「第一線労働基準監督官の回顧録」この本をお持ちの方いますか?

2019年07月16日 | 社労士
第一線労働基準監督官の回顧録 戦後労使の新時代粉擾の間に立って (日本回顧録叢書)
加藤卓雄
地方・小出版流通センター

どなたか、この本をお持ちの方いらしゃいますか?

労働行政機関で臨時採用されていたとき、ヒマでヒマでしょうがなくて本をよく読んでいました。
どんな本でも読んでていいってわけじゃもちろんなくて、労働基準法コンメンタールとか、そんなようなやつ。どれも古臭いかび臭い本ばっかしなんだけど、ドクラシックで輝いていたのがこの本です。
生産性アップ!とか言っちゃって、この本処分されてると思う…
ネットではでてくるけど、在庫切れ。
図書館とかで借りることはできるんだろうけど、欲しい。

宝の持ち腐れしてる人、ください。
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社労士のニーズがなくなれば社労士は不要なのか

2019年07月16日 | 社労士
社会保険労務士が何をする仕事なのか知らない人は多いと思う。(自分もそうだったし、今もってあやふや)
司法書士も同じではないかと思う。
人はどうか知らないが、私は実のところ、不動産登記にかかわることをする人という以外には知らなかった。
でも成年後見をしてる人も多いし…
先日の成年後見研修のときに講師の司法書士さんの話を聞き、少しふーん、なるほどと思った。
以前中型書店で、ある年配の司法書士さんの『志は大きく、まなざしは優しく』という本をみつけ、立ち読みしたらとまらなくなり購入した。
しょっぱなから耳に痛いことが書いてあった。しかし、それで司法書士の仕事もぼやーっとわかった。

不動産ブームにわいた時代は登記手続き代理の仕事に走り、不景気の時代がくると破産・破民事調停などの裁判事務に打ち込む、高齢社会が到来したといって成年後見制度に関わり合う。急増する簡易裁判所事件の支援のため訴訟代理人になるという塩梅。

ああ、こういう仕事をするのが司法書士なんだ。

著者の大崎晴由(おおさきせいゆう)さんの毒舌は続きます。

多様化する社会のニーズに即応するためにウイングを広げる必要がある、このように開き直るが、時代に生き残るためには、ニーズの変化論は便利な理屈である。そこには社会の変化に対応しなければ敗者になるという恐怖観念が漂う。誰だって敗者になりたくない。だが、そういう変化するニーズばかりを追いかけていれば最後には破局が来る。それはニーズが無くなる日である。
「実存は本質に優る」の名言を残したドイツの哲学者ハイデガーではないが、自分が選んだ職業哲学の探究は差し置いて、ニーズの変化に踊ることにさほど後ろめたさを感じないとすれば、その変節的な行動は専門家の名にふさわしいかどうか。時代を超越するその職業の普遍的な特性を弁えることを自らが軽くみてはいけない。

以前別のブログでも大崎さんのことを書いたが、社労士にはそこまで弁えている人はいないと思われる。
たとえ相手が弁護士といえども、この分野において自分は負けないという自負心のある社労士はどれほどいるだろうか。こまごまとした詳細については弁護士先生に教えられる、この程度ではないのか。
大学の法学部、あるいは法科大学院で教えるだけの技量があると自認する社労士はいるのだろうか。

大崎さんによると、「士」のつく資格は1000以上あるそうです。
社労士も1000の中の一つである。

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