野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

雨の中高尾山へ

2014-06-14 | ハイキング

 6月のこの時期、高尾山ではセッコクとイナモリソウの花がに出会える。早朝小雨降る中、高尾山口から一号路を登り始めた。

まだケーブルカーは動いていないので駅前に人気はない。

 

 雨を喜んでいるのはカタツムリだけではない

 

新緑と深緑の中間ぐらいのところか、目にも心にも優しい。

 

ホタルブクロはすっかり色づいている

 

低木にまとわりついているのはスイカズラ

 

 この辺りではガクアジサイそしてヤマアジサイも咲き出した

 

 

 対してマルバウツギやコゴメウツギ等ウツギの仲間は散りかけだ。

 

 

登山道の斜面を白く染めているのはマタタビの白化した葉、登山路のあちこちで見かけた。

 

やや遅かったのか花は終わり、緑色の実をつけていた。

 

 足元を素早く逃げて行ったのはカエル

 体型からするとカジカガエルのようだが……。

 

 登ってきて杉の大木の見える辺りでセッコクの花を発見。

 

セッコクは漢名で石斛。ラン科の養生植物で五~六月にかけて花を咲かす。

 

望遠レンズでやっと写せるぐらいの遠い距離

 

 雨に打たれてうつむいている姿は凛としている。

 

一号路から三号路、五号路、四号路と花を探して山頂の周りをうろついた。雨は止んで少しは晴れ間が覗いたかと思ったが、それもつかの間また再び風をまじえて激しく降るようになった。

雨に打たれたノイバラの花

 

可憐なウリノキの花は大きな葉の下で咲いていた。

 

 まだ蕾のムラサキシキブ

 

 こちらはもう咲いていたヤブムラサキ

 

 

ハナイカダはもう実となっていた

 

日当たりのよいところで見かけたアザミの仲間

 

 富士の見えない富士見台園地でちょっと休憩

 

キイチゴの仲間も多かった。甘い味が楽しめた黄色い方の実

 

こちらの赤い方の実は少し酸味が強く美味しくなかった。

 

山頂付近の巻道で、この日なかなか会えなかったイナモリソウにやっと遭遇できた。

 

 この花は変わり咲きが多いようでこれは六弁

 

 お終いは以前食べてえらい目にあったコウゾの実。和紙の原料ともなる木だが、その実は山桑と違って粘つき、舌触りが悪い。

 

 さすがに人気の三ツ星マウンテン高尾山でも、この激しい雨の中登山者は数えるほどしかいなかった。全身濡れてしまったが、その分静かな山行が楽しめ、更に目的のセッコクとイナモリソウにも出会えたので先ずは良しとしよう。

 

 

 

 

 

 

 


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