狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

如何に世間が判断を誤りやすいとはいえ、偽の偉さを厚遇する例の多さは、真の偉さを冷遇する場合を、さらに上回るものがある。

2020年07月18日 16時07分42秒 | その他の日記
 以下の文は、ダイヤモンド・オンラインの『ワイドショー賑わす「芸人枠の医者」に現場は大迷惑!【医師覆面座談会】』と題した記事の転載であります。




『ワイドショー賑わす「芸人枠の医者」に現場は大迷惑!【医師覆面座談会】』

 日本中が新型コロナウイルスに翻弄された時期に実はガラガラだった病院や診療所、ユーチューブやワイドショーを賑わす“コロナ芸人”の医者たちの正体、医師免許を取ったときには想像もしていなかった“失職危機”――。
 特集『コロナで激変!医師・最新序列』(全12回)の#7では、ツイッター医師たちが、一般メディアでは決して報道されない本音と医者という職業の行く末を、身内への忖度なしに語り尽くす。(聞き手/ダイヤモンド編集部 野村聖子)


 不要不急の受診減にあえいだ数カ月、コロナバブルに群がる“芸人枠”の医者は黙ってろ!
――コロナの業務への影響はいかがでしたか。
D 2月から3月上旬はコロナ関連業務の医師が、バイト先病院に来ないで欲しいと言われた案件の代打等で忙しかったんですけどね。
  東京からの医師派遣はお断りだけど、埼玉の医師はOKとか(笑)。
  3月下旬には仕事は減りはじめて、更に株で失敗した先生が死に物狂いで案件を奪いあうようになって、4、5月は悲惨。
  そのかわり執筆業の仕事はバブルでした。
C 僕もD先生と同じフリーランスで、週4回、それぞれ違う職場で読影(レントゲンやCTなどの画像診断)の仕事をしています。
  3月くらいから株価が下がって慌ててはいたんですが(笑)直接仕事に影響してきたのは4月から。
  緊急事態宣言でまず一つの職場が一時的に閉鎖、別の職場は常勤だけで回せるようになり、非常勤が全員切られ、週4日のうち2日、仕事が無くなっちゃいました。
D コロナの画像って見ました?
C 週2で行ってる総合病院がコロナ受け入れ病院なので、緊急事態宣言後にちょくちょくコロナのCTが出てきてました。
  正式な名称ではありませんが「マリモサイン」という初期のコロナ肺炎に特徴的な所見が見られることがあって、ツイッターでは話題なんですよ。
  普通の肺炎ではあまり見られない所見です。
  その病院は奇跡的に非常勤切りがなかったですけど、本当に暇で。
  出勤しても1日半分も働いてないような状況が続いてました。
D 我々フリーランスは雇用の調整弁ですからね。
  C先生は不動産賃貸経営もしてるけどそっちは?
C 4月から賃料減免要請が来た上に、貸してるテナントが休業要請で休んだり、2部屋が退去になったりで、こっちも結構痛いです。
B 僕は開業してちょうど10年。
  耳鼻科って、毎年3月が突出して患者数が多い月なんですね。
  4月5月6月で減って、9月が底で、冬にかけてまた増えていく。
  その差が倍以上あるくらい季節変動のある科なんですけど、その3月にコロナ騒ぎが(笑)。
  うちはまだ10年目なのでまだ耐えられる体力もあるんですけど、開業して1、2年のときにこれがきたら、ちょっと死活問題なんじゃないかと思います。
A 僕のところは大学病院なので、もともと不要不急の受診は勧めないということで、コロナの時期は患者さんに電話再診を促して、待合室の混雑を防がなければいけないという風に動きました。
  結果、病院としては明らかに減収になったと思われます。
  幸いそれが直ちに減俸にはならないですけど、病院以外に診療に行っている外勤先から「来るな」と言われたというのはありましたね。
D 防護服ってどうでした?開業医にも回ってくるものですか。
B それが、全然回ってこなくて。
  医師会から透明のカッパやら、ゴーグルも見たことないふにゃふにゃの、どこ製のかも分からないものが(笑)4月の終わり頃にやっと送られてきました。
A 2011年の東日本大震災の時も思ったけど、厚生労働省って現場への物品配給について一切責任を持ってない。
  大学病院でさえ配慮されないし、今回もまざまざとそれを感じましたよね。
B 普段マスクは卸業者から買うんですけど、テレビが本格的にマスク不足を報道する前、3月初めの時点で、卸業者に「マスクはもう卸せません」と言われて。
  それで速攻アマゾンで見たら、すでに値段が上がってましたけど、仕方なくまとめて買いました。
  周りの開業の先生も、みんな自分たちで何とか調達していましたね。
D 私も病院に防護具がなくて、ワークマンに自分で買いに行ったのもその頃ですね。
  今にして見ると、物の不足具合って株価と連動してるなと思う。
  株といえばC先生、その頃底値買いした?
C 結構買っちゃいました(笑)。

 承認欲求をこじらせたユーチューバーや、自称“専門家”に現場は大迷惑
D そういえばA先生、ダイヤモンド・プリンセス号(以下、ダイプリ)に関して物申したいことがあるとか?
A “例”の先生のことですか(笑)。
  「何してくれてんの」って感じですね。
  いろんな国に対応を断られていたのを日本が引き受けて横浜に停泊させたにもかかわらず、世界中からボロクソに言われた。
  その日本の国益を損なうきっかけになったのが例の先生の誤認を含んだ英語のユーチューブ。
  結局削除したけど訂正はしなかった。
D なまじ英語ができる人は困りますよね。
C あの先生って、昔からああいう感じなんですか?
  僕は、今回の騒動までよく知らなかったんですけど。
B 僕の後輩が例の先生の下で働いていたことがあったんですけど、もう先生たちもご存じの通り、“研修医のカリスマ”。
  全国から若い研修医が、信者のごとく先生のところに集まってきていた感じでしたね。
D 私、あの先生と米国に留学してた時期が近いんですけど、当時、米国留学帰りの内科の医者ってパッとしない人が多かった中、教授になって、当時方々でスター扱いでしたよね。
  なのに、今回スターが10年たって諸行無常、みたいな。
A まさに“希望の星”でしたよね。
B ただ、スタンドプレーが過ぎるというか。
  感染症内科って、いろんな診療科に感染制御のコンサルティングに行くわけですけど、今までの現場のやり方をまずバッサリ斬って、他の科の先生方に嫌な顔されるという(笑)。
  それであちこちで衝突して、というのは有名な話です。
  日本の感染症分野の第一人者であることは誰もが認めるところなんですけどね。
D 今回も、ヒーローになろうとして、盛大にコケたって感じでしたね。
A ああいう性格なのは、感染症かいわいでは周知の事実なので、厚生労働省が招集したダイプリの班にも入れてもらえなかったわけで。
B あの件、実は他の先生たちが忖度して言えなかった検疫上の問題点を、例の先生を船内に入れたら、ユーチューブで告発みたいなことを必ずやると、みんな分かっていて逆に利用したんじゃないか、みたいなうわさも耳にしましたけどね。
  あちこち空気読まずに指導しだして、現場が変な空気になるのは、みんな絶対分かっていたはずですしね。
D “希望の星”といえば、今回(元WHO<世界保健機関>西太平洋地域事務局長で政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長の)尾身(茂)先生と、国会に招致されて並んで答弁しちゃった先生の話もします?
A あれはひどかった。
  ダイヤモンドさんにお聞きしたいんですけど、ああいう人ってやっぱりメディア的に便利なんですか? 
D あの先生も、福島県の大野病院事件で、産婦人科の医師が逮捕されたときは、医療側をまとめてマスコミと戦うリーダー、まさに“希望の星”だったんですけどね。
A そうそう。
D 16年に東北医科薬科大学に医学部が新設されるときに、対抗筋を応援していたようだけど、あれがコケちゃってからおかしくなったのかなあ。
A かつて血液内科で辣腕を振るっておられて、医局という制度を嫌って大学を離れたのに、結局は巡り巡って自分の派閥というか、医局まがいのものをつくってしまったという。
  すごく頭のいい人なんですけど、いわゆる承認欲求をこじらせて、とにかく全ての主張の軸が「厚労省憎し、医系技官憎し」。
  確かに、この文脈でなされる主張の中には一部正しいこともあるけど、今回のコロナ危機では、もう厚労省憎しが前面に出過ぎて、言ってることが科学的にメチャクチャ。
  これをワイドショーをはじめとするメディアが取り上げまくって、最前線の先生方がどれだけ迷惑したか。
D 国会まで行きましたからね。
  途中からテレビに登場し始めた、「WHOの方から来た」産婦人科医?ともツーカーの仲でしょ。
  しかも、2人とも東大出身。
  A先生、先輩じゃないですか(笑)。
B あの“WHO”の人、4月から突如スターとして躍り出ましたよね(笑)。
A 恥ずかしいですね。
  “WHO”の人なんて、経歴詐称ギリギリでしょ。
  本当に、ああいう人たちは、大義があるように見せて、実のところはゆがんだ承認欲求を満たしたいだけ。
  がん領域にも超有名な先生がおられますけど、承認欲求をこじらせた元エリート医師が及ぼす害悪というのは、厄介なものです。
D 今回のコロナは、東大“人材豊富”でしたよね。
  ダイバーシティをアピールしたというか。
A “みんな違ってみんなダメ”でしたね。
  本当にメディアの皆さんには“芸人枠”の医者を使わないよう、くれぐれもお願いします。


                               転載終わり。



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