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総選挙の意味

11人の死

2018-02-04 08:52:36 | 社会

     11人の死       バリケイト伊東                         札幌で11人の生活保護者や身寄りのない高齢者が、施設の火災で焼死した。人生の最後が焼死とは、なんとも痛ましい。ここだけの問題ではない。日本中で最近起きてることだ。札幌では何年か前にもグループホームの火災で亡くなってる。川崎の低額宿泊所の火災でもなくなってる。厚生労働省はその度に規制強化を言ってるが、防火のためのスプリングラーを設置をすると言ったって、かなりの費用がかかるのだ。その費用は国が出してくれるのか。出してくれないであろう。そもそも、安倍政権下で生活保護費や年金を下げ、社会保障費の改悪を進めてるような状況では、貧困者や高齢者の人権は守られにくい。人は老いるのだ。老いれば、体が思い道理に動きにくくなる。認知症も発生しやすくなる。資本主義下では貧困は構造的な問題だ。元気で経済的にもゆとりのある高齢者もいるが、一般的に日本の高齢者は幸福感が薄い。人生の最後が劣悪な施設で焼死なんていう悲劇は、起こしてはいけない。社会保障費の改悪を許してはいけない。国は金がないと言いながら、国防費や土木工事費に巨額の金を使ってるのだ。そんな金があるなら、高齢者や貧困者の福利厚生のために使ったほうがいい。明日は我が身なのだ。誰でも年をとる。誰でも病気になる。誰でも貧困になる可能性はあるのだ。誰でも身よりのないひとりぼっちになる可能性はあるのだ。自分自身の問題として考えないと問題は解決しない。あなたが悲劇的な運命にならないことを祈る。