下町ロケット

　旧作と同じテンションで同じプロットだっ！！　凄いっ。ただ大枠進行に必要な一通りの人物が登場済みで、状況作りも完了済みなので旧作程自体打開に手こずらず、わりとサクサク話が進んだ１話だった。娘の年齢が幾つか一瞬戸惑ったりもしたが、手術した子供がそれほど年を取っていないからガウディから数年後くらいの話のようだ。微妙に陸王の話とゴッチャになるから人物設定に困惑したりもするけど。阿部寛が役所広司に見えちゃったり。朝倉あきが正しく機能する極めて稀なドラマでもあった。トラクターの部品開発のめどは立ったようだがメインはやはりロケット。それでも農業方面もこれ切りではなく、ガウディ編くらい掘ってはゆくんだろう。米農家の跡継ぎ問題も何かしら解決しそう。

仮面ライダージオウ

　珍しくウォズが活発に活動。未だどういう人物なのか詳細は不明だが。タイムジャッカーの時止めは防げたり防げなかったり、止めてる間に殺そうと思えば殺せたり殺さなかったり、と中々とりとめもない仕様。タイムジャッカーといえばオーラは髪型が頭皮に容赦なかったり、登場する時は必ずポーズを決められるポジションを探してから現れたり、名乗りが強めであったり、契約者を舐め過ぎてわりと簡単にボディタッチを許したりと、微妙に隙があるがしかしツッコミは許さない独特な間合い。中盤以降台詞が増えてきた時にどれだけキャラキープできるか見物だ。話の方はウィザードはコヨミの筋が歴史改編描写と相性が悪いからちょっと直接的には触れ難い感じだった。後編でビーストは出るようだけど。世界観的にウィザードとその敵が消えてもビーストは改編後の世界に残れないではなかった気はする。そしてソウゴとゲイツ対立は今の時点ではそこまで深刻化しない、というか今後もソウゴが魔王化でもしない限りそこまで尖鋭化しないんじゃないかな？　ソウゴの魔王化をソウゴの意思で防げるものか甚だ怪しくもあるが・・・。いずれにせよ改編後世界でもそんなにハッピーなことにはなってなさそうなウィザードかな、と。

ルパンレンジャーVSパトレンジャー

　ルパンマグナムが高性能過ぎて普通のギャングラーならもう直に戦わなくても倒せるようになっちまった。超便利。ロボとレンジャーを別行動で話を進めることもできそうだが、ややこしいから取り敢えずマグナム戦闘中は当面レンジャーは観戦に回りそう。話の方はキャラ的に定期的フォローが必要な気もしないではない咲也回。圭一郎試練回でもあったが、物理的に一番奮闘したのはつかさだった。パトレンチームは戦力はも一つだが安心安定だ。揉める時も揉める理由が真っ当なイメージ。戦隊で小分けされたチームの過半数が行動の伴う人格者タイプってやや珍しい。そもそも小分けされないし・・・。今のところパトレンの正しさは主に魁利を感化させる装置として機能することがメインだが、ルパンレンジャーのサポート役以外での最終的な立ち回りが、そろそろ気になるところでもある。もう後半だしね。