最近の日本のナショナリズムは、めめしくて弱い。処理水問題の対応は典型的な日本人の心もようが見える。中国は一方的に日本からからの水産物を輸入停止にした。日本産海産物を大量に買ってくれる中国が買わなくなって、水産物が余り始めている。日本側の抗議、抵抗が弱い。G20で岸田総理は中国の外務大臣に輸入停止をやめるように訴えたが、中国に無視される始末だ。日本国民も対応は、ふるさと納税で応援する形だ。中国大使館に石を投げ入れるような過激な抗議は起きてない。冷静でいいのだが、なんか弱弱しい。他の国ならもっと激しい抗議が起こるだろう。日本人は去勢されている。ラグビーでちりに勝利してナショナリズムの高揚感で盛り上がっているが、この強いナショナリズムは、中国の不買運動には向かない。なぜだ、政治的なナショナリズムこそナショナリズムの本命であろう。スポーツの応援にはナショナリズムが盛り上がるが、政治的問題には盛り上がらない。処理水放流に反対する日本人を非国民扱いしてる。政府のやる事に反対するのは良くない。黙って従っていればいいのだ、これがナショナリズムなのか?ナショナリズムが一番盛り上がる時は、戦争の時であろう。もし、日本が侵略された時、日本でナショナリズムは盛り上がるのか。銃を持って戦う人間より、国外逃亡をする人間のほうが多いのではないか。長く続く平和は。日本人から真のナショナリズム精神を奪ってしまった。今の日本は虚構と閉塞の中で、日本人の精神は軟体動物ように骨なしになってしまっている。戦争だけでなく、自然災害の潜在的破壊も存在している。南海トラフ地震のような大地震が起きた時、日本人は立て直せるのか。弱弱しいナショナリズムで国を守れるのか。今夜もテレビからはバラエティ番組が放送されゲラゲラ笑う、楽しいですね。笑えるうちに笑いましょう。永遠に平和は続かない。