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「震える牛」を読み終えました。
読み始めは、何だか期待外れかもしれないと思いながらだったけど、100ページあたりから
どんどん引き込まれていきました。
大規模ショッピングセンターオックスマートやカジュアル衣料のクロキン
どこに行っても、インターチェンジを降りると同じような大型SCがあり、全国チェーン店の
看板が目に入り、街の顔が見えなくなっている地方都市のこと
そのSCのためにシャッター街となった商店街
郊外にあるため車がないと買い物に行けない、お年寄りはまさに買い物難民だ
地方都市が衰退していく過程が怖いほど説得力がある。
品質よりも、安くて、便利な加工食品を求める消費者が多いから
価格競争に生き残っていくために、粗悪な肉や、内臓、大量の添加物を使い
提供されるハンバーグやステーキ
それらをパック詰めで一人前ずつ整えられたものが全国チェーン店の居酒屋などで
提供されているというくだり・・・・
(厨房で調理されることなんかないんだな)
(だからレンジより早く出てくるんだよな)
読んでいくと、これは現実かもしれないという恐ろしさがこみあげてくる。
でもそんな仕組みでもない限り、あんな安くランチなんか食べられないし
儲けもでないんだろうな今の世の中では・・・
必要なことは、そんな現実をわかったうえで、何を食べればいいか見分ける力かもしれない。
さらに安全なことは自分で素材を選び手作りすることが間違いはないのだけれど、忙しい
この時代そうすることは楽ではない。
一つの事件を通して現代の問題がこんなにも大胆に、そしてどの企業のことをモデルにして
作られたものか安易に想像がつくこの本は、ある意味強烈で、よくぞ出版できたなと思う。
最後の結末もこのような事件の解決にされちゃうのか・・・真実が与える影響についても
考えさせられるし、我々が知ることができない政治の力で決着をみることも少なくないんだろうな
と知ることになった本です。
便利な時代になって失うものも多いこの時代を生きる私は、よく不便だった子供頃を
懐かしく思い出します。
ちょっと不便がちょうどいいのかも
震える牛・・牛の震えはBSEの初期症状だそうです。
今は肉骨粉を食べさせることはないので出てくる可能性はないようですが、月齢が100か月を超える
廃用牛がモデルでした。
廃用牛は市場に出回ることがないそうで、公表することが是か非か、畜産農家の存続も重要だし
消費者の正しい知識も必要だし、正しく判断できる情報はもっと必要だとおもったとても重たい
一冊でした。
読み始めは、何だか期待外れかもしれないと思いながらだったけど、100ページあたりから
どんどん引き込まれていきました。
大規模ショッピングセンターオックスマートやカジュアル衣料のクロキン
どこに行っても、インターチェンジを降りると同じような大型SCがあり、全国チェーン店の
看板が目に入り、街の顔が見えなくなっている地方都市のこと
そのSCのためにシャッター街となった商店街
郊外にあるため車がないと買い物に行けない、お年寄りはまさに買い物難民だ
地方都市が衰退していく過程が怖いほど説得力がある。
品質よりも、安くて、便利な加工食品を求める消費者が多いから
価格競争に生き残っていくために、粗悪な肉や、内臓、大量の添加物を使い
提供されるハンバーグやステーキ
それらをパック詰めで一人前ずつ整えられたものが全国チェーン店の居酒屋などで
提供されているというくだり・・・・
(厨房で調理されることなんかないんだな)
(だからレンジより早く出てくるんだよな)
読んでいくと、これは現実かもしれないという恐ろしさがこみあげてくる。
でもそんな仕組みでもない限り、あんな安くランチなんか食べられないし
儲けもでないんだろうな今の世の中では・・・
必要なことは、そんな現実をわかったうえで、何を食べればいいか見分ける力かもしれない。
さらに安全なことは自分で素材を選び手作りすることが間違いはないのだけれど、忙しい
この時代そうすることは楽ではない。
一つの事件を通して現代の問題がこんなにも大胆に、そしてどの企業のことをモデルにして
作られたものか安易に想像がつくこの本は、ある意味強烈で、よくぞ出版できたなと思う。
最後の結末もこのような事件の解決にされちゃうのか・・・真実が与える影響についても
考えさせられるし、我々が知ることができない政治の力で決着をみることも少なくないんだろうな
と知ることになった本です。
便利な時代になって失うものも多いこの時代を生きる私は、よく不便だった子供頃を
懐かしく思い出します。
ちょっと不便がちょうどいいのかも
震える牛・・牛の震えはBSEの初期症状だそうです。
今は肉骨粉を食べさせることはないので出てくる可能性はないようですが、月齢が100か月を超える
廃用牛がモデルでした。
廃用牛は市場に出回ることがないそうで、公表することが是か非か、畜産農家の存続も重要だし
消費者の正しい知識も必要だし、正しく判断できる情報はもっと必要だとおもったとても重たい
一冊でした。
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