クロの里山生活

愛犬クロの目を通して描く千葉の里山暮らしの日々

高速バスの中で聴く歌は・・・パート3

2014-07-24 10:00:15 | 日記

♪春を愛する人は、心清き人ーーーー
 夏を愛する人は、心強き人ーーーー
 秋を愛する人は、心深き人ーーーー
 冬を愛する人は、心広き人ーーーー♪


昨日、春樹(拙者の御主人様の名前を命名しました)は高速バスの中で、「四季の歌」を聴いていました。彼はこれから埼玉に住む大学の恩師を訪ねるようです。

大学の恩師を訪ねる時に聴く歌は・・・・
春樹が選んだ曲は、四季の歌であった。

春樹はこの恩師との出会いで人生が変わったと言っても良い。

恩師はいつも言っていた。
「大きな夢を持ちなさい」
「挑戦しなさい。君達には無限の可能性がある」

恩師は人を信じ続けた。
騙されることがあっても、決して人を騙すことはしなかった。

学生に対して常に大誠実であった。
心清く、心強く、心深く、心広き人であった。

そんな恩師に会いに行く時に聴く歌は、この歌しかないのである。


その昔、恩師は愛国青年であった。

アジアの楽土建設に若き血潮を燃えたぎらせた有三青年は、当時、国策学校として蒙古に建設された西北学塾に入学する。当時の帝国大学に準ずる難関学校であった。

蒙古に渡った有三青年は、馬に乗り、「蒙古放浪歌」を歌いながらモンゴルの草原を駆けた。

  ♪心猛くも 鬼神ならぬ
  人と生まれて 情はあれど
  母を見捨てて 波越えて行く
  友よ兄等と 何時またあわん ♪

 ♪波の彼方の 蒙古の砂漠
  男多恨の 身の捨て処
  胸に秘めたる 大願あれど
  生きて帰らん 望みはもたぬ ♪

青年は、日本という島国を飛び出し、大陸に夢を追ったのだ。

しかし、彼を待っていたのは敗戦という運命であった。

その運命のままに、青年はシベリアに抑留された。

シベリアの極寒の収容所で、あの瀬島龍三(元大本営参謀にして後の中曽根総理の懐刀)と一緒になったという。

生きて祖国の土を踏んだ有三氏は、若者を育てるため母校の建設に奮闘する。

春樹の恩師とはそういう人であった。

 

コメント (2)
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