女性活躍推進って言いますが、神輿に乗って落ちたら痛いです

2014年11月05日 | 日記

すべての女性が輝く社会づくり…って、ずいぶんうさんくさいフレーズだなぁ

女性活躍推進本部は安倍総理が部長で、全閣僚がメンバーらしいね。たいした意気込みなわけだ。

菅官房長官は「女性が輝く社会の実現は安倍内閣の最重要課題のひとつだ。この本部が司令塔となり女性の活躍を阻むあらゆる課題に挑戦していく」と鼻息が荒い。どぅどぅ

あれよあれよというまに女性活躍推進法なるものができちゃいそうなかんじだ。

女性にとっては願ってもないことだね!!

家事だの育児だの町内会だのPTAだのは、安価なサービスに外注して、男並みに働けるってことなのかな?

がんがんがんがん働きたいのにやれ育児だ介護だ塾だクラブだと、自分のキャリアを台無しにする要因を憎んでいた女性にとっては、嬉しい限りだろう。

やっと女性が輝く時代がやってきたわ!チャンス到来!安倍総理ありがとう!!

すてきな政策をどんどこどんどこ頼むわね!

女性を代表して喜びを表してみました。

気分を害したらごめんなさい…

でもこれだけ、「女性活躍」「女性が輝く社会」ってやんややんや言われたらうんざりきます。

とりわけ、なんで「女性の活躍」が必要なのか。なんで「女性が輝く社会」などとご機嫌を取らねばならないのかを考えると。

女性が活躍したいのにできなかったのは何でなのか?なんで今更、活躍してもらわなければ困るのか?安倍総理は自分大好き自分かわいさ100倍の人なのに、女性のことを慮るふりが目に余るのでほんとにうんざりきますよ。

正直に言えばいいじゃないですか。人口減ってて、子どもは少ないし年寄りは増えていくばっかしだ。介護の手が足りないが、なりてがいない。成長産業って言ったって「単純労働」扱いで賃金は低いので若い人ももう騙されてくれなくて困っている。そうだ!専業主婦や旦那の扶養範囲でラクしてる主婦がいるじゃないか!主婦を活用しよう!もっと産めよ!そして働けよオリンピックに向けていろんなもの作りたいのに建設もやばい。けんせつ小町って呼んであげるしたのむよ~

言えるワケないか…ご機嫌取らなきゃできそうにもないか…

ところで、女性・過労死で検索したらこんなのがでてきました

女の過労死は聞いたことがない。女はラクしてるから過労死しない。よほどの事情がないと女が死ぬことは無い。企業でも男に依存しているので女は死なない。

ひどい言い草ですが(マクドナルドの女性店長、ワタミの女性従業員、20年以上前でさえ、20代の女性銀行員が過労死しているのに)女性活躍推進などと浮かれ騒いでいる人たちも同じような考えなのかもしれないです。働かない女(特に主婦)をどうやって効率よく使ってやろうかって、ゲームの駒でも操るように思ってるんでしょうね。

7月の東京都議会のセクハラやじでは、多くの新聞が「許せない」と糾弾していたが、そもそもやじの瞬間他の先生方は爆笑していたし、その場で咎める人だっていなかった。委員長が「不規則な発言は注意して下さい」と言っただけ。正義ぶった産経が社説で取り上げたのは、海外メディアで報道された後ですでに10日ほど経ってました。(ちなみに朝日・毎日は事件の3日後)

こんなんで女性活躍推進はうまくいくのでしょうか?

いっぺん止まって右見て左見てもっぺん右見て~は子どもが道路を横断するときの標語です。でも子どもなのでただ言ってるだけで、見るべきところを間違えてることがあります。

女性活躍推進はけっこうですが、ちゃんと女性を見てくださいよー。海外から(欧米)から評価されただの、国連でほめられただの、そんなことよりも自国の女性が何を思っているのか、せめて「知りたい」と思ってほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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