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最後、歌うんかーいっ。イノセンスっ! まともに台詞のある人物としては突出して悪意的な父親からも実は最初から祝福されていた。という優しい結末でもあった。結局、父は無力さに敗れ去ってしまうんだけどね。全体の進行は、高校時代から結婚の辺りまでは特に忙しい展開。時間の前後は中盤辺りから入りだす。サンタの挫折や、かなりのボリュームを割いた震災辺りから人物の濃度が増した。中年になって最初の弥生のサンタとの再会が弥生がかなりくたびれた様でもあったから、既に震災後かと一瞬誤解してしまったりもしたがその前日。あれは息子の問題を処理した直後によくそういうモードにスイッチ入れられたな、と。サンタ、チューチュー星人にも程があったぜ。そして二人の断絶後、サンタは父親でもあり弥生が取り敢えず生きていることは確認できてもいたから復活できたが、弥生は暗黒期に。この女性キャラの振り幅は遊川ストーリー特有の文法だ。二人の運命を決めたサクラの祝福とある種の呪いは、自分を長くは居させてくれなかった世界への最初で最後の我が儘だったんだろう。80年代後半に青春を過ごした若者達なのに象徴的な歌のチョイスがちょっと古かったりもしたけど、話の根幹にある人間讃歌は素敵なものだった。先にカツベンを観ているから今度は何とか上手くいってホッとした感もあった。