頬っかむりしたヨツバヒヨドリ
金峰山登山の帰り、乙女高原に立ち寄った。
春の花は枯れはじめ、もう少しで夏の花が咲く季節が乙女高原にやってきていた。
照りつける日差しに誘われて、もうじきヒヨドリバナが咲きそうだ。
まだ蕾なのに待ちかねて気の早いアサギマダラがやって来ている。
こちらの少し赤みがかったのは、同じくアサギマダラの好きなヨツバヒヨドリ
キンポウゲ
丈高い草に隠れてひっそりと咲いている小さい花はオオフスマ
シモツケやチダケサシも咲いている
数は少ないがヤマオダマキもまだ咲き残っていた
7月になると咲き出すキンバイソウはやっと数株が咲き始めたばかり。もう2,3日もしたら一斉に咲き始めるだろう。
レンゲつつじやクリンソウはもうすぐ終わり
アヤメも数は少ないが見られる。アヤメを自然の状態で見られる場所が少なくなって来ているのは寂しいことだ。
歩を止め、ゆっくりと観察する。たくさんの虫たちがここで生きているのがわかる。
シダの上で羽化したばかりのアキアカネ
ノハラアザミにはヒョウモンチョウが止まっている。その下にはセセリチョウ。仲良く花の蜜を分け合っている。
名のわからないバッタもたくさんいる。
抜け殻も
大きなフキの葉には幼虫が
カメムシもススキの葉に止まっている。
蝉のように樹肌に止まって動かないヒカゲチョウ
平日の午後訪れる人もなく、乙女高原にはまだハルゼミがせわしなく鳴いていた。
この辺で。