豊洲市場でマグロの初競りが行われた。大間産の一匹のマグロにつけられた値段にびっくりだ。なんと2億700万円だ。過去2番目の高さだ。刺身にして食べれば一切れいくらになるのだ。庶民的には買えない高さであろう。以前には3億円越えのまぐろがあった。誰がこんなバカ高いマグロを買うのか。日本人の99%はこんなバカ高いマグロを買わない。マスコミが騒ぎ、宣伝にはなるだろう。買った者と売った者との広告宣伝にはなるだろうが、それにしても高い。マグロがゴールド並みに扱われている。マグロ以外にも、ウニの箱詰めが700万円で取引された。もともとウニは高いが、スプーン一杯いくらになるのだ。まだ、サクランボの季節ではないが、特殊な栽培のサクランボも取引された。一粒2万円だ。一粒2万円もするさくらんぼを買う人いるのか。その他にも時折、農産物、海産物の高値取引が報道される。スイカ30万円、ブド一房150万円などだ。日本の飽食も極めりか。ほとんど広告宣伝なのだ。広告宣伝しても高い広告費だ。広告にしても、買う者の金持ち自慢にしか思えない。私の回りにはバカ高いブランド化された農産物、水産物を買って喜んでる人間はいない。私もこんな世界、まったく興味ない。ブランドなんてまったく興味ない。ローレックス、ベンツ、シャネル、まったく興味ない。一品も持ってない。農産物、水産物のブランド化なんて、私にはおごりにしか思えない。日本には満足に食べれない人が多くいるのだ。日本全国に子供食堂が多くある。食事も満足に食べれない人からすると、一粒2万円もするサクランボや高級マグロは別世界の食い物だ。こんなバカげた飽食文化は続かない。日本の食料自給率は40%位だ。穀物ベースだと29%位だ。食料が豊富にあるわけではない。今はおごり、高ぶりの時代なのだ。長くは続かない。今の逆の力が働くようになる。餓えの時代が来る。その時になって、昔は大食い競争が行われたり、まぐろ一匹が2億円で取引されたりた時代があったのだとか、懐かしむだろう。日本人の食べ物に対しての執着はすざましいものがある。テレビ放送の6割は食い物関連の番組で構成されている。平和ですから、こんな異常とも思える食い物飽満文化が続くのでしょう。