〇〇妻

間違いはなかったが朝帰り騒動の後、正純の契約結婚に興味津々の風谷。バーで二人で飲みながら、「さっそくですが教えてもらえますか？」とグイグイ聞いてくる。正純も愚痴りながらあれこれ語ったが、またしても泥酔してしまう。さすがにその夜は帰宅したが、ひかりが正純の言葉を引用して諭すようなことを言うと正純は顔色を変えた。「それは昔、俺が（番組で）言ったことか？」手を上げそうになる正純だったが、何とか思い止まった。
追い込まれた正純はホテル暮らしの千春の元を訪ねるが、ひかりの秘密を教える代わりに抱けという千春に驚き、これを振り払った。「おかしいよ！　親子揃って」「それぐらいのこと聞いてんだよ！」千春は「報道マンですから」等と建前をいう正純に怒っていた。正純は退散するしかなかった。
局に戻ると風谷と飲んだ夜の写真がスクープされたと騒ぎになっていた。「君は何も悪くない、申し訳なかった」と気にする風谷に頭を下げ、本番で毅然と釈明する正純だったが、騒動は収まりそうになかった。
風谷がひかり本人に契約結婚について直撃してきたりもしつつ、騒動はひかりの物理の壁を越えた超人的なネット工作で収束した！　帰宅した正純は改めて契約の理由を問い、らちが明かないとなると我慢の限界となって、押し倒して抱こうとするが、ひかりは全力で拒否し、「私達は今のままがいいの！　信じて！！」と訴えた。
「わかった。もう何も聞かない」疲れ果てた正純は契約結婚を受け入れ、風谷の元へ去って行った。
取り残されたひかりは入院する正純の父、作太郎に「私、人を殺しました」と打ち明けていた・・・
ネカフェの件はさすがに強引だったが、ともかく契約結婚の理由が殺人か。言葉通りなのかはまだわからないけど。
話数まだあるし、理由のその先の展開が本番だな。

寄生獣～セイの格率～ １

「三人なら勝てると思ったか？」田村は攻撃をかわすと建築中のビルの中へ、触手を使って逃げ込んだ。追って来た１体とビルの中で対峙する田村、刃の触手の打ち合いで競り負け触手の一部を切り落とされる田村、しかしその一部が相手の体に潜り込んだ！　「あげるわ、ソレ！　キャハハ！！」けたたましく笑いながらそのまま逃げていく田村本体。草野はそれを追った。
「頭の中は空っぽだよん！」目撃した人間にふざけた調子で正体を見せた挙げ句始末もせず、小石を鞄に詰めると笑ってデタラメに走り去る田村本体に「完全に自殺行為だ、くだらん」草野は失望し、田村本体を放置し、仲間１体は絶命させられたらしい件の建築中のビルへ引き返した。すると！　もう１体の仲間『氷川』が田村の一部に体を乗っ取られようとしていた！　「私は味方だ！」　弁明する氷川を草野は切り刻むしかなかった。
『肉片』を撒き散らされ「おのれ～」と恨みながら絶命してゆく氷川。氷川を倒しながら、草野は背後に近付く田村本体に気付いていない！　氷川の肉片の殺意が、草野に判断を誤らせた。草野は後ろから田村本体に体を切り刻まれた！　パラサイトとしての中枢部分のみ生き残った草野は田村本体に襲い掛かるが先程石を詰めた鞄で軽く弾かれてしまった。田村は氷川の体から自分の一部を回収した。
「そこまで、計算していたとは」草野は驚愕し、萎れて死んでいった。
　　　　　
　　　　　２に続く　

寄生獣～セイの格率～ ２

田村が帰宅すると倉森の書き置きがあり、赤子は拐われていた。日時を指定し、公園に来いという。「よっぽど手強いじゃないか、探偵さん」田村は呟いた。
田村は新一の家で、PCの中の幼い新一の写真のデータを見ていた。母と子の写真。田村は新一と電話で話した。警戒する新一に「渡したいモノがある」と伝えた。新一の家を出ると訪ねてきていた村野と顔を合わせ新一の行方を尋ねられ、田村は「彼は近い内に必ず元気で帰ってくる」とだけ、言い残した。
約束の時間、公園には器用に赤子をあやす倉森がいた。「わかる筈はねーだろうがそれでも、俺が味わった哀しみの１００分の１くらいは！」倉森は高台から赤子を投げ落とす素振りを見せた！
「何だ？！　この波長は？」ミギーはかつて感じたことの無い波長を近くにいる田村から感じた。新一も田村の元へ急いだ！
「じょ、冗談だぜ。人間は、人間の赤ん坊を殺すワケ、ないだろ」田村の触手で胸を貫かれ、赤子を取り返された倉森は高台から落ちて行った。「自分でも驚いてるわ」田村は赤子を抱き抱えた。
高台の下で倉森が事態を察知して駆け付けた警察に発見され、最後まで新一の名前は出さずに息を引き取る中、雪の降る公園の一角で新一と赤子を抱いた田村は対峙していた・・・
描写や展開にちょっと混乱があったようだけど、次回はバトルは別として、ミギー以外のパラサイトとの関わりでは多分最大の見せ場になる回。実写の方は田村が相当人間らしいのでちょっと心配だったりする。大丈夫かなぁ。