあわせの細い丸太材を埋めた水際線を、多少は太く長い丸太に交換した。その分、丸太の上半分が水面から出るようになったから、水際線を破壊され越流をおこす危険も減っただろう。Photo_2

 緩い水勾配で泥水池1へ流入させているが、この集水路と堤を隔てた西側の泥水池3との水位差は30㎝ある。この後は堤を共有する泥水池3の水際線の補強に入るのだが、猪の掘り崩し面積を少なくするために堤の幅を狭める。

 その分、泥水池3は拡幅されるが、掘り上げねばならぬ土の量が一輪車で20~30車程度になりそうなので、腰痛だけでなく、もう眩暈をも起こしそう…。


泥水池1と2

2013-11-22 | 水辺環境の保全

Photo  ようやく泥水池1と2の護岸強化補修が終わった。

 木材調達の手間を除けば、ここだけの作業で4日を費やしている。残りは集水路と泥水池3ととの間にある堤の強化補修だ。丸太が不足しているが、3日間も見れば大丈夫だろう。

 なんとか11月中には終了できる見通しが出来た。今日の作業は、前日のたっぷり降雨で地面がぬかるんでスリップ事故には留意しなければならなかった。

 滑る狭い足場で、周囲には丸太や道具が転がっている。盛り土した部分は水分が多く、まだ叩き板や胴付で固められない。1週間ほど乾燥させ、それから圧着させる。猪による再被害は避けられないが、水際線の破壊は無くなるから、少し安心だ。


**今日のトンボ

2013-11-21 | 小父のお隣さん

  小春の日青き美空にもう飛べぬ紅葉のしとね翅うらぶれて


盗木はお初

2013-11-21 | 小人閑居して憮然

Photo_2  会友が「倒した木をどうするのか?」と尋ねてきた。ここ半月ほどは立ち入っていない場所だったし、倒木かと思い確認に行った。

 「この盗変木め!」とは思わなかったが、「盗木」に間違いなかった。切断位置が腰高で受け口の作り方もぞんざいだし、幹の部分2m程度だけ無くなっている。繁殖用母樹の破損や植栽した幼樹の盗掘等は後を絶たないので驚きはしない。

 竹材を切り出していくのは普通に見れれるのだが、胸高径、恐らく200φ程の丸太を盗伐された現場は初めてだ。ついに「ここまで来たか」との思いである。幹の残りの部分も良材で、朽ちさせるには惜しいのだが、いま作業中の水辺の護岸用に曳きだすには重すぎるし、運べる重さにすると短材となり、返って手間を食う。

 これからは「門松用」の真竹、松苗、センリョウ等の持ち出しが増加するが、良くしたもので我々の活動時間帯には訪れない知恵は持っている。


堤の補修を開始する

2013-11-20 | 水辺環境の保全

2  ようやく泥水地の補修に入れた。今日は水位差のある1と2の池を隔てる堤の補修だ。猪に水位線ぎりぎりまで破壊され、出水すれば越流を起こし堤が消えてしまう寸前だった。Photo_2

 堤の両側に丸太を水面から半分だけ埋設して土を慣らして完成なのだが、固い土を盛る訳でないから、突き固めは乾燥をまって実施する。凍結前までには突き固めたい。

 泥水池1の護岸はL型に丸太を配置する計画だが、今日は終わらなかった。