新聞記事の切り抜きを整理していたら、男性の家事・育児相談が出てきました。
出産直後の妻が、赤ちゃんの夜泣きや授乳などで大変そうなので、家事や育児などできることを手伝っているのに、妻からは「もっとやって」と言われ、どうしたらいいのかわからない、という内容でした。
大阪教育大学准教授でファザーリングジャパン顧問の小崎恭弘(こざきやすひろ)さんが相談に応えています。小崎さんは元保育士さんです。
小崎さんは、講演会でお母さんたちに聞いた「パパの子育て」についての話が印象的だったと言います。
「一生懸命がんばっているのはよくわかるが、何かどこかがずれている」「なので、二度手間になったりして余計にストレスがたまる」
これがお母さんたちの本音です。
小崎さんは、「もっとやって」の本当の意味を考えてみよう、と言います。「もっと」は時間なのか、それとも内容なのか?妻が何をして欲しいのか、何を求めているのか、もう少し丁寧に聞き取って、お互いに作戦を立ててみましょうと提案しています。
そういえば私も2年くらい前は、夫に対して「どうしてもっと手伝てくれないんだろう?」と離婚を決意するほど悲しかったり悔しかったりしたような…イラついて喚き散らすと夫は困惑したように、そしてやはりイラついて「これ以上いったいどうすればいいんや!!どうしたら満足するんや!!」と怒鳴り返していました。
現在は私が落ち着いたのであまりイラつくことはありませんが、夫婦間のコミュニケーションはお世辞にもいいとは言えません。仕事や子育ての危機がせまったらまた爆発するリスク大いにあり…
今朝夫に娘の保育園への送迎を頼みました。夫はなんとなく不服そうな顔ではありましたが、大雪の後で、夫の車のほうが確実に出しやすかったため了解してくれました。が、相変わらず宅配便を送り届けるかのようなかんじでした。夫にとって子どもを保育園に連れていくというのは、誰かが(もちろん私です!)準備して、自分は送り届けるだけの仕事なのです。ゴミ出しも同じです。収集場に持っていくだけの状態のものを捨てに行くのがゴミ出しだと思っています。
手ぶらで「まだか~遅いな~」と、私が娘の準備をしているのを待っているので本当に腹が立ちます。
でも私の周りの先輩ママたちにこんな話をしても「ひどいだんなだね~」と同情はしてくれません。「だんなのしつけがなってないよ!」ってなかんじです。そして全くそのとおりなのです。してほしければ、そう仕向けないとダメなんですね。「男なんて女次第でいくらでも変わる」「家庭は女で持つ」先輩たちの声は厳しいのです。夫がお弁当箱をちゃんと出さないことをある先輩ママに愚痴ったら「うちは、子どもたちに対しても、(弁当箱を)出さないってことは弁当いらないってことだね!って言ってあるから絶対出すし、自分で洗う」とのことでした。
お父さんたちは「つもり君」で満足したり、あたふたしたりせず、顧客に接するように配慮しなけりゃいけませんが、お母さんたちは気が利かないだんなを選んだのは自分なんだから、配慮してもらおう、察してもらおうなんて夢にも考えずに、子どもに言い聞かせるように、してほしいことを伝えないとね!