ウクライナ戦争は、泥沼化してきた。いつ終わるのだ。ロシアの攻撃に歯止めがかからない。プーチンは、ウクライナの支配をあきらめない。ウクライナだけでなくロシアの回りの国を侵略して支配したいようだ。日本もロシアの回りの国なのだ。日本海をはさんで隣の国だ。今も、北方領土は不法占拠されてる。プーチンは、北海道は、ロシアの領土ぐらいに考えてるのではないか。日本は、真剣に国土防衛を考えなければいけない。ここまではまともな論議だ。最近、日本の政治家が真剣に国土防衛を論議し始めた。しかし、防衛費を今の2倍にするとか、核兵器で武装するとか、敵基地先制攻撃とか、勇ましい話が先行している。核で武装、軍事費を2倍にしたところで、日本をほんとうに守れるのか。マインドの問題だ。ロシアや中国の侵攻があった場合、銃を持って戦う気のある日本人はいるのか。当然、自衛隊は戦うだろうが。ウクライナでは、戦車の前に立って進行を阻止しようとする民間人が多くいた。ウクライナ人は、愛国心に燃えてる。日本人でそんな勇気のある行動をできる人間、いるのか。多くの人間は逃げ出すだろう。逃げるたって、日本の国境は海だ。どこに逃げるのだ。ウクライナは多くの国と道路、鉄道でつながってる。一番の頼れる国、アメリカまで1万Kmもある。飛行場に人が殺到するだろう。アメリカまでの定期航路はない。漁船でも、貨物船でも乗り込んで逃げるしかない。戦争を知らない政治家達の勇ましい議論は、あぶないものを感じる。太平洋戦争中の日本を知らない人間が多すぎる。知ってるのは、90歳以上の人だ。マスコミは検閲され、言論の自由もなく、政府批判すれば、警察に逮捕され拷問を受ける。若い男は強制的に戦場に送られた。そして天皇陛下万歳と叫んで死んでいった。国内では、自由もなく、食い物もなく、米兵は鬼畜と叫んでアメリカ兵を虐待した。侵略した国では、略奪、強姦、強制労働、日本兵の戦時下に犯したおぞましい戦争犯罪は戦後、あばかれ、法の裁きを受けた。侵略されるかもしれないとあおって、国民から自由や人権を奪うのは良くない。これでは、国民を守るのではなく、権力を守る事になってしまう。このあたりの事を日本人は理解しているのか。日本の最近の国防論議は、非常にあぶない方向に進んでるように感じる。今のあくびの出るような平和は続かない。歴史は繰り返す。また戦乱の時代が来る。ロシアや中国に先制攻撃なんて言ってる政治家が戦争になれば、真っ先に外国に逃げ出す。知らない事は強い。知ってれば、おろかな選択はしない。