今の日本は、ヘドロの中で動けない象のようだ。まったく政治が動かない。物価が高くなろうが、外国の侵略が現実的な問題になろうが、ほとんどの日本人は、政治に無関心だ。関心は、食い物、芸能人、ペット、美容などだ。7月に参議院選挙があるが、全然、盛り上がってない。今国会で侮辱罪が成立した。ネット上の誹謗中傷対策として、侮辱罪を成立させた事はいい。しかし、野党も指摘しているが、政治家を誹謗中傷したら逮捕起訴される可能性はある。デモで権力者を馬鹿野郎、くそ野郎と、やじったら逮捕ではロシアと同じだ。独裁者の国に日本も仲間入りか。国会答弁では、警察は、逮捕する事はないと言ってるが、言論の自由の委縮を招きかねない。戦前の治安維持法みたいな法律が閉塞のヘドロの中で、どさくさに作られている。岸田政権は、宏池会の平和主義に立ってると言われてるが、あやしい。権力をつかむと、人は変わるのだ。権力者は、より強い権力を求める。国民の利得より、自分の利得を優先するようになるのだ。国民が政治に無関心な事をいい事に、権力者は、権力者に都合のいい法律を作りかねない。岸田政権は、安部よりは今のところましだが、参院選挙後には、より独裁的になるかもしれない。中国、ロシア、北朝鮮もあぶないが、日本の総理大臣にも気をつけなければいけない。