東京は涼しい朝を迎えた。気温は24度だ。昨日から今日の朝もテレビは、テニスプレイヤーの大坂なおみの全米オープンでの優勝を伝える。なおみはすごいと、ナショナリズムの高揚感を盛り立ててる。アメリカを負かした事がうれしいのか、日本人は大喜びだ。真珠湾奇襲攻撃に成功した日本を思い浮かべる。なおみが優勝したからとて、日本の閉塞と虚構のクソ溜まりは全然変化しない。北海道の電力不足は変わらずだ。供給に不安がある。電力不足で人口呼吸器が使えず、赤ん坊が酸素不足で重症とは、発展途上国みたいな国だ。スポーツ選手はナショナリズムの高揚感に役に立つ。権力側からすると、利用価値が高い。東京オリンピックも近づいてる。日本人選手がメダルを取れば、それだけ国の価値があがるのだ。権力者の安部も国民も、日本ってすごい国、日本人はすごいのだと、意気揚々とするのだ。しかし、スポーツ選手がたくさんメダルを取ったところで、日本の閉塞と虚構のクソ溜まりは変わらない。日本の恥部、陰部、衰退現象を隠すだけだ。貧困格差、人権侵害、犯罪、人口減少、高齢化、権力側からすると、国民にも、世界にも隠したいのだ。虚構の城は裏から見ると、薄いべニア板をべたべた張り付けてるだけなのだ。撮影所のセットみたいなもんだ。権力とマスコミの虚構の演出に多くの国民はだまされてる。クソ溜まりの表面に赤や黄色のバラを浮かべて、きれいに演出されてるのだ。日本人よ!気づいてください。安部は国家という看板は大切にするが、国家を構成する人間を大切にしない。国家主義者たる由縁だ。国家あっての人間という感覚はファシズム同好会の論理の根拠をなしてる。民主主義は人間あっての国家なのだ。なぜ、第二次世界大戦が起きたのか、今の日本人は良く考えるべきだ。ナチスばかりでなく、日本の軍国主義者も多くの人権侵害を起こした。人間をゴキブリ、ハエを殺す感覚で殺したのだ。今、日本に再びファシズムが台頭してきてる。歴史は繰り返すのだ。安部は軍事力を強化している。しかし、かつてのように外国への侵略はできないであろう。中国やロシアは軍事大国であり、韓国、北朝鮮も軍事力は強い。日本は太刀打ちできないであろう。特に中国との戦争は日本を消滅させるだろう。子供とプロレスラーとのけんかに、子供の勝機はない。だから、安部は世界最強のアメリカと仲良くしたいのだ。しかし、アメリカは日本を本気で守るかは、わからない。日本は強いと、国内では威張ってるが、世界はさらに強いのだ。内向きのゆがんだナショナリズムは、国内向けの権力強化の宣伝のにおいがする。多くの日本人はうまく踊らされてる。日本はすごい、日本は強い、日本人は優秀だと自尊人をくすぐられて、いい気持ちになってる。酒に酔ってるようなもんだ。ある種の依存症なのだ。人は何かに依存したがるのだ。依存してないと、不安になってしまうのだ。安部に依存し、ナショナリズムに依存したがるのだ。日本で一番メディアに登場する政治家は安部だ。安部の存在、主張が正義、真実になってしまうのだ。安部の正体もわからず、多くの日本人は安部に依存したがる。安部の正体は国家主義の危険人物だ。日本を戦前に戻しがってる。自由もない、平和もない、人権もない、豊かさもない、日本にしたいのだ。安部の権力だけは強くしたいのだ。安部こそ日本の閉塞と虚構を作り出してる張本人なのだ。安部を政界から追放しないと、日本は死んでゆく。