外国人労働者にてこずっていませんか?

2020年10月01日 | 社労士
外国人労働者は法の適用とは関係なく日本の労働力としてなくてはならない存在となっています。
コロナ前の数年間は、特に介護事業所は「外国人、外国人」と大騒ぎでした。
事業主が外国にまで出向き、多くの外国人を日本に呼び寄せました。
そして、てこずっています。
日本語が書けない、記録が全然だめ、言うことをきかない、常識がない、できないのにできると言う、(グループホームなどでは)料理が全然ダメ、労働条件に文句を言う…
書けばきりがありません。
黙って聞いていたら好きなことを言っています。
日本人は青い目、金髪、白い肌の外国人が「コンニチハ」「アリガト」と片言の日本語で日本大好きオーラを出しているのは大歓迎ですが、そこから外れた人は人間の勘定に入れません。
日本大好き、日本が一番の困った国民です。
日本人なら当たり前?
それなら、中華思想の中国人を悪しざまには言えません。
外国人労働者を雇用するなら、せめて「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」ぐらいのその国の言葉を覚えたって損はしません。
海外出張者・駐在者向けの本を読めば、その国のビジネス事情や労働法規、労働慣行がわかります。
手元にあるベトナムとビジネスするための鉄則55という本を読めば、ベトナムでは有給休暇消化率が100%と書いてあります。
有給休暇予定日に仕事をさせると300%の支払いが必要とも。未消化分は300%で買い取りとも。
ベトナム人は勤勉で貪欲、日本人と比べてすごくまじめで勉強家、このように入れ込んで雇用したが、仲間同士で情報交換して給与の引き上げ交渉をしてくる、有給休暇をいっせいに取るので困るとか、日本人との「悪い」違いに戸惑ってる事業主の方もいます。
日本人労働者なら空気を読んだり、忖度したりするところですが、それを期待するのは無理です。
国が違えば慣習などが違うのは当たり前です。
今からでも決して遅くはないので、簡単なことでいいので、外国人労働者の祖国について少し勉強してみることをおすすめします。
国旗ひとつとっても、国の成り立ちや歴史がわかるのです。
子ども向けのサイトで十分です。
ベトナム人労働者にはシンチャオ!とあいさつしてみましょう。

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