トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

クリスマスには丸ごと一羽…

2017-12-31 | 感じるままの回り道
 25日の水見回り、隣沢からの送水も順調で、ともかく水利の心配をせずに済むのは嬉しい。
 泥水地の法面に羽毛が散乱していた。周囲の木立は落葉が済み鳥の存在が分かる様になって猛禽類の姿も何回か見ている。胃袋に収まったのは鳩類なのかヒヨドリなのか不明だが大きい羽があった事と灰色と白の具合で鳩類かなあと言うのが小生の判断。
 胃袋に収まった当人?には「こまる事」だったが収めた当人?には丸儲けだ…。

 クリスマスの晩餐だったかどうかまでは知る由もないけれど丸ごと一匹は胃袋に納まっただろう。水辺は既に凍結しており当地での初雪は例年より早く観測されたものの、小生その時間は炬燵の中だった。小生の初雪遭遇は年が明けないとやってこないだろう。

        風花は故郷想うプロジェクション

        胃に収む一羽で寒夜生き延びる

12月定例会

2017-12-30 | 月例会
2017/12/17(日)9:30~13:00

会員 9名
活動 黒竹林の整備・注連縄作り

 会友の活動をよそに小生は8時頃から隣沢で断水復旧作業の続きをしていた。定例会当日と言えども優先順位では断水復旧の方が緊急事態で、おおむね定例会のような定期の活動は適期作業が中心で、中止になっても後回しにしても差支えの出る内容はすくないものになる。
 結局、早急にやらねばならない作業は頭数の揃う定例会まで待てず単独で済ませねばならなくなるのがいつもの手順。昼食時にHさんから「声掛けしていただき定例会で行いましょう」との話があったものの、前述のような理由から例会日まで待つのは環境の利益を損なう。

 復旧作業を終え拠点に戻ったのは11時前後、竹の処理に合流したもののエネルギーは既に無く気は乗らず少しばかり片付けして終わる。
 作業はいつもより早めに終い、注連縄作りがあったのだがぶらぶらしてこれもお終い。活動日ではあったが小生にとっては普段通りみたいになった。まあ「一日一作」そんなところである。

         雑然だった黒竹林   ➡    すっきりした

**深川界隈某年会

2017-12-29 | 合混で闘作すれば
大望ひとつ爺爺超えよ
       手を擦り足摺る群れる蠅 ハアコリャコリャ        弥生姐さん

両国ブラックエルボー得意
       キタサンブラック天晴れじゃ ハアコリャコリャ      下足番

腐った阿呆にス入りの阿呆
       カラス鳴く鳴く偽員様 ハアコリャコリャ          車曳き

日出る国に追従ばかり
       没する国へは尻を振る ハアコリャコリャ         職業不定某

パンダはシャンシャン協会恐々
       忖度シェアシェア談合GO ハアコリャコリャ       罵部利

偕老同穴宣言すれば
       記者は白けて追いもせぬ ハアコリャコリャ       お達者爺

王様はふんどし無くても某はあり                     賢治

勝率最高手練はサイテー                         ギャル

角道はL道に在りと悟りたり                       ムサシ

最高位エルボービンタこれぞ道                     退悟

ウグイスや永田あたりは舌二枚                     ホーミー歌手

ホワイトいいえシャドウブラック                     匿名芸人宮迫

宣言し記者追う気失せ白け鳥弁士議士様晴れて道行き      リポーター

大局観無き王将が溢れたる国も世界も笑うしか無し        ひふみん

興業が全てに勝る顛末のとどのつまりは被害者に化け      越前

西風の強き寒夜は湯たんぽに足裏引っ付け身を潜らせて     トロルお爺

鼻環を付けれぬ牛の暴れよう主の腫物為す術は無し        慢禁譚

極東の極小の国局面に曲折される極端な府よ            糞尿譚

公益体儲け口には大甘で指導監督責務棚上げ           鷹野意因長




フキノトウさん、いらっしゃい!

2017-12-28 | 今日は真面目に
 拠点南側の崖地、クリや柿、フキの日照を妨げていたエゴノキやアカメガシワ、ススキなどを肩から斜面にかけて取り除いたのだが、崖下に溜まったままだ。これを更に片づけなければ中途半端である。
 そこで崖下の整理に入ったのだが、黒竹が大小入り乱れて生い茂り、ここから手入れをする。そうこうしているうちに会友のYさんが参加してくれてはかどった。結局は二人で午前中を費やしたが、浸食溝へは投入できておらず手前に集積したままなので、もう半日費やせばすっきりするだろう。

 Yさん、山芋掘りに見えたようだったが手伝いで午前を消費、二人とも昼前には下山となった。曇天では山の昼食も侘しさがつのるだけである。
 これでフキノトウの萌えるのが早くなるだろうし、見上げればクリや柿の木がスッキリ伸びて見えるのがなんとも清々しい。クリの木も柿の木もエゴノキやアカメガシワに圧倒され枝を伸ばせなかったから、春から伸び伸びと育ってくれるであろう事を期待する。

   ➡           すっきりした


イブかどうか訝しい…

2017-12-27 | 水辺環境の保全
 12月24日はクリスマスイブで常識の範囲。しかし小生、実感としては全く無いのである。街には出ないしフイールドでは人っ子ひとりもいない。二度わらしっ子独りだけなのである。
 まあ、姥捨て山で世間の様子に関心を持っても、それはどだい役立たずなのである。夕方から雨の予報ではホワイトクリスマスは望み薄で、確率予報を試みた番組があったが無駄の極致である。もう少し気の利いた中身を出してほしいものだ。

 小生、年内に片づけたかった個所が二つあって、その一つ「集水路の補修」を実施した。上段の棚田と法面を猪の掘り起こしで損なわれ、短時間集中雨で越流して損壊し、流れ出た土砂で集水路は埋まったままで年の瀬になった。沈泥池に連なる集水路は絞り水で年間を通し渇水しない。隣沢からの送水が滞っても水生生物には安全水域なのである。
 そのため「生物リザーブタンク」と位置づけて維持管理をしているのだが埋没しては用をなさなくなってしまう。

 流れ出た根塊や枯草が覆って地表の状態が良く分からない。そこで根塊や枯草を場外に運び出し地表を顕わにするところから作業を開始した。歳の瀬に泥地に立ち入りたくはないけれど立ち入らなければ作業が出来ない。腰に腰椎保護ベルト、膝には保温サポーターを装着、靴下は軍足の上にウールの靴下を重ねての作業となった。

 四本鍬とスコップでの補修復旧作業はいくばくもせず発汗してくる。やはり上着を途中で脱ぐ事になった。流出し堆積した土砂の中にはヤゴやドジョウは見当たらず。表層にヌマエビかモエビか不明だが多く動いていた。食物連鎖の底辺を形成する生物だから有難いと言えば有難い。
 何時もの吐与太話で言うならば、クリスマスでなく作業でクルシミマス、これは周知の表現。サンタクロースは惨多苦労主で小生の事だわい。苦労主には慰撫こそ大事…。
 作業中、おチビちゃんを連れて若い家族が入ってきた。小さなエビを見せつつ一休み。少しは慰撫の気分になった。

 埋没寸前 ➡  地表を顕わに ➡  復旧終わり

迎春の準備

2017-12-26 | 今日は真面目に
 迎春の準備と言っても新年の準備では無く、春の芽吹きのための作業である。駐車場から見て流路の対岸は尾根の突端で崖を形成している。ここにも密生していたアズマネザサを刈り払ったら、数年を経てタチツボスミレが花を見せるようになった。
 この上の平坦面は、ここに先立ちタチツボスミレの群落が生じたのだが、知られるに従い盗掘や踏み荒らし、それに怒って刈り払いを不十分にしてしまい群落は消滅してしまった。その末裔が細々と生きながらえている崖なのだ。

 初夏に軽く刈り払いをしたのだがひと夏でアズマネザサのシュートやノイバラ、ウツギの実生樹などが茂ってスミレの環境を損なってしまった。今現在、見下ろした限りでは所在不明だけれど、よくしたもので季節になればそこかしこに姿を見せる。
 そのためには普段の低草地維持や針先に向け地表に日照を届けねばならぬ。現実はそれだけのために手を入れていたという事で、まあ、お馬鹿もんだね…。
               ➡   

林道の落葉掻き

2017-12-25 | 今日は真面目に
 泥水池へ落ちてしまい詰まるのを避けたいから至近の林道50m程は例年落葉掻きをする。今回もガーデンレーキで掻き寄せ蹴飛ばし、気温10℃の日陰で汗が出る。
 落葉掻きしても堆肥にする訳でもないけれど、それでも腐葉土として1袋くらいは使うのだ。昨季に集積した落ち葉の山は、既に炬燵程度の大きさになってしまった。今季も嵩高で軽トラの荷台1杯程度にはなるのだが、落葉の小山もおチビちゃん達に飛び込まれ踏みしだかれ春には半量に嵩高が減る。

送水管清掃

2017-12-24 | 水辺環境の保全
 朝8時から作業開始。最低気温が4℃程だったから比較的暖かく感じる。とは言え濡れずに済む作業では無く、強制送水するために取水升内の取水管内へボンプからのホースを1m程差し込まねばならない。腕まくりして肘付近まで水の中に入れる事になるのだが、意外に冷たくなかった。

 あとは所定のエンジンポンプに由る強制送水40分ほど行い管内清掃は終了する。この間、集水路の手直しや底抜けした段差工の部分に丸太を配置し砂礫で埋め戻して谷止め工部分の修復も済ます。何時でもそうなのだが、この土砂を動かす作業は楽ではない。中腰で鍬を使い掻き寄せるけれど土砂でない砂礫だから手間ばかり多いのである。

 息切れしつつ所定の作業を終え吐水口で水量の確認をしたが、概ね良好な水量だった。計量カップを持参しなかったから正確な確認は無理なものの目分量でも構わぬ精度だ。翌日に確定させようとしたのだがカップの行方が分からない。8ℓのバケツを用いて測定した。1分間で丁度バケツ3杯24ℓ相当の吐水量で、ほぼ最大吐水量を確認できてホッとする。

 吐水量確認までは、ポンプ停止撤収し吐水口に回るまで15分程度要するのだけれど、まだ濁り水が出ていた。上の池の流入口も泥水で濁っている。今までこれほどの濁りを生じさせた強制送水は無かったから、取水升が土砂で埋もれた程度が酷かったのと一致する。
 まあ、年の瀬を迎えて思わぬ大掃除となったが、水源地には新たな谷止工が必要だ。
 いつもの強制送水 ➡  送水量復旧 ➡  濁りが多かった

冬至にゃ柚子風呂湯治か…

2017-12-23 | 感じるままの回り道
 冬至は22日。祖父母が健在だった当時、「これから米一粒分だけ陽が伸びる」と言われ続けていたものである。今でも刷り込まれていて冬至になると「一陽来復」の熟語と共に脳裏に蘇える。春が蘇える日でもあるから、あながち認知症のせいでは無いだろう。
 先般、「クラス会どうですか?」と大学時代のクラスメートから「ご本人でしょうか?」の但し書き付きで復刻文集が送られてきた。
 名簿の半分は記憶になく、その半分の名前はかろうじて思い出し、更にその半分だけシーンの記憶がある。
 ガリ版擦りから復刻した文集は不明部も多々あるものの、尖っていたり斜に構えていたり熱情直球だったりと若さあふれていた。既に青春は蘇えらないのをまざまざと見せつけてくれた。

 さて「冬至には柚子風呂・カボチャ」なんて話題を出掛けのテレビで聞き、まず柚子の採集を済ませ柚子風呂の準備をする事にした。普段は入らない沢筋の奥に放棄された柑橘畑があって少しばかり柚子やミカン、夏ミカンなどが残っている。
 周囲の立ち木が日照を妨げているから良果は望めないものの本物が入手できるのだ。籠と栗を採取する時の鉤竿を携えて奥に入る。今期は落下しておらず鉤竿が役に立った。

 すべてを採集し籠の3割ほどが埋まった。近くのミカンもついでにもぎ取り籠一杯にして戻る。柚子は駐車場で会友と分け残りは独り占めした。年末は柚子風呂三昧が出来る。会友のYさんによれば「今年のユズは高い」のだそうな。焼酎に絞って入れると言うので多めに半分ほど分けた。
 肝心の柚子風呂であるが、今回は残ったのは小粒ばかりだったから7個の大量投入だ。1~2個より断然香りが異なる。今朝、布団から出る時に柚子の香りがしたほどだった。この香りで棚田の補修で注意信号の出た腰が少しは癒されたみたい…。

 冬至に湯治、これ如何に? 湯治も当時もあった甲斐。お粗末様・・・・・。

          柚子採果       ついでに酸っぱいミカンも

断水間近なので…

2017-12-22 | 水辺環境の保全
 水見回りの最後は送水管の吐水量を見る。見るたびに減衰しているから「近々…」と思いつつ、この日の吐水量で遂に重い腰を上げた。断水するまで待つことは愚の骨頂なのである。
 どうせ落ち葉が堆積して取水量が減ったのだろうと推測していたから、四本鍬と取水升の泥浚い用に手柄杓を携えて水源地に行った。一尾根越えた隣沢だから到着までに一汗出てくる距離である。

 取水升埋没  ➡  取水升掘りだし 
 取水地の状態は思っていたより悪く、取水升とそこへの導水路は埋まって流水が無い。かろうじて吐水口から出ていたのは伏流水だったのである。
 河床の谷止工も取水口の反対側で水抜けが起き結構な労力を費やして埋め戻さねばならない状態だった。とりあえず取水升上部を埋没させている土砂を取り除き、取水升内部の砂泥を浚い出した。中の取水管口まで砂泥が達しており、管内に砂泥の流入沈澱は明らかだった。

 取水升の掘りだしと泥浚いが終わり、次は導水路を整えねばならない。砂礫の河床は成形に難儀する。ツルハシは打ち込みやすいが砂礫を掻き寄せ難い。鍬は掻き寄せやすいが打ち込み難い。作業をするに両手で掻き寄せるのが思い通りになるのだけれど労力と作業効率は最悪だ。
 とりあえず手を替え品を替え気分を騙し騙し続けるしか完成の道は無いのである。谷止工の底抜けした部分は後日補修として、今回は導水路だけ整えた。上流部から取水升まで約20m程なのだが、前述の理由で上着を脱がねばならないほどの作業強度がある。まあ、年末の大掃除と思えば「しょうがない」と思えるが「水が無い」よりましで「水商売」とはよく言ったものである。

 冬の間は陽射しが届かないから、動きを止めると背中から冷えが広がってくる。とりあえずの導水路が通じ、取水升からオーバーフローするまでに水量が復活したが、送水管内に砂泥が沈澱しているから翌日はエンジンポンプを使用し強制通水で清掃をしないと水量が戻らない。
 導水路下流部  導水路中央部  導水路上部

草履風下駄である…

2017-12-21 | 今日は真面目に
 今夏、3都市4店の有名デパートで催事のマネキンをやった折、商品が商品なので店内のお客の足元を観察してしまう。草履の商品は扱わないのだが和装の人達の履物は草履が主だった。

 下駄の市場は小さいものと思っているが他メーカーの商品によってはブレイクしている物もあって小さくても安定している市場の様にも思えたのだ。和装の草履、ハレの日のポックリ、別のポックリはケでもありハレでもあるものの、それなりに安定した市場規模がある様にも感じて…と言うより確実な成長産業である。

 そこで遊びであってもまだまだポックリでも避けたいのでポッカリを試作し終え、今回は草履風下駄を試作してみた。草履より履きやすさとフィット感を向上させる台に機能があるものの鼻緒を取り付けるには足型がないから職人に委ねるしかない。

 見た目より実際に装着し歩いてみないと結果は判明しないので、ここでは何とも表現はできないけれど形だけは表現できたと思っている。
 欲を言えば総桐製で木固め剤使用し漆仕上げで制作してみたかったのだが、そこまでは贅沢すぎる。単なる遊びなのだ。実用でも総桐で漆仕上げなどまっぴらごめんである。段ボールで良い。
 本筋に戻すと、鼻緒が無いにしても足を載せてみるだけでも心地は分かる。まあ、あっちもこっちも実用品として喜ばれるかどうかは別問題である。

          成形  ➡   仕上げ塗装

吾輩は、お掃爺ロボットか…

2017-12-20 | 小人閑居して憮然
 フイールド水辺への送水量が減ったから点検補修に隣沢の水源地まで行った。沢への土砂崩れで河床が安定せず谷止工を施しながら取水升地点の河床が取水口より低くならないよう手当てを続けている。その河床に新しい取水升が埋設されていた。

 崩壊土の上を新たな河床が形成されてしまい、浸食状態を見ながら河床の傾斜を安定させる谷止工は終わっていない。しかしこの谷止め工部分に導水路を手入れしつつ見守っている一方で「労せず利を得る」迷惑な寄生行動は後を絶たない。
 河床に落ちた崩壊土砂の浸食は続いており河床は流動的で安定していない。経過を見つつ谷止工や段差工、導水路等に手を入れねばならないのだが、この寄生取水部が本当に邪魔になるのだ。
 河床の形成や谷止工の変更など、刻々変わる河床に勝手に配置されると必要に応じた現状変更が出来なくなる。

 自然流路部でないから、一旦取水升を設置すれば、あとは他人様が集水路を維持し埋没無しで楽には違いないけれど、谷止工の上部や下部でも設置すべき場所は幾らでもあるのだ。
 あえて保全作業続行中の範囲に設置してくる判断は理解できないが、盗掘者等に同じく山荒氏御一行様の範疇だと思えば納得ができるけれど、こういう迷惑を実施しつつ「里山保全活動」などと納得している感覚には腹が立つ。
 
 腹立ちついでに記せば、この取水部のフイルターは田植え機用の苗を育てる育苗トレイを使っている。これは小生が取水升へ水だけを通したいから応用したのだが、取水升内取水管口へのエルボ装着と同じく模倣はするが労力は一切出さず邪魔をするのがなんともあきれ果てる事なのである。
 復旧意思のない地権者、水利権者、また掟破りの水盗人を含め、まあ「利するためには良く観察して維持管理に金や労は用いない」に尽きる行動だ。はい、腹立ち日記です…。

蕗の斜面の手入れ

2017-12-19 | 今日は真面目に
 南向きの斜面でフキノトウが早くに萌えるが、今期は荒れてしまった。遅まきながら侵入した黒竹や幼樹を刈り払い日当りをよくした。これで春の芽吹きも良いだろう。
 日当りは良いものの乾燥するからフキの勢力拡大は遅々として進まないけれど、他の湿りが多い場所では繁殖しているから、ここは早くから萌えてくれればよいのである。長らく邪魔になっていたアカメガシワの大木も除伐したのですっきりもしたが風も通る様になって寒い。

             ➡   

出来れば避けたい高所の作業…

2017-12-17 | 今日は真面目に
 駐車場トイレ脇にあるエノキが大きくなり3300Vの高圧送電線に先端が触れるようになった。夏の頃、電力会社の巡視員が確認に来た折り「切除してください」と話をしたのだが「電線にカバーするだけしかできない。順位があるから何時とは言えない」との回答だった。
 電力会社で伐採してくれれば手間いらずで、そのうえ「ヒラタケのホダ木」が労せずに手に入ると皮算用していたのが振出しに戻った。

 今の段階なら枝の先端が触れているだけで、落としても電線には負担にならないい。巡視員は「危ないからカバーを掛けた後で…」と助言してくれたが、先送りすればするほど枝は伸び太くもなる。そうなれば切り落としはカバーがあったとしても電線のリスクは高くなるばかりなので、意を決して伐採する事にした。

 ところが小生は高所恐怖症で二階から下を覗いても身震いがするし、テレビ映画の高所シーンでも肝が縮み目をそむけるタイプなので、もう渋々とやらざるを得ない作業になった。
 地際から一発切断出来れば高所作業はパス出来るものの、周囲を立ち木やトイレなどがあるし、樹形は広がっているから伐倒出来ない。結局は上から枝を切り落としつつ幹だけにする必要がある。

 一番高い電線に触れている個所の切断は、バイオトイレの屋根に上がり高枝切りを伸ばして切断した。屋根の上は地上3mで立ち上がっているだけで足がすくむ。足場が狭いから足元を確認しつつの作業なのに安全ベルトを使用できる環境では無い。そんな環境に限って一本目の除去から鋸を噛ませてしまい、取り外すのに四苦八苦の手太楽である。表現としては手多羅苦の方が近い。

 会友のMさん、Yさんが枝の処理を手伝ってくれたから、小生の苦手な部分は最小限で済んだ。1日目は枝落としと処理集積だけで二日目に幹の伐倒を行う。
 高枝切りが届かない部分は仕方なしに戦々恐々と肝が縮み上がりつつ枝に上った。二間梯子を掛けて、その上の枝分かれした部分を足場にするのだが安全ベルトが必要な作業だ。
 若い頃に使っていたツリークライミングの保持具を用意して身の安全を確保した。今ではツリークライミングなどする事もないのだが、その頃は必要があってクライミングしていたのである。今では、そうまでして森作りは行わない。まあ、歳を取ったという事に尽きる。
     この高さでも肝が縮む    残りはチェーンソーで伐採する

 翌日は伐倒と玉切り。周囲は傷つけたくない樹木やトイレがあり倒す方向が限られる。よって牽引器を使う事にしたのだが、滑車を中間部に入れ牽引する方向に倒れないようにする配慮が出来ない。滑車を装着できる場所が無いのだ。
 結局一直線上、それも倒れたら直撃する距離での牽引操作になった。根元を切り進める途中、何度か牽引器を操作して倒れる頃合いも計る。

 牽引器を使わなければ牽引作業時の直撃コースに入らないのだけれど、幹の重心がトイレ方向にあって危険を承知での作業になってしまった。
 それでも牽引器を結んだネムノキの陰に身を置いて、倒れる瞬間は逃げの一手で済ます事が出来た。こういう作業は他人任せには出来ない。2尺ほどの長さに切断し運びやすくしたのをホダ場に運びヒラタケの菌駒を打つ。正月前後の頃になるだろう。
  牽引器を装着 ➡  間一髪! ➡  短く玉切り  

整姿剪定をする

2017-12-16 | 今日は真面目に
 拠点道具小屋周囲の立ち木、横に張り出た枝や枯れ始めた枝などを選び、つまみ食いするかの様にとびとびに整姿剪定を行った。
 樹種はクリ、シラカシなどで枝と言っても径20㎝もある太さだ。この大きさだと剪定鋸では難儀で低い部分は当然チェーンソーを用いる。切り落とすのは簡単でも運べる大きさにし集積する方が厄介である。

 一言で整姿剪定と言っても今回の様な剪定は、実成りを良くする訳でもなく、整姿されるのは確かなのだが、作業としては面白みに欠ける。それでも作業を終えれば日当りも見通しも歩行の差しさわりも無くなりスッキリする。
 

、      横枝処理   横枝処理   横枝処理