野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

初秋の四阿山

2013-09-15 | 探鳥

  オヤマリンドウの咲き誇る根子岳・四阿山を登ってきた。

 行程概略;8時50分ダボス牧場登山口→10時23分根子岳頂上→中四阿分岐11時30分→12時10分四阿山登頂 昼食→13時中四阿山→14時半ダボス牧場

登山口はすでに標高が1600m近くある。先ずは左側の根子岳から登っていくことにした。

 

 牧場にはマツムシソウが良く似合う

 

 

 ミヤマママコナ

 

 左手には長閑な牧場風景が広がる

 

 ハクサンフウロ

 

 結構登ってきた、下に見えるのは第一から第5までの駐車場。入山協力金という名目で200円徴収されたのだが、駐車料金と考えるとかなり安い。

 

 終わりかけのヤナギランとツリガネニンジン

 

 シナノオトギリ

 

 地味な花、ハナイカリ

 

香りのいいカワミドリも咲いている

 

 ヨツバヒヨドリ

 

 花にはたくさんの蝶たちが群がっている

 

 暫くは牧場の柵に沿って結構急な坂を上っていく。

ガマズミの真っ赤な実が見える

 

 ゴマナ

 

 ミヤマウツボグサ

 

 ドライフラワーのようなヤマハハコ

 

森林限界を過ぎると見通しが良くなり、勾配も急となる、そして息も切れる。

 

 紅葉間近なナナカマド

 

 ガスが立ち込めるようになってきて間もなく根子岳頂上にたった。

 

 ヤマトリカブト

 

 

 ウスユキソウも標高の高いところでは美しく、近寄りがたい気品が感じられる。

 

 余り群生しないウメバチソウが、稜線の強い風を避けるように寄り添って咲いていた。

 

  ガスが麓から登ってくる。景色は白いベールを纏いながら様々な姿に変わっていく。

 

 オヤマリンドウは登山口から花は見られたのだが、登ってくるにしたがって花の密生度が濃くなってくる。

 

 

 

 

 陽が射し込むにつれて花も開いていく、そしてそれを待ちかねた虫たちが訪れる

 

 ひとまず下り再び四阿山への登り

 

 山道にはゴゼンタチバナやキイチゴの赤く熟した実がなっている。

 

 

食べられる実も多い。左上からコケモモ、シラタマノキ、クロマメノキ、ガンコウラン

 

登り終えて稜線へ

 

 

 そして四阿山頂上。3時間と20分の時間をかけてやっと登れた。思ったより近かったので、予定をずらしてここで昼食に決めた。

 

  頂上には暫くいたのだが、一向にガスは晴れない。諦めて下山。帰りは南側の中四阿山を通るコースへ。ダケカンバの林を通って下りて行ったので、初秋の山の恵みのキノコがたくさん見られた。名前も、食べられるのかもわからないのが少し残念。

 

虫や鳥たちにも出会った。アサギマダラ、コクワガタ、コガラ、黒っぽいバッタは何というのだろうか。

 

 頂上から2時間かかって登山口へ戻ってきた。肌寒いほどの山頂に比べると、まだ真夏の暑さで体が茹ってしまう。軽く着替えて牧場のソフトクリームを頂いて火照った体を冷やす。日陰で休んでいると程よく乾いた風が吹き抜けていく。体の冷めるのを待ってから車に乗り込んだ。

 

この辺で。