稜線のシロヤシオ
奥多摩と奥武蔵の境にある標高1472mの蕎麦粒山に登ってきた。3度目の登山となるので今回は登り口を倉沢にした。
日原から8時10分発のバスにのって倉沢バス停で降りる
日原街道は崖崩れの工事中だった。
ここから先は林道歩きなのだが、車は通行止めでかなりの悪路となっていた。
ヤマツツジやウツギの花が見ごろ
これはイヌザクラ
足元ではラショウモンカズラやクワガタソウも咲き出している。
ウワバミソウかな?
この樹の花はカマツカだろうか
深緑の間を滴り落ちる水飛沫が清々しい、思わず深呼吸をしてしまった
小一時間で林道終点の地蔵橋
オオルリが囀っていた
ブロックの塊のような残雪
林道から離れ左脇の急坂を登っていく。フモトスミレ
針葉樹林帯をひたすら登っていく。一時間ちょっと超えたあたりで何とか尾根道にたどり着いたようだ。
左側の急斜面に深緑真っ盛りの広葉樹林帯が見えてきた。
オオカメノキ
つらい棒杭尾根をやっと登りつめたようだ。標識が見えてきた。
少し休みたいところだが、この辺はコバエがうるさく休んでいられない。
ここから仙元峠までは緩やかなアップダウンの繰り返しで、今までの急登の疲れが抜けていく。
標高は1300mを超えているので北側の斜面(左手)はまだ木々の芽生えはこれからといったところ。暫く冬と春の季節の中を歩く。山道の花たちはミツバツチグリやスミレ類で春の花が多い。
日当たりのよいところで群生していた。
美形のエイザンスミレも見かけた。
久しぶりのワチガイソウ
モミジの花も咲き始め
11時過ぎ、3時間近くかけてやっと蕎麦粒山の頂上にたどり着いた。
落葉松の新緑が綺麗だ
うっすら富士山も望める
遠く山桜も見える。
少し歩いて残雪の見えるところで昼食
山の楽しみはやはり稜線歩きに尽きる。開けた視界と穏やかに通り過ぎる風、シロヤシオツツジが咲いていた。
日向沢ノ峰を通過し、踊平まできた。ここから大丹波方面に抜けるつもりだったが、途中がけ崩れで通行止めとなっていて行けない。
先の横ヶ谷平からもダメ。結局川苔山の東側を巻いて鳩ノ巣方面に抜けることにした。
ここからの下山路は長かった。景色も見えず、花も少ない退屈な一時間半だった。唯一救いはルイヨウボタンを久しぶりに見つけたことぐらい。
これで少しは救われた。
それでは、この辺で。