アタッて砕いてみる!

オバサン奮闘記

プリウスジャック!

2011年11月13日 | やだね
                  

ス-パ-の駐車場でプリウスを駐車しようと、ハンドルを切りながらふと視線を感じ、そちらに顔を向けると、

婆ちゃんの詩吟仲間であるおっちゃんが、ジッとこちらを見ていました。

愛想笑いをしながら頭を下げると、まだジッと見ている・・車を降りて、「こんにちわ!」と言うと、

「その車に一度乗せてもらいたいんだ。」と言われ、

「あ、じゃ今買い物して来るので、どうぞその辺を走って来て下さい。」とキ-を差し出すと、

「いや、くるまの計器類を見たいので、買い物して来て!待ってるから。」・・何か有無を言わせぬ物言いです。

(え-っ、急いで買い物しなきゃいけないじゃない・・忙しいな、えっと、何を買うんだっけ・・)

手当たり次第、大まかな買い物を済ませて車に戻り、「すみません、お待たせしました。」・・何で謝ってんのあたし!?
                      

じゃあ どうぞ、とキ-をを差し出すと、又も「いや、後ろに乗せてもらう。」と言いながら

さっさと後部座席に腰をおろし、前かがみにピットを覗くおっちゃん。

この人 車の運転歴は古く、およそ60年前からハンドルを握っているのだそうです。

その頃道路は砂利道、そこを走っている車はまばらで速度もゆっくりだったという。故障も多かったんだろな。

今は2000ccの乗用車を奥様の足として、運転している。


「試乗会にはいらしたんですか?」と聞くと、車が全部出払って乗れなかったと言う事だった。

長年色々な車に乗って、今 ガソリンとバッテリ-共用した車はどの様な走り方をするのか?興味深々でいたらしい。

「スピ-ド上げてみて!・・そこを曲がってまっすぐ走って!」等あれこれ指示をされ、一周りするとあまり納得のいかない顔で車を降りた。

「いや、電気とガソリンの切り替えの所がどんな走行になるのか知りたかった。」・・・「それは無いです。」

電気でゆっくり始動して、ガソリン走行に入る時に”ガグンッ”とショックでもあると思ったらしい・・。・・・

長年マニアル車で生きてきたおっちゃんの大いなる勘違いでした。              

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