9月に入って最初の日曜日、人出の少なそうな植物園に出かけてきた。殺人的な暑さの中日陰を選んで歩いたのだが、眩暈のするほどの暑さに耐えきれず温室に入った。これが結構涼しくちょっとしたシェルターだった。
ベコニアで作った水鉢飾り。何と表現したらいいのか分からなかったので、ネットで調べてみたらこの鉢の写真がたくさんあった。でもよく見ると、花の色の配置が微妙に違うので、シーズン中何度も花の入れ替えをするのだろう。
チリの国花 ツバキカズラ
カラー(海芋)は南アフリカ原産で、日本には江戸末期に渡来したという
同じサトイモ科のミズバショウに花の形がよく似ている。
これは地面に落花したサガリバナ
古代紙の原料とされ、英語paperの語源ともなっているパピルスの花。
世界最大の花を咲かすことで話題になったショクダイオウコンニャク。今のところ1m50cmぐらいの大きさに成長していた。最大で2倍の3mまでにはなるそうで、その時にははたして開花してくれるのやら……。ちなみに開花するのは7年に1度、しかも花は2日間しか咲いていないという。
次に紹介するのはコロンビア中西部原産のラン、ドラクラベラ。この名は日本語に直すと「美しいドラキュラ」といったような意味らしい。
もう一つ似たような花が、ドラクラポリフェムス。ポリフェムスは一つ目といった意味のようだ。
ほかにも変わったランが展示されていたので紹介を
南米原産のバケツラン。
黄色の枠線部分の唇弁がバケツに似ていることから名づけられたらしい。「開花期間は数日見られた方はラッキー」とあったが、日付は7月22日とあったのでもう一か月以上たっているのにまだ咲いているのはどうしてだろう? もしかして同じ株の別の花が咲いたのかな。
珍ランの終いは ペリステリアエラタ(ああ覚えにくい!)という中米原産のラン。パナマの国花にもなっているらしい。
花はこんな感じなんだが…
別に変った所はない花のように見えるが、この花別名はハトラン。花の中をよく見ると
小さなハトがいるように見えるかな。
それにしても世界には変わった花があるものだ。ついでに同じ温室にあった他のランたちの花の内部も撮ってみた。
これは人昔流行ったウーパールーパー
なんかJALのマークに似ている。
ガンダムでこんな形の先頭ロボットを見かけたような
? 強いて言えばキリンさんの首の部分か
普段温室で見られる睡蓮はこの時期は野外に移されている。初夏の頃だとオタマジャクシやアマガエルが葉っぱの上に見られるのだが、夏も終わりのこの季節ではどこかへ行ってしまったようだ。
それにしても西洋スイレンは屋外の光を浴びると、また違った美しさを見せてくれる。
ギンヤンマが飛んでいたので花に止まらないかと待ったのだが…
温室以外ではほとんど花は咲いておらず目に付いたのはカリガネソウだけ
余りにも暑かったので屋外の散策はほどほどにして引き上げた。