石長松菊園・お宿いしちょう 許せぬ罪

いきなりいしちょう首になった悔しさに裁判をしました!
職場復帰の約束を守ってもらえず、いきなり電話一本で首でした。

○ユニオン会報誌原稿 結審後の投稿

2020年08月25日 | 裁判


きょうとユニオンはこんな所です。
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正社員でなくても、外国人でも、労働者であれば誰でも加入できます!
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きょうとユニオン
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ユニオン会報誌原稿

やっと、やっと和解で裁判が終結しました。

長きに渡るご支援本当にありがとうございました。

2013年4月に通勤途上の事故で入院したのが始まりでした。

そして10日ほどの入院でその後リハビリをしていましたが5月に入ってからは会社の事務所に顔を出し、たまっていた仕事をしたりして業務に支障ないようにと思っていたのですが、診断書にリハビリを含む6ヶ月と記載されていたのを盾に、総務部長あ労災ももらえているのだから6ヶ月間休んで怪我を治せと強制的に会社に来るなと言い出しました。

その後肩の腱断裂の手術をする事になった途端に、一旦退職届を出して直ってからまた仕事に戻ったらいいからと言い、社長も約束しているから、わしらが証人やからと、退職届を一旦出す事になったのです。

翌年2月に直ったのでお願いしますと言いに行って、何日か後に「もう会社に来なくて良いから。」の一言で済まされてしましました。

それからすぐにきょうとユニオンに電話して相談、団体交渉を3回しましたが、相手は会社に帰ってもらうなんて約束していないし、そんな事は言っていない、

の一言で突っ張ってきました、それならと裁判にと始まったのです。

実は総務部長の退職に関してのうそを全部録音していたので、こっちも強気で臨みました。

旅館石長松菊園・お宿いしちょうの玄関での宣伝活動もスタートし、本当に皆様にはお世話になりました。

ここで本音を言うと、6月6日の和解が成立して何故かうれしいはずなのにもやもやとしたものが残っているのを感じていました。

判決というカタチなら否が応でも従わないといけないのに、和解だと自分に対して自分が納得ささないといけない、これでよかったのだ・・・これが最善の道だったのだと、情けないような、女々しいような感じに受け止められますが、スパっ!っと割り切れる人がうらやましい気がしています。

これ以上もこれ以下もない状況で金銭解決を選んで、今の生活の基礎を立て直さないといけない、判決ではどれほどの保障が受けられるのかも分からない中での判断は、間違っていないと今でも思ってますが、本音は判決でいしちょうをギャフンと言わしたかったのかも知れません。

今更と思いますが、このごろになってやと吹っ切れてきたのかもしれません、前に進むことに力を注がないといけないと、新しい仕事も探さないといけないし、今までの生活も一変する事になるでしょうし、何よりも自分を変えていかないといけないと感じています。

和解の内容はいしちょうが負けを認めたと同様の内容になりました。

京都地裁の内容で退職の意思表示の問題で、会社から必ず戻すと言われたのを私がそれを信じて退職届を出したのが、後でそんな約束をした覚えがないと言われた事について、その経過を踏まえて退職は無効だと言う判断が第一審で出ていました。

高裁での和解はその結果、第一審では定年までの給与賃金の支払い命令が出ましたが、

それが高裁ではさらに上積みする金額で和解することになりました。

基本的にいしちょうがだました事が認められた中での話し合いでした。

今までの皆様からの応援があってこその結果で、本当に心から感謝いたしております。

最後になりますが、各ユニオンの団体様やかかわる方達のご健勝をお祈り申し上げております。

本当にありがとうございました。

始まりはここからでした、だめかもしれない、でも諦められない、そんな思いをみんなの手助けで勝ち取った物の大きなこと、何をしても代えがたい達成感でしかなかったのでした。

本当なら同じ職場で、同じような仕事をあのいしちょうの仲間としたかったのですが、ドラマはそれを許してはくれませんでした。

最後はいしちょうのみんなからどう思われているのか、そんなことも心の隅に置いて戦っていたのでした。

嘘をついたらだめだから、そんな潔白感に正義感をたして二倍にしてお返しを「はやりの倍返し」だったのかもしれません、本当なら退職金だけで数十万円でさよならだった運命もいまさらながら4年分くらいの和解金で収めて置いたのは、やはりこれからの生活があったからと説得が効いていたのかもしれません。判例としては弱いかもしれませんが今までにない  退職届を出してからの復職裁判で、退職届が無効になったのは本当に前代見ものだったと感じています、難しい裁判だったこともよくわかるし、弁護士先生の力が大きかったと感じています。
いまさらながらユニオンの皆様からの励ましがなかったらこれもここまでこれなかったかもしれないと感謝しきれません。
本当にありがとうございました。

感謝