狐の日記帳

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『The Five Star Stories』第13巻/永野護

2015年08月11日 16時37分14秒 | 漫画・ゲームに関する日記




 昨日の夜は映画『ぼんとリンちゃん』のDVDを観たあとに、永野護の漫画『The Five Star Stories』の第13巻を読んでいました。

 星団歴3031年。
 ボォス星のハスハ連合共和国は魔導大戦の開戦でバッハトマ魔法帝国とその連合国によって分断され多くの地がバッハトマ魔法帝国やその連合国の占領下におかれた。
 アトール聖導王朝の皇帝ムグミカ、剣聖ダグラス・カイエン、民生王ラオ・コレット・クルルは首都ベイジの王宮の中で炎に包まれて戦死した。
 アトール聖導王朝の次の皇帝と目されていたマグダルも行方不明で巨大なハスハをまとめる人物がおらずハスハ連合共和国は分裂を始めていた。

 聖宮ラーンの最高統治神官長のヘアード・グローバーは、謎の昏睡状態にあるマグダルを抱えて聖宮ラーンを目指す。
 ミース・バランシェは壊れたファティマ・アウクソーへの対応を協議する為、著名なファティマ・ガーランドを自身の邸宅に呼ぶ。
 セントリーに指名されてアトール聖導王朝の皇帝の座に再び就いたフンフトはフィルモア帝国皇帝と接触し思いもかけない提案をフィルモア皇帝に投げかける。
 ちゃあ鼎はヨーン・バインツェルを探していたが、そこに不審な人物が現れて……。
 混乱状態のハスハで各国・各人の思惑が交錯する……。

 9年ぶりの新刊です。



 デザインを変えるのは物語の中でその理由が示されているならばよいのです。
 しかし物語の中でデザインが変わる理由が示されないのならばデザインの変更は読んでいる人に混乱をもたらします。
 ただ、私はMHもといGTMのデザインにはあまり興味が無いのでデザイン変更はスルーしました。
 でも、名称変更には困りましたよ。わけわかんなくなってしまう。脳内で変更する作業は面倒です。
 何故に読者にそんな苦行を強いるかなぁ。
 新しいデザインのMHもといGTMを登場させたいなら物語の中に上手く落とし込めばよいのに。
 デザインと名称を一変させ設定も一部変えるのならば物語の中に上手く落とし込めばよいのに。
 その一手間は惜しむのかぁ。その一手間を惜しんで読者に要らぬ苦行を強いるのかぁ。

 でも面白いです。
 相変わらず謎を振りまきつつの各エピソードは魅力的です。
 構成が上手いとは思いませんけれどもね。
 読む側がどんどん妄想を広げてしまうような風呂敷の広げかたです。
 続きが読みたくなりますよ。

 お願いします。
 14巻はもっと早く出してください。
 後生ですから。


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