居間に読売新聞がうっちゃってあった。1面が小渕・松島氏閣僚辞任で二人の顔が載っていたのでパラパラとめくってみた。2~3面も女性閣僚のダブル辞任について。4面も。7面は関連して新閣僚。10~11面も小渕・松島。38~39面の三面も。おまけに社説と1面のコラムも。面倒くさいので調べていないが、読売以外の新聞も女性閣僚のダブル辞任にこんなバカ騒ぎで応じているのだろうか?
小渕氏は歯切れも悪く、始終硬い表情であり、松島氏はひょうひょうとしており、サバサバした表情だったのが対照的…
これが読売にとっての一大事であるようだ。
コラムでは舞台風を引き合いに出して両閣僚を批判しているが、風どころか、シルバー川柳じゃあないが「つまづいて 足元見れば 何もなし」で読売は勝手に自滅するつもりだろうか?朝日の見事なこけっぷりで勢いづいたはいいが、勢い余ってけつまずいている産経よりはマシと思っていたが、このバカ騒ぎぶりはひどい。
<嬉しかったは、たった半時>
女性閣僚の活躍に期待を寄せていた世間の人々の落胆を歌舞伎のセリフで代弁してみせているが、自身の身の上にも重ねているのだろうか?そもそも「女性閣僚」の活躍に期待していた世間の人たちってどんな人たちなんだろな。読売に言われると頭を抱えたくなる。
女性への期待低下懸念として、「女性の議員だからダメだ、と議論がすり替えられ女性への期待感が弱まることが心配」という声が紹介されているが、子どもが産めりゃぁ、オレだって大臣になれるぜ、とか言ってる男やそれに賛同する人はともかく、今回の辞任で「だから女は~」なんて正々堂々という人っているのだろうか?(蔭では盛大に言うだろうけど。)
1面のコラムニスト?は文学好きとみえる。安倍総理にシェイクスピアのリア王からのセリフをプレゼントしている。
<忍耐だ。我々は泣きながらここにやってきたのだ>
逆風に耐えて、政権を立て直すしかない、と締めくくっている。バカ騒ぎしといてよく言うよ。私が総理なら同じセリフを返します。そして、ご自愛くださいと付け加えます。
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