羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

もみ消して冬

2018-03-18 21:54:08 | 日記


 もみ消せないのかよっ! クレーム来ちゃってたのかなぁ? 言うてもコメディで、特別過激でもないんだけど。家族の物語として落着させるのに真面目な要素も少しは必要で、それと軽犯罪の後始末が重なって思いの外シリアス目な最終展開となったのかもしれない。悪徳探偵事務所に乗り込むまではいつものノリの延長だっただけどさ。ちょっと残念な気もしたが、何だかんだで元の家族の和解は成立していた。若い方の執事が「私が一番輝いていた時」と言っていたが、やはり働きたい場所で自分の最大パフォーマンスを発揮できるのは最高だったんだろな。コスプレ好きらしいし。貧富ではなく、果たしたい役割を果たす為の場所としてのあの家は優れていたとも言える。何か星新一の短編にそんな話があったな。あれはそれが嘘だと気付くと『家』に帰れなくなる話だったが、秀作の場合、嘘の方に本当があると気付いて帰れていた。あの家の本当の息子はこれは嘘だと悟って出て行ったけど、どちらも間違った選択ではないんだろうね。

G線上のあなたと私

2018-03-18 21:53:59 | 日記

 プリンシパルではなく連載中らしい最新のこっちを買ってみた。驚く程マッタリ進行だが、とても丁寧で中々面白い。次巻でコンパクトに完結する気配だ。実写化するとしたら総巻数が少なくなりそうで話自体も淡白だからやはり映画向きかな? その場合、地味になり過ぎないよう話が変わらない範囲で物語の舞台を東京以外に移した方がいいかもしれん。標準語で通すならやはり埼玉か? 埼玉だと主人公は基本、小型の自家用車であちこち移動して回りそうなイメージがある。題材としては余白が贅沢な物になりそうだから出来は脚本家次第だろうね。等と色々妄想させる地味な良作だった。さほど上達もしないのに長々とバイオリン教室に通い続ける不毛な主人公達が可愛い。