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昨日の夜は、G・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』を読み返していました。
ホセ・アルカディオ・ブエンディアとウルスラ・イグアランを始祖とするブエンディア一族が未開の地に蜃気楼の村マコンドを創設しそして栄えやがて衰退して消え去るまでの100年間を描いた作品です。
大仰で面白くてやがて悲しき物語です。
登場人物は、濃いキャラクターの人物ばかり。
生命力に溢れ、頑固で奔放で大袈裟。
物語も数ページで一気に話が進んでいきます。
約百年間を一気に駆け抜けるかのような凝縮された濃い神話的な物語です。
凄いです。
幻想的で豊潤で暑苦しくて荒々しくて緻密な文章。
豊かな言語世界……。圧倒的な情報量……。
神話や御伽噺のようなエピソードを盛り込みながらの精密な描写に翻弄されてしまいました。
面白いです!
面白くて、圧倒的な迫力のある小説です。
お勧めでありますよ。
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