トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

くだんのアメンボ

2011-06-30 | 感じるままの回り道

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 水路両脇から草が生い茂ってきて、トンボの飛翔ができ難くなったから刈り払って整えていたら水面にアメンボがいるではないか。小生が「ダルマ」と呼ぶアメンボが複数いる。同じ水面に通常見るアメンボもいたので「ツーショット」を狙ったが、動きが早くて捉え切れなかった。

 自宅で名前を調べようとしたら、なんと国内生息種が27種も出てきた。細長いタイプのアメンボも終齢幼虫はズングリしているが、ダルマ形ではない。ここで気がついたのは「アメンボは不完全変態」なのだろうと言うこと。

 さて、件のアメンボは「シマアメンボ」か、確定できる根拠は無いが、「九段の坂」は島倉千代子の「東京だよお母さん」の中にあった。これは確定できる。だって歌えるのだもん。


珍しもん

2011-06-30 | 小父のお隣さん

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 刈り払い中に足元にのぞいた赤い色、アカイカタケだった。今年もお目にかかれた。このキノコは発生場所が神出鬼没、予想が出来ない。日陰で腐食質の多い湿った場所が好みなのは承知しているが、同じ場所で発生した体験はないのだ。

 10時の小休止で木陰に入り、なにげに横の真竹を見たら見つけてしまった。モリアオガエルがいるではないか。鳴き声は聞いても成体を見る事は少ない。それで一枚撮影しようと用意をするのだが、瞬きする間に視線を避けるように回り込む。

 大きな動作をすることなく、目立たないように回り込んでいく。結局、全身をとる位置にはたどり着けなくて、モリアオガエルの勝ち!。


暑さにはこれ!

2011-06-29 | 何よりの楽しみ

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 余りの暑さに酸っぱいのが欲しくて、梅の実をかじった。爽やかな酸味が程よく美味しい。

 戦後の食糧難の頃、青い梅の実で中毒を起こした事例はごまんとあって珍しい事ではなかった。あの映画「二十四の瞳」でも教え子のエピソートとして取り入れられている。

 青い時に採集して「梅ジュース」を作り、夏に備えようかと思っていたウメの実なのだが、結実が少なかったから採らなかったのである。

 数個採果して道路にでたら、子ども達に野外活動をさせているお姉さん達にであった。試食にと一個づつ渡したのだが「クワの実ですか?」なんて言われテンションである。これは目から汗が出る熱さだ。


36.5度になった

2011-06-29 | 今日は真面目に

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 予想以上に気温が上がり36.5℃までいった。3時間の刈り払い作業で1.5?の梅干入り麦茶を消費してしまった。

 「おお!モーレツ」なんて大昔の流行語も出る暑さだが、キリギリスが鳴いてくれるので感覚的には好ましい暑さだ。

 鳴き声からは、縁側の虫かごに入れたキリギリスの鳴き声を聞きながら、畳の上で昼寝をしている情景が浮かぶから、セミの声と同じように「夏だなあ!」とそんな深層心理なのだろう。

 理解できないのは、青田のカエルの鳴き声、盛夏のセミ、晩秋の落葉など、苦情として増えているのだとか。拙宅の前の赤道、樹齢80年にもなるケヤキは「整枝」するという名目で伐採されたし、近所の神社では、大楠の枝を伐りとってしまいトーテムポールになった。こういう方が暑苦しい。

 


*泥水地

2011-06-28 | 遊び子は

 泥水に尻をうずめて幼子は泥をすくってまたすくい捨つ

 泥土に抜けぬ足先母の手を待てど来ぬ身も嬉し暑き日

 排水の細路に足を踏みしだく嬉し楽しき泥土撥ねる

 幼子は笑顔千金泥土も母は帰宅後水代千金

盗作の恐れ?!Photo_4

             泥水に足をとられてもらい指

             泥土にハの字ハの字の足の跡

             ヤンママもつくばはせけり君居る田

             歓声や髪に染み入る泥の色

                    「すんません。泥酔してまして・・・」

             


シェルターを覗く

2011-06-28 | 小父のお隣さん

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 ナラメイガフシを割り裂いて見た。今年成長しているのは断念し昨年で役割を終えた虫瘤である。

 予想は単なる空間だけかと思っていたが見事に覆されて、もう一つの容器が存在していた。見た目は蛸壺にそっくりで、その横に脱皮した抜け殻もあった。もう、宇宙船と言うかカプセルと言うか、シェルターそのものだ。

 まだ若いナラメイガフシを判割りにしたことがあったが、その中は詰まっていて、黒いゴミの様な核があった。卵か幼虫かどちらかだろうけど、この放棄した殻と比較すると、中身は食料として食べた部分が空間となった様に思えた。

 「虫瘤」と聞くとイメージはよろしくないが、幾種類かは造形的にも美しくユニークなのがあって面白い。このナラメイガフシも一見「毛糸のボンボン」、小さい時は「毬栗の赤ちゃん」、突起物を外すと「浮遊機雷」、割り裂くと「シェルターあるいはソユーズ帰還船」の様に妄想できる。

 こういう「覗き」と「妄想」は人畜無害でよろしいが、人格や品性の維持向上には全く役に立たないのである。その上、他人に知れたら「阿呆馬鹿!」のそしりは免れない行為だ。


** 「離散パーティ」   合コン編

2011-06-27 | 大震災

 Lady Gaga san 肩入れするに

    永田我々惨ガタばかり ハア コリャコリャ         不案    

 歳費で評定ナウナウせずに

    家畜の埋葬行くがよい ハア アホバカアホバカ     落農家

 住処も職も無い無いづくし

    音だけ増えてまた追われ ハア ピーヒャラピーヒャラ  難民

 ここの田んぼは年中稔る

     小田原評定永田舞 ハア ドンマイドンマイ       秋田小言


ミスジチョウは美しい

2011-06-27 | 小父のお隣さん

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 ミスジチョウが飛んできた。幼虫の食草はカエデ類との事だから食草園では産卵しない。レンゲやハルジオンの蜜を吸いに来たようだ。

 ミスジチョウは最近多く飛翔するようになった。単なる白黒模様で地味な蝶だが、見慣れると美しく感じる。白黒の映画でもカラー映画より美しく感じる時があるが、それと同じなのだろう。

 今日のミスジチョウは比較的落ち着いていて、容易に撮影を許してくれたのだが、ケータイのカメラで直射日光下だと、直ぐ露出オーバーで白く飛んでしまうのが難点だ。体の影に入れて撮影すれば綺麗に取れるのは判っているのだが、影に入ると飛び去るリスクがあるので出来なかったから、少々残念な出来栄えだ。


今日も猛暑日

2011-06-27 | 今日は真面目に

356  今日も最高気温35.6℃を記録した。いわゆる「梅雨明け10日」の様相である。もうーっしょうがない!

 草の生長も早くて、先日に刈り払った台地は、新しい真竹の筍が2mも伸びている。他の場所も、今期に刈り払いを実施していない場所は1mの草丈だ。

 今日は木漏れ日が入る南の歩道を刈りに入った。会のフイールドとは逆方向なので、ほとんど使用しないのだが、それでも従来からの道筋なので利用者がいる。

 草丈1メートルの中に踏み分け道がわかる程度になっていた。コースを知らない人は踏み込めない雰囲気だ。昨年までは平坦部いっぱいの道幅2メートルを刈り払っていたが、今年は中央部の1m幅で実施した。

 骨惜しみや手抜きをした訳ではなく、トレイルの風情を考慮したつもりなのだ。やっても良し、やらなくても良しの活動だから、その裁量は常識の範囲で「気まま」である。よく言えば「クリエィテブ」。・・・そんなに格好よくはないか…。木陰は涼しく感じるが、藪蚊の襲来に悩まされる。


イソヒヨドリ

2011-06-26 | 小父のお隣さん

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 ここ一ヶ月ばかり、早朝から大きな鳴き声に悩まされてきたが、昨日から別の鳴き声が加わった。巣立ちをした雛である。どうも一匹だけのようだ。「ヒッヒッ」とにも聞こえる甲高い声だ。

 昨日の朝はまだ聞こえず、作業を終えて帰宅した午後に隣家のブロック塀の上に親子でいた。自宅の角を回りこんだ其の前で出くわしたのだ。距離はほぼ2m、目の高さで、いち早く親鳥は警戒音を発して飛びあがったが、雛はそのままだ。

 あわててケータイを取り出し構えたところで逃げられてしまった。そのまま道路を隔てた隣家二階の手摺にとまり鳴いている。親鳥は程なく戻り、口には幼虫がぶら下がっていた。これはツウーショットで写したのだが、メモリーがいっぱいで保存してくれない。あわてて何枚か削除したのにダメだった。結局、保存できずパアーである。

 寝る前に四苦八苦して、ケータイのメモリーからPCに全て移動し、ようやく今朝、煩い雛を撮影できた。親鳥の鳴き声は、聞きようでは澄んだ良い声なのだが、なにせ音量がけたたましく高い。これを短夜の早朝から家の周囲で連日だから「印象悪い!」


*仲間内

2011-06-26 | 小父のお隣さん

       カルガモと日々向き合えば起きもせぬ

       去れば鳴く寄れば黙するカエルども

       息継ぎに立てばトンボにゃ竿柱

       寄れば逃げ追えば高みへアゲハチョウ

       俺のことモンシロチョウは気にもせぬ


一枚脱いだ

2011-06-26 | 感じるままの回り道

Photo  葉の上で揺らめく物がある。木陰に入って小休止をしていた時だ。

 新種の動物かも・・と目を凝らしたらクモが脱ぎ捨てた皮だった。細い手足の先端まで綺麗に抜けている。当たり前と言えば当たり前なのだが、蛇の脱皮殻などもウロコや眼球のカーブにいたるまで残されている。

 残念ながらこの脱皮殻は1cm程度で、詳細までは見分けがつき難かった。葉にしっかりと固定されているのかと思ってみていたら、風に舞って去ってしまった。「アディユー」である。

 地上に落ちれば、小さな虫の良き食料になるのだろう。でもクモは脱皮して身体を大きくするのだったか…。どうもあやふやだが、この頃の暑さでは一枚脱ぎたくなるのには共感できる。そして気がついた「クモって八本足なんだ。タコの仲間か?…」。暑い日は続く。


今日は33.9℃

2011-06-26 | 今日は真面目に

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 真夏日が3日も続くと午後の風は熱風気味だ。それでもフイールドは緑の中だから街中とは快適さが断然異なる。

 ランニングウェアーを作業着にしたので、それが理由かも知れないけれど、暑さを感じないのだ。蒸れてこないだけでなく風が起こるとアームカバーからは涼感がある。作業も佳境になればシャツもアームカバーも濡れてしまったままだが、それでも濡れたのは手を触れないと判らないくらいである。

 すっかり草で覆われた歩道を刈り払ったが、この斜面は昨年辺りから植物の繁茂が激しい。除竹して数年は刈り払う必要も無いほど植生は貧弱だったのだ。今年はドクダミが大繁茂で、その中を刈り払い通路を確保する。ドクダミの臭いに包まれての作業だが、今は花期だから刈るのが惜しい。群落を作って満開の様は、光りが斑な林床では独特の美しさがある。「幽玄」と言うと大袈裟だが、小生独り占めの「有限」は確かである。


ヒメヒトヨタケ

2011-06-25 | 小父のお隣さん

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 背中にオレンジ色の斑点がある甲虫がいたので写真を撮ろうと追ったが逃げられてしまった。記憶を頼りに図鑑で検索すると「ミイデラゴミムシ」のようだ。解説にケラの卵を食するなどと記載されていて納得した。地中は穴だらけでケラも沢蟹もふんだんにいる。そのため土の密度が失われてボロボロだ。

 見失った先にキノコがあった。一見して「ヒトヨタケの仲間」と推定したが、今回は当たった。ヒメヒトヨタケに間違いないだろう。イネ科の腐食物に発生するとの記載があったし、今回はまさしく葦の腐食物から発生していたのだ。なにか、こんな形をしたお菓子があったようだが名前が出てこない。中にピーナッツが入っていたような…。


今日もコロッケ

2011-06-25 | 今日は真面目に

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 昔日の歌謡曲そのまま、今日も刈り払いだ。最高気温33℃はさすがに暑いが、衣服をランニング用に変えてみたら思った以上に快適だった。気に入って、棚田の草刈りに入る会友のO氏にも勧めてしまった。

 ようやく拠点東斜面の刈り払いが終わった。猛暑日と真夏日の2日掛かりだったけれど、いつもだと午前午後で終了させる作業量、でもこの暑さに身体は慣れていないだろうから押さえ気味にした。それでも午前3時間の作業で1リットルの麦茶を消費、昼飯のお茶とジュースを加えると一升ほどの量になる。これだけ摂っても胃は膨らまないし、尿量は少ない。

 台地から斜面を見下ろしていると風が心地よい。気温が高くても熱風にはならないのが救いだ。最初に植えたコナラは少年期の様相が出てきて嬉しいものの、ドングリがつくまでに、まだ5年以上は要する。