少しでも自然の涼に触れたくて、御岳渓谷を歩いてきた。車を止めたのは寒山寺駐車場。
橋の下を流れるのは多摩川
ヤマユリが笑顔を見せてくれた
ウバユリは開花したばかり
渓谷に沿った道を歩く。木陰の川岸の小径は涼しくて心地よい。午前中は右岸の方が日陰になるのでそちらを選ぶ。(余談だが、川の左右は下流に向かって言うことになっているそうだ。)
昼でも薄暗い道を明るくしてくれるのはオレンジ色のこの花、ノカンゾウとヤブカンゾウだ。八重に咲いている方がヤブカンゾウ。
タマアジサイはたくさん見られるのだが、7月中旬(17日)のこの時期ではほとんど蕾のまま。日当たりのよい場所に出て、やっと咲いている株を見つけることができた。
川のすぐそばの日陰で休んでいるハト、胡乱な奴だとこちらを見ている。
しばらく歩くと御嶽駅そばの玉堂美術館に着いた。
チダケサシ
ギボウシも多い
ミヤマカワトンボとカワトンボ
手持ちの図鑑では、フキバッタの仲間のようだ
御岳橋の下をくぐる
この辺ではカヌーの影響か、ここ最近アユ釣りの人はめっきり少なくなった。
この辺で持参してきたお昼を頂き、一時間ばかり横になって昼寝をすることにした。
再び上流に向かって右岸を歩く。
ハグロソウが咲き出していた。
ヤブミョウガもたくさん咲いている。
シオカラトンボ
これは花弁の垂れ具合からヤマホトトギスだろうか
川井の渓流釣りセンター付近で折り返して対岸に渡り、今度は左岸を歩いて戻った。
ヒメヤブラン
ハンゲショウ
これはコマツナギ
センニンソウもやぶの中に隠れるように咲いている。
傾きだした日差しが川面に反射している。
涼しい風に吹かれた3時間余りの心地よい散歩だった。
この辺で。