狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『下妻物語』

2020年07月15日 22時57分10秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『下妻物語』のDVDを観ていました。

 舞台は茨城県下妻市。
 全身ロリータ・ファッションで身を包む高校生の竜ヶ崎桃子は東京・代官山のロリータファッションブランドのお店に片道約2時間半かけて毎週のように通っていた。
 高い洋服代を稼ぐ為に、父親の作った某有名ブランドの偽物の服を(偽物と明記したうえで)売り飛ばそうと画策する。
 すると特攻服を着て原チャリに乗ったぱらりらぱらりらの女が某有名ブランドの偽物の服を買いにやってきた……。

 監督は、中島哲也。
 原作は、嶽本野ばらの小説『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』。
 出演者は、深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、樹木希林、岡田義徳、福田麻由子、小池栄子、阿部サダヲ、荒川良々、矢沢心、生瀬勝久、本田博太郎、入絵加奈子、水野晴郎、まちゃまちゃ、真木よう子、スピードワゴン、木村祐一、三浦香、太田美恵、加藤美月など。





 一本筋の通ったロリータファッション莫迦と一本筋の通ったヤンキー娘の友情の物語でコメディーです。
 いたるところにギャップがあってとにかく笑えます。
 爽快な青春映画でハチャメチャでパワフルなコメディーでありました。
 面白かったですよ。
 お勧めです。



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『天気の子』

2020年07月14日 23時22分39秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、アニメーション映画『天気の子』のDVDを観ていました。

 2021年(令和3年)6月。
 神津島で暮らす高校1年生の森嶋帆高は家出をして、東京にやって来た。
 フェリーで知り合ったライターの須賀圭介の元を訪ねて、彼の下で働き始める。 
 彼の仕事の中で一時的な晴天を呼ぶ「100%の晴れ女」の都市伝説の話を聞く。
 その夏の関東地方は、異常気象により長期間にわたって雨の日が続いていた……。




 作った側は、ラストの一番盛り上がるシーンの主人公の台詞を描きたかったということなのでしょう。
 この物語の原型と呼べるお話は世界中に無数に存在しているのですが、このお話は原型と呼べるお話から構造が大きく変化しています。
 あの台詞を主人公に叫ばせる為に、原型となるお話の構造から逸脱させたのでしょう。
 ただ、あの台詞は、胸を打たれる人とどん引きする人に分かれるのでは? 
 ちなみに私はどん引きしました。


 主人公は物語の最初から延々と間違い続けます。
 判断を間違え決断を間違え続けます。
 間違えを間違えだと気づきません。或いは間違えを認めません。
 でも、高校生なのだから仕方ないっすよ。
 ヒーローはこの世に存在しない。世界を変える力を持っている者がいるとしてもその人は世界の命運を独りで背負う義務はない。ただし個人的にはヒーローもヒロインも存在する。そんなお話です。

 気になるのはヒロインの意思や決断を主人公が無にしてしまっていること。
 それでよいのでしょうか? 
 あれだけの決断をして実行したヒロインが、主人公が迎えに来たら即座に全てを無かったことにしてしまうということはあり得るのでしょうか? 


 面白かったですよ。
 楽しめました。


 
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『川の底からこんにちは』

2020年07月13日 18時03分51秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『川の底からこんにちは』のDVDを観ていました。

 OLの木村佐和子は上京して5年目。
 上京して5人の男にフラれ5つ目の職場で働いている。
 人生どん詰まりと感じていて夢や希望はない。妥協と惰性で生きている。
 ある日、父親が入院したという知らせが入り、実家のシジミ工場を継ぐよう言われるのだけれども……。

 監督は、石井裕也。
 出演者は、満島ひかり、遠藤雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松了、並樹史朗、稲川実代子、猪股俊明、鈴木なつみ、菅間勇、牧野エミ、工藤時子、安室満樹子、しのへけい子、よしのよしこ、目黒真希、森岡龍、廣瀬友美、山内ナヲ、丸山明恵、潮見諭、とんとろとん、など。




 駄目人間の映画です。
 駄目人間しか出てきません(子供は除く)。

 前半から中盤までいらいらさせられました。
 前半から中盤までは駄目人間達の駄目っぷりをまざまざと見せつけます。
 駄目人間達の発言に主人公の佐和子がより一層駄目な発言をかぶせてきます。
 満島ひかりの観る人をいらいらさせる名演技はお見事です。
 「私はどうせ中の下の女ですから」とか「しょうがない」とかネガティブ発言連発でいらいらしながら観ていました。
 どうしようこのままこんな感じで終わるのかなと不安に思いながら観ていると、終盤に入って主人公が開き直って面白くなりました。
 今までのネガティブ発言はそのままで「だから頑張らないとしょうがない」と続いて主人公は頑張りはじめます。
 それでも相変わらず駄目人間なのだけれども観ていて面白い。
 朝礼のシーンは、満島ひかり、お見事です。
 劇中の(主人公が作った)社歌には笑ってしまいました。良い具合に狂ってる。

 お話の造り方が荒っぽくて粗い部分が見えたしうんざりするところもあったけど、朝礼のシーンとあの社歌が出てきただけで私はOKです。
 ラストもちょっと切ない。

 面白かったですよ。
 映画としてはどうだろと思うところはありますが、面白かったです。


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『LUPIN the Third -峰不二子という女-』 DVD第4巻

2020年07月12日 22時46分11秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、『LUPIN the Third -峰不二子という女-』のDVDの第4巻を観ていました。

 テレビアニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』の放送開始40周年を記念して、27年ぶりに連続テレビアニメシリーズとして制作された作品で、峰不二子を主人公としたお話であります。
 ルパンや次元や五ェ門がまだ仲間になっていない時代のお話で、原作の漫画に近いイメージとなっています。

 収録されているのは、第10話「死んだ街」と第11話「愚か者の祭」と第12話「峰不二子という女(前篇)」と第13話「峰不二子という女(後篇)」で、最終巻であります。



 もう既に多くのイメージが付いている「ルパン三世」のキャラクター達を再解釈して今迄のイメージを打ち壊して再解釈のイメージを提示しています。
 これはかなり勇気のある行為で凄いです。
 何故にルパン達が格好良いのか? この部分を掘り下げて、原作の漫画のイメージに近づけながら、残虐で冷酷な部分を出しながら、物語を作る。
 失敗する可能性がある行為で、物語を作る能力がないと挑戦も出来ない行為です。
 そして、「ルパン三世」のキャラクターの再解釈をして提示する行為を、峰不二子というキャラクターを主人公にして峰不二子というキャラクターを通して行っています。
 その上で、峰不二子というキャラクターの再解釈を行い、その再解釈を物語を通して提示しています。
 各キャラクターの峰不二子を評した言葉はばらばら。
 峰不二子をどう評するかでそのキャラクターの性格や考え方が分かります。
 そして、峰不二子を評したばらばらの相矛盾する言葉は、全て峰不二子に当てはまる……。面白いです。

 そして、峰不二子という女とはどのような女なのかを描いています。
 峰不二子というキャラクターを再解釈するのではなく新たに作り直す……、と思わせて……。 




 アダルトな「ルパン三世」。
 面白かったですよ。
 楽しめました。



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『機動警察パトレイバー the Movie』

2020年07月11日 14時47分55秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、アニメーション映画『機動警察パトレイバー the Movie』を観ていました。

 舞台は汎用多足歩行型作業機械・レイバーが市場に登場し普及している近未来。
 レイバーによる犯罪の急増から警察は警備用のレイバーを導入することを決定する。

 主人公は警視庁警備部特科車両二課中隊第2小隊の隊員。
 首都圏ではレイバーが突如原因不明で暴走する謎の事件が多発する。
 調べた結果、暴走した機体は篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」が搭載されていた。
 OSのプログラムミスではなく主任開発者が意図的に仕組んだコンピュータウイルスであるなら、首都圏の3000台のレイバーによる大規模一斉暴走が予測されたのだが……。




 この映画は私は人物のやり取りが好きです。
 昼行燈策士・後藤隊長と狸オヤジ・海法部長の腹黒い会話(やりたいことをやりたいようにする為に許可を取るVS責任回避)とか榊整備班長と実山さんの渋い会話(本音と建て前&プライドと責任)とか後藤隊長にいいように使われてしまう遊馬とか。
 分かりにくいわけではないけど回りくどくて面白いです。
 押井守監督の作品の中では分かりやすいエンターテイメントに仕上がっています。
 お勧めの作品です。


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ドラマ『ミス・シャーロック』DVD第1巻

2020年07月09日 22時12分08秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、ドラマ『ミス・シャーロック』のDVD第1巻を観ていました。

 外科医師の橘和都は、医療ボランティア先のシリアから帰国した日に、かつての恩師が目の前で爆殺されるという事件に遭遇する。
 その事件の取り調べで一人の女性と出会う。
 名前はシャーロック。
 彼女は、警視庁から依頼を受けて事件を捜査する捜査コンサルタントだった……。

 出演者は、竹内結子、貫地谷しほり、滝藤賢一、中村倫也、大谷亮平、小澤征悦、伊藤蘭、斉藤由貴、など。

 シャーロック・ホームズとワトソンを日本人女性に設定を変えて舞台を東京に移したミステリドラマであります。


 面白かったですよ。
 続きを観てみることにいたします。


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『マックス&エリー 15歳、ニューヨークへ行く!』

2020年07月08日 16時52分28秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『マックス&エリー 15歳、ニューヨークへ行く!』のDVDを観ていました。

 1962年。
 アメリカのカリフォルニア州の田舎町で暮らすエリーは、交通事故で母親を亡くしてしまう。
 父親はショックで仕事に身が入らない。
 幼い兄弟の世話をしながらエリーは落ち込んでいた。

 ある日、エリーは親友のマックスから母親の憧れの人・ルーズベルト元大統領の夫人エレノアからの手紙を受け取る。
 2人はエレノアに会いにニューヨークへ行くことにした。
 カリフォルニアからニューヨークへは3000マイルあるのだが……。

 監督は、ケビン・コノリー。
 出演者は、イザベル・ファーマン、リアナ・リベラト、ジョエル・コートニー、ジョシュ・ルーカス、ルーク・ウィルソン、ジェシカ・アルバ、パトリック・シュワルツェネッガー、など。



 少女2人のニューヨークまでの珍道中を描いたコメディです。
 レトロでお洒落なコメディでありました。
 面白かったですよ。
 楽しめました。


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『マン・アップ!』

2020年07月05日 22時55分00秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『マン・アップ!』のDVDを観ていました。

 主人公のナンシーは数年前に彼氏と別れてから恋愛に対して臆病になり積極的になることができずにいる。
 そんな彼女が、ある日、誤解からある男性のデートの相手と間違われてしまう。
 その男性は友人に女性を紹介されてその女性に初めて会う。ナンシーが持っていた本と同じ本が目印だった。

 ナンシーは誤解を解こうと思ったが、気が合いそうな彼との出会いを不意にするのがいやで、彼のデートの相手と偽る。
 二人は楽しい時間を過ごす……。
 のだけれども……。

 監督は、ベン・パーマー。
 出演者は、サイモン・ペッグ、レイク・ベル、ロリー・キニア、ケン・ストット、ハリエット・ウォルター、オリヴィア・ウィリアムズ、シャロン・ホーガン、オフィリア・ラヴィボンド、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ポール・ソーンリー、ディーン=チャールズ・チャップマン、など。
 ロマンティック・コメディ映画です。



 中盤あたりまでで気になりそうなことを終盤できちんと潰しているのですっきり。
 面白かったですよ。
 楽しめました。


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『ハッピーエンドが書けるまで』

2020年07月02日 16時19分31秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『ハッピーエンドが書けるまで』のDVDを観ていました。

 大学生のサマンサは書いた小説が出版されることになって小説家としてデビューすることになった。
 父親のビルは著名な作家でサマンサが書いた小説の校正をして手伝っていたが、出版されるサマンサの小説がビルが手伝った作品ではないとおかんむり。
 サマンサの弟・ラスティも作家志望で小説を書いている。でも父親に作家修行であれこれと言われて少しげんなりしている。

 サマンサは、3年前の両親の離婚を目の当たりにして恋愛や結婚に良いイメージがない。
 合理的に物事を考えようとして愛とか恋とかを否定している。
 同級生のルイスに言い寄られるが素気無い態度。
 父親のビルは別れた妻に未練たっぷりで妻の家をこっそりと覗いたりしている。
 離婚してから3年経つがその間に新作を書いていない。
 弟のラスティは同級生のケイトに恋をする。しかし彼女には彼氏がいて……。

 監督は、ジョシュ・ブーン。
 出演者は、リリー・コリンズ、ローガン・ラーマン、グレッグ・キニア、ジェニファー・コネリー、ナット・ウルフ、リアナ・リベラト、ラスティ・ジョイナー、パトリック・シュワルツェネッガー、スティーブン・キング(声)、クリステン・ベル、など。



 家族の物語です。
 丁寧にゆったりと3人のお話が進んでいきます。
 3人とも少し理屈っぽい。
 そんな3人の変化を描いています。

 面白かったですよ。
 楽しめました。


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『幸せの1ページ』

2020年06月28日 14時27分45秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日は、シティライトスタジアムに行く前に映画『幸せの1ページ』のDVDを観ていました。

 少女のニムは海洋生物学者の父親と南太平洋の孤島で暮らしている。
 二人の他はだれも住んでいない無人島。
 ニムはそこでのびのびと暮らしていた。

 ある日、父親はヨットで泊りがけの調査に出た。
 よくあることなのでニムは何も心配していなかった。
 留守番するニムは、愛読する冒険小説「アレックス・ローバー」シリーズで知られる小説家のアレクサンドラ・ローバーから父宛ての取材の電子メールを受け取る。
 アレクサンドラを小説の主人公と勘違いしたニムは、アレクサンドラとメールのやりとりを始める。

 その夜に島に嵐がやってきた。
 父親と連絡が取れなくなってしまい、心配するニモはアレクサンドラにメールで助けを求める。
  
 しかし、アレクサンドラは対人恐怖症で外出恐怖症で極度の潔癖症の引きこもりだった……。

 監督は、ジェニファー・フラケット&マーク・レヴィン。
 出演者は、アビゲイル・ブレスリン、ジョディ・フォスター、ジェラルド・バトラー、マディソン・ジョイス、マイケル・カーマン、シャノン・ヴァン・デ・ドリフト、など。
 原作は、ウェンディー・オルーの小説『秘密の島のニム』です。




 ニムの父親が遭遇する状況は大事なのですが、ニムが体験する状況やアレクサンドラが遭遇する状況は他者から見るとそれほど酷い状況ではありません。
 でも本人にとっては一大事なのです。そこで笑いが生まれてきます。
 テンポよく進む楽しい映画でありました。
 題名は原題の『Nim's Island』の方が良いように思えます。

 面白かったですよ。
 楽しめました。



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『きみといた2日間』

2020年06月26日 18時25分01秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『きみといた2日間』のDVDを観ていました。

 メーガンは、彼氏に浮気をされて婚約を破棄されて失恋中。
 彼氏を追いかけて大学に入ったので医学進学コースの学位を取ったのだけれども医者になることに実感がなく就職活動は上手くいっていない。
 ルームメイトは無職のメーガンの契約更新を心配している。
 近頃は部屋の中にいることが多く引きこもり気味。

 そんな現状を変える為、ある日、メーガンはネットの恋活サイトに登録する。
 そしてそこで知り合ったアレックと一晩を過ごした。
 翌朝、メーガンは寝ているアレックに内緒で静かに部屋を立ち去ろうとしたのだが、警報機が鳴ってしまう。
 メーガンは目を覚ましたアレックに礼儀正しく挨拶をして立ち去ろうとするのだけれども、アレックが言ったある一言に敏感に反応してアレックと激しい口論をしてしまう。
 悪感情が残るまま、メーガンはアレックの部屋を出た。しかし外は記録的な大雪で出口は雪で塞がれていて外に出ることはできない。

 メーガンは仕方なく雪が止んで除雪作業が始まるまでアレックの部屋で待たせてもらうことにした。のだけれども……。

 監督は、マックス・ニコルズ。
 出演者は、マイルズ・テラー、アナリー・ティプトン、ジェシカ・ゾー、スコット・メスカディ、など。

 コメディ映画です。



 一夜限りのはずだったお相手とお部屋の中で2人きりになるのです。
 しかもお相手とは喧嘩をして罵り合った直後なのです。
 非常に気まずいのです。
 長時間気まずいままでいるのは2人とも嫌なので話題を探そうとするのですが、2人ともお互いのことを何も知らないのです。
 そして一夜限りのお相手のはずだったので2人ともプライベートなことはあまり相手に言いたくないのです。
 それでお互いがお互いのことを知っていることと言えば……。
 どうせ仲が悪いのだからいっそのこと……。
 好きな人には絶対に言えないようなことを言っていると……。


 軽妙にお話が進んでいきます。
 面白かったですよ。
 楽しめました。



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『マダム・マロリーと魔法のスパイス』

2020年06月21日 15時20分14秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』のDVDを観ていました。

 インドからフランスにやって来たカダム一家は車の故障で南フランスの山間で立ち往生をしていた。
 偶然通りかかった車によってとある町に辿り着く。
 その街で格好の土地を見つけた一家のパパは、その土地を買い取ってインドレストランを開くことを思いつく。
 しかしその場所は、老舗フレンチレストランでミシュラン一つ星を誇る「ル・ソール・プリョルール」の真向かいだった……。

 カダム一家の店から流れてくる騒々しいインド音楽と強烈なスパイスの匂いは静かな雰囲気の「ル・ソール・プリョルール」には大迷惑。
 「ル・ソール・プリョルール」を切り盛りしている女主人の女主人のマダム・マロリーはカダム一家のパパと激しく言い争う。
 しかし、一家の次男のハッサンはマダムの店の副料理長であるマルグリットと仲良くなり……。

 監督は、ラッセ・ハルストレム。
 出演者は、ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニシュ・ダヤル、シャルロット・ルボン、ミシェル・ブラン、など。

 アメリカのコメディ映画です。



 知らないことを理解することって難しいよね。
 前半は異文化のぶつかり合いをコメディタッチで描いています。
 後半は才能についてのお話ですね。

 自分達のみが正しいとし相手を否定するならば発展性はないけれども、お互いが敬意を持って妥協点を探るならば仲良くなれるしより良いものもできる。そんなお話であります。

 面白かったですよ。
 楽しめました。



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『ビリディアナ』

2020年06月18日 16時58分04秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『ビリディアナ』のDVDを観ていました。

 修道女の修行をしているビリディアは、学費を出してくれていた伯父のハイメに挨拶する為、彼の屋敷を訪れた。
 ハイメは亡き妻にそっくりなビリディア魅せられてしまう。
 彼は修道院に入るビリディアを手元に置こうと引き留めるが、ビリディアの意思は固い。
 ハイメはビリディアを手に入れようと汚い手を使う……。のだが……。

 伯父が自殺する。
 ビリディアは彼の死の原因が自分にあると考え、修道院に入ることを断念し、他者の為に人生を捧げようと考える。
 救貧院を作って恵まれない者や障害者を集めて生活の面倒をみて彼等彼女等に希望を持たせることを考える……。
 しかし……。

 監督は、ルイス・ブニュエル。 
 出演者は、シルヴィア・ピナル、フランシスコ・ラバル、フェルナンド・レイ、マルガリータ・ロサーノ、ローラ・ガオス、など。
 1961年のスペイン映画です。


 むぅ。
 何と赤裸々な剥き出しの人間像なのだろう。
 誠意をもって人に接すれば必ず分かってもらえる。そんな言葉を粉々に砕いてしまうかのよう。
 そもそも正しくあろうとか人の役に立ちたいとかいうのも欲望の一つに過ぎない。
 その欲望を人に押し付けると迷惑する人も出てくるし利用するだけって人も出てくる。無欲で利他的であろうとする気持ちも欲望の一つに過ぎない。
 主人公はそのことに無自覚な人間ではある。

 幾つかのシーンは名画のパロディであったりする。
 人間とはこんなものだよ。と突き付けてくるようなお話。
 そして欲望についてのお話。
 理想と現実のお話でもあります。
 突き付けてくる現実はあまりにも厳しくあまりにも身も蓋もない。
 我等は何と罪深く業深いのだろう。


 面白かったですよ。
 お勧めです。


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『ヘイトフル・エイト』

2020年06月16日 13時55分26秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『ヘイトフル・エイト』のDVDを観ていました。

 南北戦争終結から数年後のワイオミング州の山中。
 元北軍少佐で賞金稼ぎのマーキス・ウォーレンは、冬の山の中で立ち往生していた。
 通りかかった駅馬車に乗せてもらおうとするが、駅馬車の御者はこの駅馬車は貸し切りなので乗者に許可を取って欲しいと言う。
 乗っていたのは、賞金稼ぎのジョン・ルース。
 彼は賞金首を生きたまま引き渡す賞金稼ぎで、一万ドルの賞金首であるデイジー・ドメルグを連れていた……。

 監督は、クエンティン・タランティーノ。
 出演者は、サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、ジェームズ・パークス、デイナ・グーリエ、ゾーイ・ベル、リー・ホースリー、ジーン・ジョーンズ、キース・ジェファーソン、クレイグ・スターク、ベリンダ・オウィノ、チャニング・テイタム、クエンティン・タランティーノ、など。

 猛吹雪で家屋に閉じ込められた8人を描いた密室劇で西部劇です。



 猛吹雪をやり過ごす為に山中の「ミニーの紳士服飾店」でやり過ごそうとするのです。
 そこには先客がいるのです。
 「ミニーの紳士服飾店」に集まった人間は、胡散臭い人間ばかり……。

 誰も信用できないのです。
 観ている人は誰も感情移入できないのです。
 でも、緊迫感が凄くてぐいぐいと引き込まれるのです。

 罵り合いに続く罵り合い。
 自分を優位な立場にしようと駆け引きが繰り返し行われます。

 そして衝撃的なことがおこるのです。
 そこからさらに腹の探り合いや騙し合いが行われるのです。

 緊張感あふれる状況。そして身も蓋もない残酷な描写。
 でもって悪人達が繰り広げる騙し合い。
 何気ない会話が後になって効いてきます。

 面白かったですよ。
 お勧めです。

 ただ、残酷な表現が出てくるので苦手なお方は御注意されたし。



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『マルホランド・ドライブ』

2020年06月12日 23時19分42秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『マルホランド・ドライブ』のDVDを観ていました。

 交通事故に遭った女性がふらふらになりながらもハリウッドの街中に辿り着く。
 事件に巻き込まれているらしく警察には行かない。
 長期の外出をしようとしている人の家に潜り込む。
 その家は有名な女優のルースの家だった。

 ルースの姪で女優志望のベティはルースの留守中に家を預かることになっていた。
 ベティはルースの家の中で見知らぬ女性を見つける。
 その女性は事故で記憶を失っていると言う。
 彼女が持っていたバッグの中には大金と青い鍵。
 ベティはその女性の記憶を取り戻すことに協力しようとする。
 のだけれども……。

 監督は、デヴィッド・リンチ。
 出演者は、ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング、アン・ミラー、ジャスティン・セロー、ダン・ヘダヤ、ロバート・フォスター、レベッカ・デル・リオ、ミシェル・ヒックス、メリッサ・クライダー、リー・グラント、メリッサ・ジョージ、チャド・エヴェレット、パトリック・フィッシュラー、など。




 以下、ネタバレありです。

















 妄想と夢の世界に浸っていた女性のお話です。
 ほぼ説明無しにエピソードが積み重ねられています。
 なので最初は混乱します。本筋とは無関係なシーンが存在すると思えるかもしれません。
 しかし、物語は巧緻に組み上げられていて無意味なシーンは存在しません。
 ラスト30分までに存在する御都合主義に思えるようなお話や頭の中に「?」が浮かぶようなエピソードや違和感が生じたところを覚えておくと、ラスト30分の時点で物語の仕掛けが分かるようになっているので面白いです。

 悲しい悲しいお話です。
 ある女性の願望や欲望が冒頭からラスト30分まで延々と語られます。
 その女性とは関係ないエピソードと思えるシーンも全て彼女の妄想であり願望です。

 見事に組み上げられた物語。
 強いて悪く言えば、これほど説明無しで初見でどれ程の人が理解するのか疑問で凝り過ぎ、ってところですね。
 私は大好物であります。

 面白かったですよ。
 楽しめました。



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