狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

天照る月 雲は流れ 鎮めたまふ 御心

2020年06月06日 22時38分42秒 | VSの日記
 本日6月6日は、清の八旗軍が北京に入城して清による中国全土の支配が始まった日で、江戸幕府遣欧使節・竹内保徳がラッセル英外相とロンドン覚書に調印した日で、ノルマンディー上陸作戦が決行された日で、連合国軍最高司令官総司令部の指令により日本共産党中央委員24名が公職追放の対象となった日で、日本サッカーリーグが発足した日で、イスラエルがレバノンに侵攻した日で、交通事故で大怪我をした小学生がエホバの証人信徒の両親の信仰上の理由で輸血を両親が拒否した為に出血多量で死亡した日です。

 本日の倉敷は曇りでありましたよ。
 最高気温は二十七度。最低気温は二十二度でありましたよ。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。





 カッカッカッと高く音が鳴る靴は私はあまり好きではありません。
 私はほぼ音が鳴らない靴を履きたがります。
 出来れば存在感を消したいのです。
 服装も地味な服を好みます。
 できれば周囲に溶け込んで存在感を皆無にしたいのです。
 我が命我が物と思わず、武門の儀あくまで陰にて己の器量伏し、御下命如何にても果すべし。尚、死して屍拾う者なし。

 そして高く音が鳴る靴は走りにくいものが多いです。
 走りにくいといざという時に逃げ足の速さを確保できません。

 でもTPOというものがあって高く音が鳴る靴を履かざるをえない時があります。
 そんな時はどきどきします。
 いざという時がありませんようにと神様にお願いしつつ、それでもいざという時がきたならば靴を脱いで裸足になって速力を確保せねばなるまい、と覚悟します。



 先日の事。
 仕事帰りで街灯の無い暗闇の道をとぼとぼと歩いていると横から猫様が私に突っ込んできました。まぢかよ。
 ひらりとかわして事なきを得ましたが、猫様、な、何をなさる?
 でもって私はこんなことによく出くわすよなぁ。何でなんだろ?

 猫様は何かから逃げていたやうで私には気が付かなかった御様子。
 私は存在感を消すことにかけては倉敷でも有数の者です。
 その日も足音がほとんどしない靴を履いて足音を消すような歩き方をしていたから猫様は気が付かなかったのかも。
 夜道でついうっかり存在感を消してしまったのは良くなかったですね。
 しかも私は全身黒か黒に近い色の服を着ていることが多くその日も全身黒の服。
 夜に黒の服で闇に紛れ夜に溶け込んで存在感を消していたら猫様でも気が付かないのかもしんない。
 これは私が悪い。
 猫様。申し訳ないです。 

 安全の為に存在感を出さなければならない処では存在感をもう少し出さなければなるまい。と思っているところなのでございます。


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猫は地上に舞い降りた精霊に違いない。猫は落ちることなく雲の上を歩くことができるだろう。

2020年06月05日 23時52分45秒 | VSの日記
 本日6月5日は、後鳥羽上皇が1700騎の兵で鎌倉幕府倒幕の挙兵をした日で、アメリカのジョージ・マーシャル国務長官がヨーロッパ復興計画を発表した日で、アメリカ大統領選候補のロバート・ケネディ上院議員が銃撃された(翌日死亡)日で、コロラド大学のエリック・コーネル、カール・ワイマンらがボース=アインシュタイン凝縮を初めて実現した日で、朝日新聞社が中田英寿選手が2002 FIFAワールドカップをもってサッカー日本代表を引退する決意を固めたと報道した(本人は否定して抗議した。しかし朝日新聞社は謝罪せず。しかし4ヶ月後に中田選手が再び日本代表に選ばれたことをうけて朝日新聞は「記事内容と異なる結果になったことをおわびします」と謝罪した。本人が否定しているのに何でこんなことになるのかさっぱり分かんない)日です。

 本日の倉敷は晴れのち曇りでありましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は十九度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。



 狐は犬科の動物なので私は猫様には縁がありません。
 猫様と親しく触れ合いたいと思っているのですが、猫様は私を見ると警戒心を露わにします。
 そして近づいていくと敵意を剥き出しにされるか逃げられるかのどちらかです。ふぎゃあ。orz。

 非常に、非常に悲しいです。orz。
 道端で猫様を見かけた時は猫様のお姿を写真に撮りたいと思うのですが、猫様は私がカメラを構えると必ず逃げてしまいます。orz。
 なので遠くから気付かれないようにカメラを向けるのです。
 しかし猫様は感が良いのです。
 さすがは野に生きる誇り高きお方達。すぐに気づかれてしまいます。orz。



 先日のこと。
 出勤途中でたりらり~と歩いていてとある麗しの黒猫様のお姿をお見かけした時も、警戒心を露わにされカメラを構えるとふぎゃあと唸られて逃げられてしまいました。orz。

 嗚呼。私は猫様のお姿を写真に撮ることもできぬほど猫様と縁の無い身。
 これほどの不幸が他にこの世にあるだろうか? と我が身を嘆いているところなのでございます。



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それはね、物事はハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。大切な事は目に見えないからね。

2020年06月04日 23時29分15秒 | VSの日記
 6月4日は、豊臣秀頼と淀殿が自刃し豊臣氏が滅亡した日で、フランスのモンゴルフィエ兄弟が世界初の熱気球無人飛行を実施した日で、南米独立革命の志士アントニオ・ホセ・デ・スクレ将軍がコロンビアで暗殺された日で、東京・九段の東京招魂社を別格官幣社として靖国神社に改称した日で、満州にて関東軍の河本大作が軍閥の張作霖を爆殺した日で、近江絹糸紡績の女子工員が結婚の自由・信書の開封廃止など22項目を要求し106日間のストライキを開始した日で、民主化要求運動で数百万人の市民が集結していた北京の天安門広場に中国人民解放軍が戦車・装甲車で出動し市民を武力で鎮圧して数百人から数千人ともいわれる市民を虐殺した(←このことに関して中国共産党は歴史の捏造を続けている)日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は十八度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。





 今はもう昔のお話。

 子供の頃、藏屋敷が立ち並ぶ観光地に狐は住んでゐました。
 いつも獨りで歩くことが好きでありましたが、或る雨の日、いつものやうにぽつぽつ歩いていますと人間の男の子達ががやがや噺ながらやつて來ました。
 狐は時々人間を見たことがありました。
 人間は弐本の足で立つて歩いてゐるので狐は珍しくて面白くて仕方がないのです。
 狐の母親は「人間の処へ行くと酷い目に遭ふから人間の処へは近づいてはいけませんよ。駄目絶対」といつも云ふのですけれど、狐は人間の姿が可笑しくて仕方がなかつたのです。
 第一、ひよろひよろと立つて歩いてゐるのが可笑しくて仕方がなかつたのです。
 狐は子供達の後ろからそつとついて行きました。

 「此の辺は狐が出る処だぞ!」
 一人の子供が云ひました。
 「晝間から出ることはないだろふ」
 また一人の子供が云ひました。
 「晝間でも雨が降つているから出るかもしれん」
 また、もう一人の子供が云ひました。
 時々、遠くで雷が鳴つてゐます。
 子供達は何となく氣味が悪くなつたのでせう。
 歩いていた子供達はふつと足を止めて耳をそばたてました。
 「狐は人を化かして悪さをするらしいな」
 一人の子供が云ひました。
 「狐ぐらい動物のうちで惡い奴はないの。あれは魔物だからな。雨の降る晩は必づ山に灯をつけて人を揶揄うし碌な事をせん」
 また一人の子供が云いました。
 「狐のやうな惡い奴は捕まえて日干しにして狐汁にして食つてしまうがよい。狐汁は食つたことはないが旨いかもしれん」
 また、もう一人の子供が云ひました。

 狐は吃驚しました。
 狐は今迄にまだ一度も人間と間近に接したことはなかつたし、第一人間のような賢い動物を化したりなぞしたことは一度もなかつたのです。
 人間といふものは何といふ嘘吐きなのだろうと思ひました。
 狐はだんだん怖くなつてしまいました。
 人間はとても怖ろしい動物だと母親が云つてゐたけれど本當だと思ひました。
 だから自分達の仲間は晝間は穴の中に引つ込んでいて人間に見つからないやうにしているのだなと思ひました。
 急に母親が懐かしくなり、涙をいつぱい溜めて息を殺してゐました。

 すると一人の子供が不意に後を振り返つて狐を見ました。
 「あ! 狐が出おつたぞ!」
 子供達は吃驚してまるで豆が爆ぜたやうな凄まじい勢ひで走つて逃げていきました。
 狐も吃驚しました。
 さうしてどうしてあんな酷い嘘を云ふのだろふと思ひました。
 雨の降る中、狐は濡れながらとぼとぼと「こお~ん。こんこん。こお~ん。こんこん」と泣きながら巣に帰つていきました。

 それ以来暫らく、狐は人間達との接触は避けて巣の中で暮らしてゐたのでございます。



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人生とは記憶である。誰の言葉だったかもう忘れてしまった。

2020年06月04日 08時22分53秒 | VSの日記
 昨日6月3日は、古代ローマの執政官ネポティアヌスがローマ皇帝を僭称してローマに入城した日で、和同開珎が発行された日で、フランスの神学者ピエール・アベラールが異端と宣告された日で、越前の朝倉義景討伐中の織田信長が近江の浅井長政の離叛のため越前から撤退を始めた日で、大坂夏の陣で大坂城天守閣が炎上した日で、清の官僚・林則徐が広東虎門でアヘンを公開処分した日で、ロシアと清の間で露清密約が結ばれて日本に侵略されたときの相互援助を約束しロシアが東清鉄道の敷設権を獲得した日で、閣議で1910年8月の併合後の韓国に対する施政方針を決定した日で、日独伊が蒋介石の中国国民政府・蒋介石政権を正式に承認した日で、警察法改正法案の審議での会期延長をめぐり乱闘になった衆議院本会議で議長の要請で初めて警官隊が院内に出動した日で、ジョン・F・ケネディ米大統領とニキータ・フルシチョフソ連首相が初会談を行った日で、阪急の福本豊が939盗塁の世界新記録を樹立した日で、雲仙普賢岳で小・中規模な火砕流が発生して43人が死亡した日で、オウム真理教の一連の事件で特別指名手配されていた菊地直子が神奈川県相模原市において発見されて逮捕された日です。

 昨日も倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は十八度でありました。
 本日も予報では倉敷は晴れとなっております。



 皆様、おはようございます。
 昨日の夜に本を読んでいる間に寝落ちしてしまった狐でございます。
 寝落ちして朝までぐっすりすやすやと寝ておりました。
 無様。無様であります。
 憑かれているわけではもとい突かれているわけではもとい漬かれているわけではもとい疲れているわけではないのだけれどもな。
 
 寝落ちしたので、用意していたネタが使えなくなってしまいました。orz。
 なので今回の記事はネタがないのでございます。
 内容が無いような記事になってしまったのでございます。

 皆々様。どうか寛大な心でもって平に御容赦のほどをお願い申し上げるのでございます。


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合うは離れの始めにして、楽しみは憂いの伏する所なり。

2020年05月29日 16時47分18秒 | VSの日記
 本日5月29日は、東ローマ帝国のアンティオキアで大地震が発生した日で、平禅門の乱が起こった日で、コンスタンティノポリスが陥落して東ローマ帝国が滅亡した日で、豊臣秀吉が水攻めの為に備中高松城を包囲する堤防の建設を開始した日で、豊臣秀頼が右大臣に任ぜられた日で、ピョートル2世がロシア皇帝に即位した日で、オーストリア=ハンガリー帝国が成立した日で、青木周蔵外相が大津事件の無期懲役判決の責任をとって辞任した日で、アルベルト・アインシュタインの一般相対性理論の正しさが皆既日食の観測によって裏付けされた日で、アッツ島の日本軍守備隊が米上陸軍の攻撃で全滅してアッツ島の戦いが終結した日で、中国・清華大学附属中学校の学生が紅衛兵(文化大革命期間中に出た数百万人とも数千万人ともいわれる死亡者・行方不明者の一部の虐殺に加担したと言われている)を結成した日で、日本の増原惠吉防衛庁長官が内奏時の昭和天皇の発言を漏らしたことが政治問題化して辞任した日で、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がローマ教皇としては初めてイギリス国教会のカンタベリー大聖堂を訪問した日で、北朝鮮がミサイル発射実験を行った日です。

 本日も倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十八度。最低気温は十五度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。






 「私達の稼業は人が豊かでないと成立しません」と、ある知人は微笑んだ。「器は人の生存という意味では人に必要なものではありません。豊かな生活を彩る為に存在します。なので私達の稼業は緊急事態になれば経済が止まった状態になれば真っ先に切り捨てられます。人の心がさもしくなると私達の仕事は必要とされなくなります。この稼業をしている者は、そのことを常に理解して覚悟しています。私達は伊達や酔狂でこの職業を選んだのですから。安定を求めるならば別の職に就けばよいのです。命令されて無理矢理この職に就いたわけではない。そして辞めることも自由なのです」
 ……。残念です。まだやれるはずです。と私・狐は云った。
 「お金の問題ならば耐えることが出来ます。根無し草なのでそれなりの備えはしています。独り者なので守る者もありません。捨て身であり続けるのならばまだやれます。辞める理由はお金の問題ではないのです。理由は述べません」
 左様でございますか……。
 「もはやここまで。君には随分とお世話になりました。もうお会いすることもないでしょう。今生の別れです」
 左様ならば、私は貴方の新たな門出を祝いこれからの人生に幸があるよう祈ることにいたします。
 「ありがとう。私も君の人生に幸がたくさんあるように祈ることにするよ。それと、よい人を見付けたまえ」
 ……。



 その知人は笑顔で手を振って去って行った。
 ……。
 無念である。


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人の心の中には未踏の大陸が潜んでいる。自己の魂の発見に乗り出す者は幸いである。

2020年05月28日 23時51分28秒 | VSの日記
 本日5月28日は、リュディアに攻め込んだメディア王国が偶然起こった日蝕を不吉に感じて戦争をやめて戦場となったハリス川を国境に定めた日で、スペインの「無敵艦隊」がイングランド遠征のためリスボンを出発した日で、アンドリュー・ジャクソン米大統領がインディアン移住法に署名した日で、アムール川以北が清からロシアに割譲された日で、「血の1週間」の戦闘が終結してパリ・コミューンが瓦解してパリ統治が終了した日で、日本で電柱広告が許可された日で、中国の北伐軍に対抗して日本政府が居留民と権益の保護のために山東省へ出兵した日で、経営悪化の山一證券に対し政府が日本銀行法25条を発動して無制限・無期限の日銀特融を実施した日で、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がイギリスを訪問してローマ・カトリック教会とイングランド国教会との正式な和解が450年ぶりに成立した日で、19歳の西ドイツ人マチアス・ルストが操縦するセスナ機がモスクワの赤の広場に強行着陸した日で、経済団体連合会と日本経営者団体連盟が統合されて日本経済団体連合会が発足した日で、農林水産大臣の松岡利勝が自殺した日で、ネパールで制憲議会が召集されて共和制への移行が宣言されシャー王朝の治世に終止符が打たれた日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十七度。最低気温は十六度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。




 皆様、今晩は。
 先日、友人達と遊んでいる時に「この中で一番すけべえなのは誰か?」という話題になり、友人達全員に指を指されてしまった狐でございます。

 私、すけべえに見えるなのかな? 
 えろ話なんてしないしえろい格好もしないのに。
 すけべえではあるけれども人間だもの。
 でもそれを表に出していないつもりだったのだけれどもな。

 えろくは見られたいけれどもすけべえには見られたくない。と、友人達に述べたら、「えろくは見えない」「えろさは皆無だ」「でもすけべえには見える」「むっつりすけべえだ」と云われました。orz。
 確かにむっつりすけべえではあるけれども人間だもの。orz。
 しかしそれを友人達に見抜かれていたのはショックであります。
 
 まだまだ化けかたが足りない。精進せねばなるまい。と思った次第にございます。



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話し手のパフォーマンスの内、情報として聞き手が受け取るのは「言語表現」が30%、顔の表情や仕草や服装など「非言語表現」が70%。これが話者の印象を決定する。

2020年05月25日 23時55分59秒 | VSの日記
 本日5月25日は、養老七年格が発布された日で、今川氏親が今川仮名目録を制定した日で、大坂夏の陣が開戦した日で、台湾在住者に全く知らされずに台湾を日清戦争の講和条件にされたことに対する台湾住民の反発を恐れた清の官僚唐景が下関条約による日本への台湾割譲を阻止しようと台湾民主国の成立を宣言した(←無茶苦茶な話だよね)日で、幸徳事件の検挙が開始された日で、中華民国駐英大使・郭泰祺とアメリカ国務長官・ハルがワシントンで不平等条約改正の交換公文に署名した日で、写真家ロバート・キャパがインドシナ戦争の取材中に地雷に触れて爆死した日で、戦後初の国産潜水艦おやしおの進水式があった日で、アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが「10年以内に人間を月に到達させる」と声明を出した日で、黒い霧事件でコミッショナー委員会が西鉄の3選手の球界永久追放を決定した日で、アメリカが日本に対し包括通商法スーパー301条を適用して日本を不公平貿易国に指定した日で、アメリカの「合衆国安全保障並びに中華人民共和国との軍事・経済問題に関する特別委員会」がコックス報告書の改定版を公開した日で、北朝鮮が2006年以来3年振り2回目の核実験を強行した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 予想最高気温は二十七度。最低気温は十九度であります。
 明日も予報では倉敷は曇りとなっております。




 或る夜の事。

 狐は先輩と一緒に或るパブリック・ハウスのカウンター席に腰をかけて、絶えずミルクを舐めてゐた。
 狐は余り口をきかなかつた。が、先輩の言葉には熱心に耳を傾けてゐた。

 「君は愛嬌といふものが無いね」
 先輩は頬杖をしたまま極めて無造作に私に述べた。
 「可愛げといふものがない」
 む。
 「もっと可愛げといふものを出してみては如何?」
 私も可愛げといふものを出せるものならば出したいのですよ。
 「諦めてはいけません。努力するのです」
 これでも努力をしているつもりなのです。しかし私が可愛げといふものを出そうとすると何故か周囲の人が怯えてしまふのです。
 「ふむん?」

 先輩はお喋りを止めて考え込んだ。
 狐の言葉は先輩の心を知らない世界へ神々に近い世界へと解放したのかもしれない。
 狐はズブロッカを注文し、割賦の中のミルクと混ぜ合わせて舐めた。
 先輩は言つた。
 「では試しにやつてみせてください」
 狐は先輩に狐が思う可愛げとやらを披露してみた。

 先輩は怯えた顔をして言つた。
 「分かりました。君は無理をする必要はありません」
 先輩は何故かがくがくと震えてゐる。

 狐は何か痛みを感じた。が、同時に又歓びも感じた。
 私は自由だ。


 そのパブリック・ハウスは極小さかつた。
 しかしパンの神の額の下には赫い鉢に植ゑたゴムの樹が一本、肉の厚い葉をだらりと垂らしてゐた。




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友人とはあなたについて全てのことを知っていて其れにも関わらずあなたを好んでいる人のことである。

2020年05月24日 23時56分17秒 | VSの日記
 本日5月24日は、初の勅撰和歌集『続万葉集』に対し醍醐天皇が編纂し直すよう命じて改めて『古今和歌集』として編輯を行った日で、織田信長が越前の朝倉義景討伐のため3万騎を率いて京都を発った日で、豊臣秀吉による朝鮮出兵第一陣の小西行長らが釜山に上陸して文禄の役が始まった日で、豊臣秀頼が焼失した京都・方広寺を再建した日で、オランダ西インド会社がマンハッタンをインディアンから購入した日で、サミュエル・モールスが発明した電信装置と符号による初の長距離通信実験がワシントンD.C.-メリーランド州ボルチモア間で行われた日で、奴隷制度廃止運動家のジョン・ブラウンらが奴隷制度擁護派の5人を殺害した日で、地球の地殻深部を調べるコラ半島超深度掘削坑の掘削が開始された日で、アメリカとロシアが戦略的攻撃能力の削減に関する「モスクワ条約」に調印した日です。

 本日も倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十八度。最低気温は十八度でありました。
 明日も予報では倉敷は曇りとなっております。





 私の友人達にはぼんくら連中がいます。
 ぼんくらでぽんこつで人の都合などお構いなしで清々しいほど欲望に忠実で尚且つ容赦のない連中です。
 そして奴らはボケ属性揃いなので奴らといると延々とボケが続きます。
 誰もツッコまない。
 誰かがボケるとさらにボケを重ねるボケ合戦が始まります。
 誰もツッコまないので話にオチがつきません。
 そして終わりません。


 先日、説教癖のある知人にとっ捕まった時にその友人達を呼んで巻き添えにしてやりました。
 ぼんくらな我が友人どもは私の仕打ちに怒っておりましたよ。全員が激怒しておりましたよ。

 昨日、仕事帰りにその友人どもに捕まりました。
 友人達はまだ全員が激怒しておりました。
 許せよ。友よ。私はたった一人で知人のお説教を延々と喰らいたくなかったのでありますよ。
 友人達があまりにも激怒してたので平謝りして謝罪した後に私はひとつだけボケてみました。
 すると奴らはボケるボケる。
 怒りを忘れて夢中でボケてボケてボケ合戦となったのであります。
 愚か。愚かな奴らよ。
 オチがつかないとボケ続けるしかない。
 奴らは夢中でボケておりました。 
 いつしか奴らは私への怒りを忘れてしまったやうです。
 ちょろい。ちょろい連中でありますよ。

 昨日は非常に面白い会合でありましたよ。
 楽しかったです。



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登頂の喜びは一瞬だ。下山(途中下山)、失敗、敗北の辛さの方がよっぽど長く続いていく。でも山に負けたとき自分とどう向き合うのか? そこからの成長にこそ、山登りの本質があるような気がする。

2020年05月24日 13時13分09秒 | VSの日記
 最近、暇があると葉書サイズの紙に落書きをしているのです。
 簡単にラフに描いて、気に入った落書きはスキャナーでパソコンに取り込んでA4サイズに引き伸ばして線が辛うじて見えるくらいに薄くしてコピー紙に印刷してその上から鉛筆でがりがりと書いているのです。
 で、それをスキャナーでパソコンに取り込んで、縦横を2倍(A4サイズ4枚分)に拡大して、それを4分割してコピー紙に印刷するという行為を行っているのです。

 拡大したものを見ると……、
 1、私が何処で無意識に手を抜いているかが分かります。
 2、線の歪みや間違いが分かりやすくなります。
 3、小さいサイズだと私の画力では描けない所が大きくするとかけるようになります。

 で、4枚全部を手直しして、もう一度パソコンの中に取り込み、繋ぎ合わせる。
 繋ぎ合わせたものを見て、違和感のある所は、そこだけ拡大して紙に印刷する。
 手直しをしてパソコンの中に取り込み、繋ぎ合わせる。
 を繰り返しています。

 パソコンで絵を描ける環境にあるのならば、このような行為はパソコンの中で全て出来るようなのですが、私はパソコンで絵を描く機材を持っていないので、このようなことをしているのです。
 画力があるならば、紙に描いたものを直接手直しすれば早いと思うのです。
 しかし、私には画力が無い。
 なので、直接手直しをするという行為にびびってしまうのです。
 パソコンの中に取り込むのは、ある程度まで進めたものを保存してキープするという意味合いもあります。

 
 で、現在、そのようにしていた中の一枚で、かなり気に入っていた落書きに致命的な欠陥があったことが判明して呆然として熱烈に絶賛落ち込み中の狐でございます。

 体がかなり複雑な動きをしている絵で、気に入ってはいたのですが、違和感は確かに最初からあったのです。
 で、「その違和感は何処だ何処だ」と探していたのです。
 絵をほとんど書いたことがない私にとってその絵は細部もかなり複雑なので「細部をきちんと正確に描いてみると違和感は消えるかもしれない」と拡大して細部を書き込んだり、体の各部位の向きをちょっと変えたりして、修正を繰り返していたのです。
 しかし、違和感が消えない……。
 で、全体図をず~っと眺めていたのです。


 全体図を眺めているとふと気が付きました。
 その絵の一番重要な部分の向きが真逆であると。
 まぢかよ。
 ここを起点にして描き始めたのに。orz。
 ここを直すとするとほぼ全てが描き直しじゃん。orz。
 まぢかよ……。

 小さいサイズだとそのことに全く気が付かなかった……。違和感はあったけど。
 まさか根幹の部分が間違えていたとは……。

 がっくし。と呆然としているところなのでございます。



 
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それでも鼓動はまた動きだす。限りある永遠を捜して。

2020年05月21日 23時48分15秒 | VSの日記
 本日5月21日は、板蓋宮に都を移したとされる日で、紀貫之らが『古今和歌集』を撰進した日で、噴火が続いていた雲仙岳で山体の一部が崩落して土砂が島原海に入って津波が発生した日で、寺田屋騒動が起こった日で、「血の1週間」がはじまってパリ・コミューンが瓦解しパリ統治が終了した日で、国際サッカー連盟(FIFA)が創立された日で、チャールズ・リンドバーグが大西洋単独無着陸飛行に成功した日で、津山事件が起こった日で、インドのラジーヴ・ガンディー元首相がタミル過激派の爆弾テロにより暗殺された日で、モンテネグロでセルビア・モンテネグロからの分離独立についての国民投票が行われて独立が決定した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十一度。最低気温は十四度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。



 月も無き無窮の夜空。
 数多の星の煌めきて横たはる天の河が一際さんざめく。
 風凪ぎたれど海騒きぬ。
 見渡せば一つづゝざあと寄せ來くる小浪の、皆火のやふに煌めきぬ。
 黄泉の國の美しさも斯くあらむや。
 眞に夢の如し。
 小浪の浪間は漆黒なれど波の穗の金色を帶び漂ひぬ。
 その眩きに驚かされぬ。
 揺蕩げなる浪、尽く蝋燭の焔のやふに黄色の光を放つ。
 なかに深紅に、また青く、黄橙に、なかには翆玉色を放つあり。
 黄色に光れる浪のうねりの搖蕩ひは、大海原の波動の故にあらずして、何か数多の意思の働ゐてをる如く思はれり。
 意識を持ちて巨大にして漂ふてゐる。
 かの暗き冥界に棲む獸の、群れをなしひしめきて繰り返し身悶へせるに似たるかな。
 げに斯くも壯麗なる不知火の光華を作れるは生命なり。
 いと小さき生命なれど靈的な纎細さを持てり。
 限りなく群れなすといへど儚きなり。
 振りさけ見れば、かの水平綫の彼方まで流離ひゆく潮路の上で、この小さきものは弛み無く變化して今を生きむとかつ燃えかつ消えんとす。
 また、水平綫の上にては他の億萬の光が別の色を脈打ちて底知れぬ深淵に往き失うせぬ。

 奇しき樣を眺めつゝ彷徨う獣の狐は言葉なく瞑想す。
 夜と海の夥しき燦めきの中、窮極の靈の現はれしかと思へり。
 我が上にては、消滅せる過去の凄まじく融解しては輝くといふ秩序に於いて再び存在せむと欲する生命の靈氣とともに蘇がへりぬ。
 我が下にては、流星群が迸りまた星座や冷たき光の星雲となりて活氣づきぬ。
 やがて、狐は思ひ至りぬ。
 恆星と惑星の幾百萬年なる歳月も萬象の流轉にありて一匹の死にかけた夜光蟲の一瞬の閃光に優る意味を持たんや、と。
 この疑念疑ひの湧きてより狐が思ひの變はるなり。
 もはや炎の明滅せる古への海を望みておるにあらず。
 狐が觀しは、さながら海の廣さと深さそれに高さとが永遠の死の闇と一體となれるかの大災厄なり。
 言い換へるなら、寄るべき岸邊なく刻むべき時間もなき死と生の蒼海なり。
 なれば恆星の何百光年もの輝ける霞たる―― 天の河の架橋――も、無限の波動の中にありては燻ぶれる一個の波に過ぎず。

 されど、狐が胸底にかの囁きを又聞けり。
 我、もはや恆星の霞の如き波を見ずして生きてをる闇を觀るのみ。
 それ、無限に瞬きて流れ込み我が廻りを揺ら揺らと震へる如く行き去りぬ。
 燦めきといふ燦めきの沸々として心臟の如く鼓動せり。
 燐光のよふな色を打ち出してをり。
 やがて、これら輝けるもの皆、光の撚より絲の如く明滅し終はりなき神祕の中へ流れ出いでまし……。
 嗚呼。我も夜光蟲の一匹ひとつなり。
 無量の流れにありて儚く漂ふ燐光の一閃光なり。
 我が思惟の變はるにつれて、發する光の色合も變はるらし。
 時に深紅に、また青玉色に瞬けり。
 今は黄玉色さらには翆玉色に移らふ。
 この變化の何の故なるかを知らねども、人界の生命の思惟はおほかたは赤き色に光りたる。
 かたや、天界の存在は――靈的なる美かつ靈的至福のいづれも備へ――、その思惟は青色と紫色と趣き深く燃へたちて變化の妙を極めたり。

 なれど現世のいずくにも白き光の見えざることぞ不思議なりけり。
 すると、いずくともなく天の聲の聞こえきて語りき。

   白き光は高貴な存在の光なり。
   夫れ何十億もの光を融合して作られん。
   白き光の輝きに奉仕するが汝の役目。
   汝の燃へる色こそ汝の價値となるべし。
   汝の生きるは一瞬なれどその鼓動なる光は生き續けん。
   自らの思惟により輝きてゐるその刹那、汝、有り難くも宇宙を構成する者の一人とならむ。



 奇しき内なる聲を聞きつゝ狐は再び言葉なく瞑想す。
 月も無き無窮の夜空。
 数多の星の煌めきぬ。



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瞳の中の夜空。彗星群が生まれては消えていく。

2020年05月19日 23時34分27秒 | VSの日記
 本日5月19日は、蝦夷の頭領・アテルイが征夷大将軍・坂上田村麻呂に降伏した日で、落下の目撃記録のある世界最古の隕石が現在の福岡県直方市に落下した日で、河越夜戦があった日で、吉田松陰がアメリカに密航しようとした事件に連座して佐久間象山が逮捕された日で、ハレー彗星が太陽面を通過して地球が彗星の尾の中に入った日(「地球に衝突する」「酸素がなくなる」などのデマでパニックに)で、三菱重工爆破事件など連続企業爆破事件を起こした東アジア反日武装戦線の主要メンバー7人が逮捕された日で、犯罪被害者保護法が公布された日で、中国工業情報化部より2009年7月1日から中国国内で生産・発売されるパソコンすべてに検閲ソフト「緑壩・花季護航」のインストールが義務付けられると発表された日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十三度。最低気温は十九度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。


 


 何処へ行く時であつたか其れは知らない。
 狐は叔母に連れられて船に乗つてゐたことを覺えてゐる。
 其の時は何と云うものか知らなかつた。
 今考えて見ると船だ。
 汽車ではない、
 確かに船であつた。

 其れは狐の五つぐらいの季と思ふ。
 幼い時の記憶だから其の外の事ははっきりしないけれども、何でも秋の薄日の光が白く水の上にちらちら綺羅綺羅動いていたやうに思ふ。
 其の水が川であつたか海であつたか又湖であつたか、狐は今其れを此処ではつきり云う事が出来ない。
 兎角、水の上であつた。

 狐の傍には沢山の人々が居た。
 其の人々を相手に叔母は様々の事を喋つてゐた。
 狐は叔母の膝に抱かれてゐたが叔母の唇が動くのを物珍らしそうに凝つと見てゐた。

 其の時、狐は丁度、子供が耳に珍らしい何事かを聞いた時、目に珍らしい何事かを見た時、その瞳を上げてそれが何物であるかを究めやうとする時のやうな様子をしていたやうに思ふ。
 其の人々の中に一人の年の若い美しい女性の居た事を狐は其の時偶、見出した。
 そして狐は自分の目に見慣れない女性の姿を照れたり含恥んだりする心がなく正直に見詰めた。

 其の女性は其の時は分らなかつたけれども、今思ってみると十七ぐらいであつたと思ふ。
 如何にも色の青白ろく眉が三日月形に細く整つて二重瞼の瞳が如何にも涼しい面長な鼻の高い瓜実顔であつた事を覺えてゐる。
 今、思い出して見ても確かに冷たく麗しいかんばぜであつたと信ずる。
 着物は派手な友禅縮緬を着てゐた。
 其の時の記憶では十七ぐらいと覚えているが、十七にもなつてそんな着物を着もすまいから、或いは十二三精々十四五であつたかも知れぬ。
 兎角、其の縮緬の派手な友禅が其の時の私の目に何とも云えぬ美しい印象を与えた。
 秋の日の弱い光が其の模様の上を陽炎のように揺ら揺ら動いてゐたと思う。

 美人ではあつたが其の女性は淋しい顔立ちであつた。
 何所か沈んでゐるやうに見えた。
 人々が賑やかに笑つたり話したりしているのに、其の女性のみ一人除け者のやうになつて隅の方に坐って外の人の話に耳を傾けるでもなく何を思っているのか水の上を見たり空を見たりしてゐた。
 狐は其の様を見ると何とも云えず気の毒なやうな気がした。
 如何して外の人々は或の女性ばかりを除け者にしてゐるのか其れが分らなかつた。
 誰か其の女性の話相手になつて遣れば好いと思つてゐた。

 狐は叔母の膝を下りると其の女性の前に行つて立つた。
 そして女性が何とか云つてくれるだろうと待つてゐた。
 けれども女性は何とも云わなかつた。
 却つて其の傍に居たお婆さんが狐の頭を撫でてくれたり抱いてくれたりした。
 狐は酷くむずがつて泣き出した。
 そして直ぐに叔母の膝に帰つた。

 叔母の膝に帰っても其の女性の方を気にしては能く見返り見返りした。
 女性は相変らず沈み切つた顔をして当てもなく目を動かしてゐた。
 しみじみ淋しい顔であつた。

 其れから狐は眠つて了仕舞つたのか如何成つたのか何の記憶も無い。
 狐は其の記憶を長い間思い出す事が出来なかつた。

 十二三の頃、同じような秋の夕暮。
 外口の所で外の子供と一緒に遊んでゐると偶と遠い昔に見た夢のやうな其の時の記憶を喚び起こした。
 狐は其の時、其の光景や女性の姿などはつきりとした記憶をまざまざと目に浮べて見た。
 そして其の女性は不意に幼い狐の方を振り向き、真っ直ぐ狐の瞳を見詰めた事を思い出した。
 その女性は哀しそうな顔をして狐の瞳を見詰めながら揺ら揺らと煌めく光に包まれて影を薄くしてその場から消えてしまつた……。
 
 狐は其の女性が姿を消したことに驚き、気絶していた……。
 思えば周囲に居た大勢の人達は誰も其の女性に反応してゐなかつた。
 もしかして其の女性の姿を見てゐたのは狐獨りだつたのかもしれない。

 其れが本当にあつた事か又生れぬ先にでも見たことか或いは幼い時分に見た夢を何かの拍子に偶と思い出したのか如何にも狐には判断が付かなかつた。
 今でも矢張り分らない。

 あれは夢かも知れぬ。
 けれども狐は実際に見たやうな気がしてゐる。
 其の場の光景でも其の女性の姿でも実際に見た記憶のやうにはっきりと今でも目に見えるから本当だと思つてゐる。

 夢に見たのか生れぬ前に見たのか或は本当に見たのか若し人間に前世の約束と云うやうな事があり仏説等に云う深い因縁が或るものなれば、狐は其の女性と切るに切り難い何等かの因縁の下に生れて來たやうな気がする。
 それで、道を歩いていても偶と狐の記憶に残つたそう云う姿そう云うかんばせの女性を見ると若しやと思つて胸が高まる時が或る。

 若し其の女性を本当に狐が見たものとすれば狐は十年後か二十年後か其れは分らないけれども、兎角、其の女性にもう一度、何処かで遇うやうな気がしてゐる。

 いつか確かに遇えるのだらうと信じてゐる。


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今、心から楽しめることを全身全霊でやりなさい。その生き方が君に魂の喜びと経済的な豊かさを同時にもらたしてくれるだろう。

2020年05月15日 16時42分10秒 | VSの日記
 10日以上、お絵かきに熱中して、ようやく一応、絵が完成したのです。
 しか~し。
 リテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した絵に未練があったこと。
 ミリペンを使えばペン描きが可能であること。ミリペンは容易に入手可能であること。
 以上のことから、リテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した絵を完成まで導こう。という気になってしまったのです。

 0.03ミリと0.05ミリと0.1ミリのペンを買ってきてペン描きを試してみました。
 ペン描きが上手く行かなかったら、ここで断念しようと思っていたのです。
 上手くは行かなかったのですが、上手く行きそう……。

 で、ミリペンに慣れる為に落書きを鉛筆で大量に描いてミリペンでペン描きをしていました。
 私は、絵を描く習慣がほとんどなかったので落書きでさえも描くのは遅いのですが、私で5分くらいで描ける落書きを鉛筆で描いてそれにペンを入れていたのです。
 でも、上手く行かない……。
 線がガタガタする……。

 これはミリペンに慣れていない所為なのだろうと思い、鉛筆の下絵無しで色々な落書きを描いてみました。
 落書きなので線を間違えてもOK。
 補助線を付けたままでもOK。
 気楽にミリペンで落書きをしてみました。

 ミリペンは、線を大量に平行に引いた場合でも、線が潰れません。
 そして微妙な腕の動きを拾ってしまいます。
 迷ったり止まったりするとその跡が出てしまいます。

 大量にミリペンで落書きしてみて、今迄、鉛筆で描いていたものは、きちんと細かく描いていない場合があった。と気が付きました。
 自分では描いているつもりでも、ペンを入れる時に分からなくなる場所がある。そんな時は、そこはきちんと描いていないということ……。ふうむ。
 鉛筆では下手でも誤魔化しがきく。きちんと描かなくても誤魔化せてしまう。
 しかし、ペンを入れるとその部分が顕になってしまう……。ふうむ。

 ミリペンでは鉛筆では出来なかった表現が出来ることも分かり、少しわくわく。
 ただ、その表現は大量描き込みとなるので、今の私の技量では局所的にしか使えない。
 今の私の技量では単純な線での絵の方がよい……。

 それと、私は鉛筆を使った際は、筆圧が高いみたいで線を間違えて消しゴムで消した時に、紙に凹凸が出来てしまう。
 ペン描きの際にその凹凸にペンが入り込んで線がガタガタになりやすくなってしまう……。
 鉛筆描きの時から気を付けるか、別の方法を考えるか……。
 鉛筆描きをスキャナーで取り込んで鉛筆の色を薄くしてプリントアウトしてそれにペン描きをしてパソコンで鉛筆描きの線を飛ばす……。という方法がベストかもしんない……。

 と、考えながらせっせとペンを動かしていたのです。
 今回はミリペンで落書きをたくさん描く。という目的なので、今迄のA4サイズの紙ではなく葉書サイズの紙に描いていたのです。
 ようやく、ミリペンに少しだけ慣れてきて、葉書サイズで簡単な絵ならある程度のラインが出せるようになってきたのです。

 で、思ったのですが……。
 構想段階だと、まず、葉書サイズで描いてみるというのは正解なのではないか……。
 いきなり、A4サイズで描こうとしたのは大きな間違いだったのではないか? 
 簡単に早くたくさん描いてイメージを固める。この段階だと小さいサイズで描くのが正解なのではないか? 
 大きいサイズでいきなり描くと、混乱してしまうのではないか? 
 ふうむ……。

 で、さらに思ったのですが……。
 絵葉書サイズで延々と落書きをしてみて……。
 私は、絵を描きたいわけではない。落書きがしたかったのだ。と気が付きました。
 うん。
 落書き、楽しい……。
 今迄、私は落書きというものをほとんどしてこなかったのですが、落書きは楽しい……。
 勿論、落書きをしていて、その中の一つが気に入ってそれを絵にしたい、と思ったならそれを絵にすればよい……。


 で、「アマビエ様」の絵は不満は大いになるものの一応は完成したのだから、もういいじゃん。という心境になりました。
 あそこがあの時の私の限界点。それをきちんと認めよう。という気持ちになりました。

 ミリペンの表現方法はたくさんあって、それを習得するのは時間がかかりそうだし、何よりも私は落書きを描きたい。
 まだまだ下手だけれども、下手なりに楽しむことを優先したい。
 気楽に落書きを楽しんで、その中からもし絵にしたいと思えるものがあったら、絵にしてもよい。それに、ミリペンで絵として完結させることも可能な気がする……。という心持なのであります。

 いずれにしても、何か沼に足を突っ込んだ感があり、これで良いのだろうかとも思うのですが、私の中のお気楽極楽な御大尽が「よいではないかよいではないか」と云うので、良いということにいたしましょう。





 最近、お絵描きに没頭して本を読んでいないので本の神様が激怒してそうな気がする……。
 本の神様を怒らせると怖いので、今日はお仕事が終わったら本を読もう、と思っているところなのでございます。 


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人の心の中には未踏の大陸が潜んでいる。自己の魂の発見に乗り出す者は幸いである。

2020年05月12日 23時56分22秒 | VSの日記
 本日5月12日は、織田信長方が石山本願寺を包囲した日で、駿河・久能山から移された徳川家康の遺体が日光・奥院廟塔に改葬された日で、キュリー夫人がラジウムを発見した日で、岡山県で現在の民生委員制度の前身にあたる済世顧問制度が発足した日で、イギリス海軍に徴発された客船オリンピック号がドイツ潜水艦U-103を体当たりで沈めた日で、治安維持法が施行された日で、ロンドンにあるソ連の貿易事務所アルコスをイギリス官憲が捜索した日で、3月1日に誘拐されたチャールズ・リンドバーグの長男が遺体で発見された日で、ドイツが満州国を承認した日で、アッツ島の戦いが始まった日で、アメリカ合衆国とカナダの統合防衛組織・北アメリカ航空宇宙防衛司令部が発足した日で、瀬戸内シージャック事件が発生(翌日に警察が犯人射殺で解決)した日で、中国・四川省でM7.9の四川大地震が発生した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十五度。最低気温は十四度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。


 10日以上、お絵かきに熱中して、ようやく絵が完成して、昨夜は久しぶりに何もせずにゆっくりぐっすり寝よう、と思っていたのです。
 しか~し。お絵かきに熱中した状態が続いて興奮したままだったのか、眠れない……。
 お布団の中でまんじりとしていたのです。
 すると、私の中の悪魔なのか天使なのか分からない存在が、「君はリテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した絵に未練があるのではないのかね?」と囁くのです。
 確かに未練はあるのです。
 しかし、またあの苦行ともいえるあの作業を繰り返す元気は私にはありません。楽しかったですけれどもね。
 しかしですよ。私の中の悪魔なのか天使なのか分からない存在は、「君は満足していない。未練があるのがその証拠だ。そして満足をしていないということはまだ君は全力を出し切っていないということだ。それでよいのか?」と云うのです。
 いやいやいやいや。全力ですよ? やれることはやりきりましたよ? 
 「君は気が付いているはずだ。君はペン画を断念したがそれは0.5ミリの普通のボールペンで試して上手く行かなかったからだ。しかし、君は世の中には超極細のペンが存在することをリテイク26修正4の彩色をしている頃に気が付いてしまった。もし、ペン画が可能ならば、全く話は変わってくるはずだ。試してみようとは思わないのかね? 」
 それは……。
 「君の全力はその程度のものなのかね?」
 お絵かきをすることは私にとっては、まだ趣味ですらないのですよ。そこまで本気(←本気と書いてマジと読む)になる必要はないと思うのですが……。
 「趣味以前のものであるからこそ本気(←本気と書いてマジと読む)にならなければなりません。仕事ならば本気になってはいけません。仕事は結果が全てです。本気になって一心不乱に取り組めば周りが見えなくなり余裕がなくなる可能性があります。余裕がなくなれば、結果が出なくなる可能性が高まります。そして不測の事態に対処できなくなる可能性もあります。しかし、趣味は自己満足の世界です。自己満足の世界ならば自分が納得できるまで本気で取り組むべきです。あなたはまだ未練がある。そうでしょう?」
 ……。無理はしませんよ? 
 「当然です。徹夜を何日も続けるくらい没頭することは自己管理が出来ていないということですから」
 ……。



 リテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した絵を新しく描き直してみた。
 ロングドレスを着させて、背景もすこし変えた。背景はかなり満足できなかったから。
 そして、0.03ミリと0.05ミリのペンを買ってきてペン書きを試してみた。
 ペン書きが上手く行かなかったら、ここで断念しようと思っていたのだ。
 ……。
 まだ慣れていないが……、上手く行きそうな気がする……。
 どうしよう???? 
 このまま、リテイク26修正1を完成までもっていこうか……、迷う。

 ペン書きの練習をしなければいけない。そして、彩色をどうしようかという問題が残っている。
 でも、このペン書き作業は、ちょっと試しただけだけど、凄く楽しそうに思える……。

 どうしよう??? 
 まだ続けようか??? 
 今、迷っているところなのでございます。



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作品というのは考えのデスマスクである。

2020年05月11日 11時33分46秒 | VSの日記
 絵を描いてみよう。そうしよう。と、ふと思ってしまい、描き始めてみたのです。
 んで、例の「あれ」を題材にしてみようと思ったのです。
 描き始めてみて「この題材は思っていたよりもはるかに難しいじゃん。めっちゃ難しいじゃん」となってしまったのです。
 3本足でしかも魚の鰭みたいな足……。
 鱗だらけの躰……。
 「あれ? これはどのように書けばよいのか?」となってしまったのです。

 それでも、資料を集めて、描き始めたのです。
 お仕事の時間以外の殆どを費やしてがりがりと鉛筆を走らせたのです。
 現在、パソコンで彩色作業中。
 楽しい。楽しすぎる……。
 まぢで食事の時間や睡眠の時間が惜しい。







 本体の彩色が一応完了。
 背景の彩色を終えた後に微調整をする予定。
 背景は波型と水泡以外の余白の部分の処理に迷っている。
 ノープラン。
 海の中のイメージなのだが……。
 手前を暗く中心を明るくしたいというイメージがあるのだが……。
 イメージを具体化する方法論が見つからない……。



 波型と水泡と影の部分の彩色が終了。
 本体にも微調整を行っている。
 背景の余白の部分は何も思いつかない。
 これはこのままで良いのではないか? 
 そして、これ以上、手を加えても良くなるイメージがわかない。
 イラストが上手い人はもしかするとこの段階からさらに手を加えていくのかもしれないが、私はもはや何も思いつかなくなった。
 嗚呼。終わった……。
 ここで終了。
 完成です。




 イラストを描くという習慣がほとんどなく、超初心者ではあったのだけれども、描いてみると面白かったし楽しかった。
 勿論、出来は満足のいくものではない。
 しかし、満足のいくものではある。
 現状で、イラストを描くことに関して超初心者である私が全力で持てる力を全て使って描いてみた結果は、満足のいくものは描けない、という結果であったことが満足のいくものであったと言える。
 何より、楽しかった。
 この楽しかったということが分かったことが満足であるともいえる。


 「アマビエ様」を描くという課題ならば、この絵は不合格だろう。
 例えば、学校の美術の課題ならば、「この絵はアマビエ様っぽくない」という点で大きなマイナス評価となるだろう。
 頭身のバランスの問題は最後まで悩んだ。
 人を描くならもっと足を長くしなければならない。
 この頭身にしたのは理由があるけれども、説明が要る時点で表現しきれていないということになる。
 足先が異様に長いのも理由があるのだけれども、同じく説明が要る時点で表現しきれていないということになる。
 目の周りの模様に関しても、同じ。

 そもそもが描き始める前の準備が圧倒的に足りなかった。
 一応、準備をしたつもりだった。
 しかし、全く準備が足りていなかった。
 それ故に的を外し続けた。
 意図が明確になっていなかった。
 漠然と無意識で描いていた。
 どこにも存在していないものを描くなら描く前にくっきりとイメージを固める必要があった。
 その上で描くのに難しいと感じる部分を先に練習しておく必要があった。
 彩色に関しても、きちんと考えておく必要があった。
 せめて、何を使ってどのような塗り方をするのか? それくらいは先に決めておく必要があった。
 段取りは重要である。

 
 顔は最後まで安定しなかった。
 先に、「何歳くらいに見えるのか?」、「どんな表情に見えるのか?」、「どんなことを考えているのか」、くらいは考えておくべきだった。
 ほぼ何も考えずに描いていたので、描く度に顔が変わってしまう……。
 頭身のことを考えるのならば、デフォルメしたフォルムを考えるべきだったし、「何歳くらいに見えるのか?」は非常に重要な要素であったにもかかわらず、線画が完成するまではそのことに気が付いていなかった。
 例えば、




 以前、線画を描いた中で最も幼い顔に見えるリテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した上の絵の方が、アマビエ様っぽくないか? 
 アマビエ様の絵という意味ではこちらの方がよかったのではないか?
 勿論、これはこのままではまだ使えない。
 上半身にレース模様の入ったドレスを着せてみた。
 でも、レース模様をどのように描いてよいのか分からない。
 他にもいろいろ問題はある。
 しかし、こちらの方がアマビエ様っぽい。ような気がする。

 つまり、線画の最終稿を決定する際の吟味という点でも甘かったような気がする。


 まあ、これはもう過ぎたこと。
 振り返るとあんな作業工程で彩色はマウスを使って一応とはいえよく完成まで持って行けたものだ、と自分で驚いてしまう。
 その点は評価しても良い、と思う。
 色々と反省点を見つけたし、現時点で出来ることと出来ないことも分かったし、ほとんどしたことがないことをしてみて自分の性格が改めて今更ながら分かったこともある。
 何より楽しかった。



 では、最後に現在の状況の終息の祈りを込めて、拙いながらも一生懸命描いてみたアマビエ様の絵を大きい版で貼ってみよう。
 色々とバレて恥ずかしいのですが、これが現在の私の精一杯であります。
 御笑覧ください。







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色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず

2020年05月10日 23時23分45秒 | VSの日記
 本日5月10日は、最澄と空海が遣唐使として入唐した日で、ジャック・カルティエがニューファンドランド島に到着した日で、石山本願寺の顕如が織田信長に反抗して再挙兵した日で、イギリス王ジョージ3世を批判する記事を書いたかどでジョン・ウィルクスが監獄に収監された日で、イギリスで茶法が成立した日で、フランス政府転覆を計画したフランソワ・ノエル・バブーフらが逮捕された日で、インドでインド大反乱が起こった日で、日本が遼東半島を清に返還した日で、ドイツ各地でナチスによる「非ドイツ的」な著作物の大規模な焚書が公開で行われた日で、イギリス軍がアイスランドに侵攻した日で、潜航状態での世界一周を達成したアメリカ海軍の原子力潜水艦「トライトン」がデラウェア州沖で浮上した日で、報道機関に「かい人21面相」から「グリコ製品に毒物を混入した」との脅迫状が送られた日で、ノッポさんのお誕生日です。

 本日の倉敷は曇りでありましたよ。
 最高気温は二十四度。最低気温は十七度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。





 
 今はもう昔の事。
 狐が子供の頃のお話。

 明るい昼間。皆は外に出ていて狐は獨り庭で遊んでおりました。
 家に誰も居りませんでしたから、其処等はしいんとしてゐます。
 ところが家の何処かの座敷でかかつと子供の笑い聲がしたのです。
 狐は驚き、震えながらこつそり母屋に行ってみましたが、どの座敷にも誰も居ず、刀の箱もひつそりとして、垣根の檜がいよいよ青く見えるきり、誰も何処にも居ませんでした。

 かかつかかつと子供の笑い聲が聞こえます。
 遠くの百舌鳥の声なのか、野良猫が草叢を歩く音なのか、何処かで豆を箕にかけるのか、色々考えながら黙って聴いてみましたがやつはりどれでもないやうでした。
 確かに何処かでかかつかかつと子供の笑い聲が聞こえたのです。
 も一度こつそり座敷を覗いてみましたが、どの座敷にも誰も居ず、ただ御日様の光ばかり其処等一面、明るく降つておりました。

 狐は呟きました。座敷笑子?
 すると何処からか、はぁぁいという子供の聲がしました。
 狐は吃驚して飛び上がつてしまいました。
 しかしどの座敷にも矢張り誰も居ませんでした。

 暫らくするとかかつかかつという笑い聲は聞えなくなり、其処等はしいんとした静けさが戻つてきました。
 座敷童子? 狐は首を傾げながら庭に出て、その日は陽が暮れるまで獨り遊びを楽しんでおりました。



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