トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*どこもかしこも

2014-05-31 | 性向有毒の翁なれば

              またそぞろコピペコピペで新政党

              再編はお重の並び変えて出す

              永田にはゾンビ切り貼るフランケン

              これでまた整頓助成に税投入

              期は見ても盛りは自分に始終空


まず気が付かないアシナガコガネ

2014-05-31 | 小父のお隣さん

Photo_9  キアゲハの終齢幼虫と思われる個体を見ながら話をしていたらS先生が目ざとくハルジオンの花に来た虫を捕まえた。

 「アシナガコガネ」だという。見れば後ろ足が長い。体長は豆粒程度だし小生ではとても気が付くサイズではない。一瞬で後ろ足が長い事を察知した眼力にはただただ恐れ入る。

 まあ、キャリアも入れ込み方も半端ではないから、小生と比較できるお方でもない。小生は「作る人…作業員」なのである。

 夜、ホタルの確認に出向いた。昨年にも増して寂しい限りだった。水辺を増やしても蛍の生息しやすい流路の環境は劣る。水底の泥にはカワニネは十分なのだが…。まず見た事が無いのが蛍の幼虫である。


あれ!ときどき虫?

2014-05-30 | 何よりの楽しみ

Photo_7  クワの実を摘まめるようになった。まだ最盛期ではないものの樹下に行っては、味の個性を確かめる。

 ところが時々「不味い!」と思えるのが口に入る。特に熟し始めの頃にその確率が高い。吐き出して確認したことは無いけれど、小虫を一緒に食べているに違いない。摘まんで口に放り込む時、いちいち粒の状態を確かめることはしないからである。

 鈴なりの実を仔細に見れば、蟻もカメムシ等も結構な割合で取りついている。吸汁された粒は白く変色したり萎んだりするから、手に取る事はまず無いけれど、形よく色付きの良いのは即、口の中だ。「虫か?」と疑念があっても、既に口に入った物「無視して」行為続行である。幼少時代からお蚕さんの蛹やイナゴ、蜂の子など「昆虫食」は日常だったし…、昆虫食は人類を救うのだ!。


ヌスビトハギの種は尽きまじ

2014-05-30 | 今日は真面目に

Photo_2  段々畑跡の刈り払いを行った。既にヌスビトハギが2尺以上にも伸び密生している。

 耕作放棄に合わせて植林したエリアだが孟宗竹の侵入で15年生ほどで立ち枯れした除伐地である。刈り払いを継続して竹の萌芽を抑制しているが、ここ数年はヌスビトハギの繁殖が凄まじい。

Photo_3  地上部を刈り払っても宿根草なので、年々株を大きく数を増やしている。この植物を見ていると孟宗竹の方が利用価値もあるだけ好感を持てる。

 ヌスビトハギの種子は、いわゆる「引っ付き虫」と言われる機能を持つが、その侵略性はベッドの中まで侵入してくる程だ。


甚大な被害

2014-05-28 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

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 周辺にかなりの数があったヒオドシチョウの蛹。既に大半が破壊されたり失われている。付近の観察結果で推測すると、破壊の痕跡から「シリアゲムシ」による被害が大きいのではと思っている。蛹の有った場所を覗いて歩くとシリアゲムシが取りついている数が目立つのである。

 口吻の形から体液を吸うだけと思っていたが、ファーブル先生の様に一連の行為が収束するまで待ってから確認すると外殻の破損も見られる。S先生は「雄が雌にプレゼントする」と話してくれたが、複数体取りついていた蛹でも小生はそれに出会っていない。よりどりみどり過ぎるからか。


今日のトンボ「ようやく初撮影」

2014-05-28 | 小父のお隣さん

Photo_6  5月22日に初見したショウジョウトンボをようやく撮影出来た。まだ複数飛翔していず、一頭だけなので毎日目視出来ている訳ではない。

 このトンボかどうか不明だが、初見日から間をあけて二回目のお出ましである。個体数が少ない頃は安全策をとるのかナーバスで、接近させてくれず撮影しにくい。競争相手が出てくると肝も据わるみたいだ。


モリアオガエル産卵する

2014-05-27 | 小父のお隣さん

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 三日月池でモリアオガエルが産卵した。低い所から高いところまで6個の卵塊があった。トンボ池、泥水地にはなく、上の池に2個産卵していた。

 例年、卵塊の数はばらつくが、今期はまとまった数になった。産卵時期の早い遅いもあるからもう少し産卵数は上がるとみている。水辺を形成して5年ほどの歴史しかないから比較するに無理があるが、同じ市内の産卵地では周囲のスギヒノキに白い花が咲いたように多数の産卵がある。数にして数十個になるのだろう。数えたくもない量に見える。


風倒木は伏して活きる

2014-05-27 | 今日は真面目に

Photo_4  ヌスビトハギを刈り払った中から風倒木二本が現れた。「処理しなければ…」と思いつつ忘れていた倒木である。

 水辺の護岸用に曳きだすには太く、さしあたり用途も無いからヒトヒロで玉切りして浸食溝を渡る橋替わりに使用した。4寸角の柱に使える倒木だったが、踏みつけられて朽ちていくだけである。Photo_5

 とは言え、玉切りして集積し腐食させるよりは材として生きた扱いだろう。作業や巡回時の足元が安心できるようになった。


このヤゴは初めて

2014-05-27 | 小父のお隣さん

Photo_4  はっきりしない写真になったが、ガサガサを行っていたらマッチ棒のようなヤゴがたくさん捕獲できた場所があった。

 こんな細長いヤゴは初めて見る生物でもある。体長は50mm程度、脚も長くて細く、手で触れるのが憚られる華奢な身体だ。

 イトトンボかカワトンボのヤゴなのだろう。写真は不鮮明だしネットの図鑑で対照しても判明しないかも…。


ガサガサは半世紀ぶり

2014-05-26 | 今日は真面目に

Photo_2  会友からボッタイを借りてガサガサを行った。泥水地に放流するホトケドジョウを捕獲するためだ。結果はゼロで哀しい。Photo_3

 「ガサガサやって獲れましたよ!」と聞き、勇んでいったのに空振りである。網に入るのはカジカの仲間ばかり。水槽で鑑賞するのはユーモラスであるけれど、小生は環境改善のために泥鰌がお望みなのだ。

 ボッタイはしばらく借りて、実際に捕獲した場所で行ってみる。執念である。このガサガサ、少年期に行って以来だから半世紀ぶり…だった。


ヒオドシチョウ羽化

2014-05-26 | 小父のお隣さん

Photo  拠点にいたらS氏から「羽化した個体がいる」との連絡があって、急いで駆け付けた。高い位置におり、枝を下げてもらったが写真の角度が精いっぱいだった。斜めから薄く見る位置だったが美しさは感じ取れる。Photo_2

 多くの幼虫が小鳥の餌になり、蛹になった固体も半分近くは損なわれたり姿が無くなっている。食べたり食べられたりの関係の中で、お互いが命を紡いでいるから残酷感は無いけれど、無常感は感じる。

 蛹を損傷しているのは小鳥が多いのだろうと勝手に思っていたが、考えるまでもなく昆虫にも肉食性の種は存在する。Photo_3今回は偶然にもその現場に出合わせた、先日、始めて見たシリアゲ虫の食事の場面だ。食事が終わってから蛹を確認したら外殻が大きく損なわれていた。突き刺して体液を吸うだけでもなさそうだ。


*早苗植ゆ

2014-05-25 | 感じるままの回り道

                谷地見れば湧く雲映す青田かな

                早苗起つしばしカエルの唄は満ち

                自由律わらべの植えし棚田なり

                小苗なばトンボ未だに止まざりき

                カルガモに早苗抜かれて初夏の風


選択的刈り払い

2014-05-25 | 今日は真面目に

Photo_2  刈り払い作業の一端で、林縁の選択的刈り払いを行った。袖群落とも裾群落ともいえるエリアだから林床の刈り払い程に刈り取りする事はしないけれど、孟宗竹、フジ、ススキ、クズなどを造林鎌と手鋸で処理する。

 今日は会友のM氏も入り込んでくれたので予定より早く終了した。大鎌で根元から引き刈りして空間を作らないと入り込めないほど込み入った場所になっていたが、処理した後は適度の空間と日照が回復して気持ち良い場所になった。

 まだオオスズメバチを警戒しなくても良い時期なので、この作業は可能だが、夏以降は恐ろしくて入り込めない環境でもある。

 


ツチガエルは判りやすい

2014-05-24 | 小父のお隣さん

Photo_3  泥水地周辺には6種類ほどの蛙が生息するが、ガマガエルとツチガエルが一番わかりやすい。次はタゴガエルとニホンアマガエルだ。

 アオガエルのモリアオガエルとシュレーゲルアオガエルは今もって区別がつかない。二体並べ、資料片手に仔細を見聞すれば断定できるかもしれないが、たまたまの出会いでお付き合いさせていただいている小生としては恐れ多い事である。Photo_4

 現在、出現している個体は越冬体なのだろうが、左のツチガエルは小さかった。水面を泳いでいたアオガエルも捕まえてみたのだが、さてどっちのアオガエルか判らない。

 


森が崩壊していく…

2014-05-24 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_4  棚田からの帰路、久しぶりに中央道を通って拠点に戻った。途中の沢筋の森は森林崩壊が進行中だ。一番の原因は地盤が保持力を失ったことに尽きるのだが、傾斜樹が目立ってきた。

 ここは侵入竹を除伐し、立ち枯れ木や傾斜木、倒木を処理して、一旦は改善された景観を見せたエリアだが、立ち木の重さと地盤の保持力が釣り合わなくなっているから傾斜・根起こしの結果、良くて倒木、悪ければ「掛り木」になる。

 このような状態への作業はプロでも危険な事は承知しているが、根起こしされ地盤が割れる前に緩和したいから「リスクを減じるには誰かがリスクを引き受けなけらばならぬ」、それが小生か、と思いつつ眺めてきた。