

舞台挨拶までは行ってないが、見てきたぜボス・ベイビーっ! 思いの外荒っぽい話でギョッとしたが、ノリとしてはあの見てないが毒舌熊の映画やクレヨンしんちゃん的なモノなんだろな。キワどい描写や、ざっくりした展開、ハミ出しまくりで現実パートとベイビー社関連の描写との区別がややこしい空想パートが激しかったが、題材と結末の圧倒的と言っていいハッピーさと、常時悪ノリしていても根本的なラインの『善』がかなりしっかりしていて危ういバランスで破綻を回避されていた。全て子供の空想だったかもしれない、という視点もいい。最後に娘が見付けたボス・ベイビーも大人になったティムからベイビー社の話を聞いたからとも考えられるしね。ちょっと珍しいくらいシンプルな筋で説教全開な話でもない。そもそも赤ん坊はそんなクリーンじゃないから悪ノリ自体許せるようなところもないではない。可愛いから天使だというより、愛させてくれてありがとうという意味での天使、かな? 贔屓目で聴いてるがアフレコも良かったし、ちゃんと準備した様子の芳根の歌も久し振りに良かった。定期的に聴きたい。かなりガチャガチャしたアニメではあり、どうなのか? と思うところも無いでは無いが、ティムとボス・ベイビーの細かいことは誰も気にしない大雑把な冒険は微笑ましく、ラストは爽快にハッピーなのでお勧めはできる。もうっ、赤ちゃんだらけだぞ?! うっひょーっ!