狐の日記帳

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『夢みる葦笛』/上田 早夕里

2020年06月14日 23時13分22秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、上田 早夕里の短編小説集『夢みる葦笛』を読み返していました。
 10作品が収録されているSF短編小説集です。

 滅びゆくもの。消え去るもの。失われていくもの。分かれゆくもの。
 それらが共通したテーマですね。
 哀惜の念であったり、絶望感であったり、消え去ることにあくまでも抵抗する意思であったり、浪漫であったり、それぞれの作品で反応が違うのですが、消え去るものに対しての感情を描き出しています。
 暗く禍々しく妖しく儚く淡い世界観。


 面白かったですよ。
 楽しめました。




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