新聞の切り抜きを整理していたら、東大法学部を首席で卒業し、財務省に入省した後弁護士となった(司法試験は在学中に受かっている)山口真由さんのインタビュー記事がありました。
私はテレビを見ないので知らなかったのですが、ニュース番組にレギュラー出演するなどタレントとしても活躍しているそうですね。すごい。
本屋で『7回読み勉強法』をチラ見した程度ですが、中身よりもその美人ぶりに圧倒されました。時々いますよね、なんでこの業界にこんな美人がいるんやろ!!って目を剥くくらいの美人が。私は保育士時代と介護士時代にそういう人に遭遇しました。どちらも重労働の割には低賃金で知られた職種です。他人事とはいえ、気になってしかたがありませんでした。なんでモデルとかせんのやろ?芸能界とか、せめてキャバクラとか行ったらいいんやない?とか思ってました。その美人が結婚したときには、相手の男に顔面パンチを食らわせたい気分でした。と同時にキャバクラ行ってもらったら生活助かるんやない?とも思いました。美が無駄に消費されるような気がしてもったいなかったです…普通を超えてる美人の境遇や心境なんてわかるはずはありませんから本気でそう思いました。
これが本題ではないんです…
山口さんは記事の最初のほうでこう言ってます。
実は昔から、天才と呼ばれることにコンプレックスを抱いていました。勉強したこと以外の内容を尋ねられても答えられないと知っていたからです。
だから天才なんだ…勉強したことがすべてで、ほんの一部を知っただけですべてを知ったと思うのが凡才だもの…
山口さんは続けます
周囲の期待に応えたかった私は、プレッシャーを勉強への意欲に転換できました。私には特別な才能はありません。そんな自分だからこそ、努力を続けられる方法論を見出せたのです。
これを謙遜と受け取るか、嫌味と受け取るか…
山口さんにとっては謙遜でもなければ嫌味でもなく、正直な気持ちなのでしょう。
天才には天才ではない人間のことなどわかるはずがないのです。
そういえば、ずいぶん前になりますが
勝間和代さん(肩書がなんなのか知りませんが)と精神科医の香山リカさんのバトルがありましたね。
勝間さんが「やればできる」と言っていることに対し
「勝間さんの言うとおりにしてるのに勝間さんのようになれない」と言って
香山さんのところに駈け込む女性が増えたとかで
香山さんが、「勝間さん、努力で幸せになれますか」と詰問し
勝間さんが反論するのですが…
勝間さんの反論がふるっていました。
私は何も魔法のように、あれをしたら成功するとか、そんなことを言ってるんじゃない。やり方があって、それをきちんと努力して実行すれば成功するって言ってるんだ…というような内容だったと思いますが、最後にこう言って釘を刺していました。
あっ、でもね、数字が苦手な人がどんなに努力しても公認会計士にはなれないからね。努力は自分の得意分野でしなきゃだめだよ
って。
勝間さん!やればできるじゃないですか、弱者への配慮!ひとりでツッコんでましたが、勝間さんも香山さんから指摘されて初めて気づいたんですよね。当然です。庶民の心がわかる、弱者に寄り添うって言うほど簡単じゃないですよね。それが必要だということさえ知らない、教えられていない指導層・エリート層がほとんどだろうけど。
さて、山口さんです。ピラミッドの頂点に立つエリートですが…
欠点・弱点のない人はいませんが、山口さんにも当然苦手なものがあり、それは運動です。根っからの運動オンチで、跳び箱4段を跳んで骨折するほどだったそうです。
消去法で努力の対象に勉強を選んだということです。
コンプレックスの塊だった山口さんにお父さんが教えてくれたのは
世の中簡単にお金はもらえない。誰もできないことをするか、誰もが嫌がることをするかだ
ということでした。
山口さんが真のエリートとして、助けを必要とする人のためにその持てる力を発揮するのか、それとも…
将来が楽しみです。活躍を期待します。
最後に、山口さんからの意外なアドバイスを紹介します
努力する際もっともやってはいけないのは「自分との戦い」
どの分野でも突き詰めれば、努力は弱い自分との戦いになるのですが、そこで勝ち抜けることができるのは、ほんの一握りの人、だそうです。
意外だった…