野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

湯沢高原アルプの里

2010-09-22 | 植物園
 高原のさわやかな風ー今年の夏はこの言葉が何と魅惑的なことか。再び猛暑日かという前日の予報に、逃げ出すようにしてアルプの里を訪ねてきた。



 壊れたカーナビを買い替えるついでに、今まで腹立たしくて付けていなかったETCも付けて貰った。自宅を出発したのは日の出前の5時過ぎ。途中、谷川PAの6年水を飲見ながら朝食休憩し、アルプの里に着いたのは8時20分。ほぼ3時間の道のりでロープウェイの始発が出る8時40分より20分も早く着いてしまった。

 アルプの里の高山植物園は入園券がないので、ロープウェイの搭乗券がその代わりとなる。一人往復1500円なのだが、ネット割引が使え1300円となるのは少し嬉しい。
 
 約7分ほどで標高1000m上の高原に降り立った。






期待していたコスモスはまだ咲きだしたばかりのようで疎らだ。



 殆どの人は無料巡回バスに乗って植物園に向かうのだが、我々は途中の草花を見たいので歩き。
 六地蔵



 エノコログサの黄葉



 花開き赤色に発色したヒダカミセバヤが何とも美しい






 マツムシソウはやや終わりかけ










 ゆっくりと下って20分、あやめヶ池に着いた。池の周りにはサワギキョウに似た花が咲いている。洋種サワギキョウというらしい。










 ロックガーディンに着いた。キンロバイが見ごろを迎えている。



 マツモトセンノウ



 メイゲツソウ、オノエイタドリの赤花をこう言うのだそうだ。



 いつも思うのだが、キレンゲショウマはレンゲショウマとは似ても似つかない







 フウロソウの花、これは花弁が大きいのでアサマフウロだろうか






 ロックガーデンにはたくさんの高山植物が植えられているのだが、9月のこの時期ではさすがに咲いている花は少ない。

 気品のあるエーデルワイス



 マンテマの仲間



 シュウメイギク




 高山のたんぽぽ、アズマギク



 ノコギリソウはドライフラワー化していた



 嬉しかったのは4色のツリフネソウを見ることができたこと。左上からツリフネソウ、キツリフネ、白花ツリフネソウ、花弁の先端がピンク色の二色ツリフネ



 トンボ等の昆虫類も多かった。
 卵をうみつけているギンヤンマ、ノシメトンボ、クルマバッタ、アオイトトンボ




 洋種ナンブトラノオ




 今の時季一番多く山で見かけるトリカブトの仲間。この仲間は区別が難しいのでこれ以上は分からない。



 シラヒゲウメバチソウ。シラヒゲソウの仲間で原産地は中国。






 オヤマリンドウ



 ヒメフウロ



 ヤマシャクヤクの実

 端正な花と違って実は結構グロテスクだ。


 キキョウ




 ニシキハギ



 フイリヤブランもいい色をしていた。



 オノエイタドリとヒルガオのコラボレーション



 ゆっくり観察していたら、2時間ほど時間が経ってしまったようだ。ざわざわと人も多くなってきたので退園することにした。
 お終いはゲレンデの一杯に広がったススキ





 帰りは越後湯沢の外湯の一つで、川端康成も浸かったという山の湯に寄って汗を流してから帰った。一時過ぎという早い時間だったので、それほど混まずに帰れたのが嬉しかった。