資格があっても仕事がなけりゃ素人同然です

2015年02月06日 | 日記
1年ほど前の新聞記事を整理していたら、介護保険で費用が補助される住宅のバリアフリー改修で、登録業者の過半数は受注が4件以下…というのがでてきました。

受注件数ゼロが14.6%、1件が9.5%、2件が13.6%、3~4件が17%で、4件以下が54.7%を占めており、4件以下では経験が不足し素人に近い技術力ともいえる、と記事は厳しく指摘しています。

介護保険の住宅改修で技量を上げるには、月に5~10件程度を受注する必要がある、との専門家の意見も出ており、多額の公費が投じられているのに技術力の基準がないことを問題視しています。

他人事じゃないな…

正直な感想です。

社労士だっていっしょです。いや、自営・雇用に限らずどんな仕事だっていっしょです。

開業したばかりだと仕事がないのは当たり前ですが、ずーっとなければ実績はゼロのままです。

量をこなさなければ質の向上はありえないことはわかっていたのですが、言い訳が先行して、ちゃんと仕事を得る努力をしていなかったです…

まだ1年目だから仕方がない

経験や実績がないのだから仕方がない

子どもが小さいのだし、少しずつでいい

家のこともできるし、子どもと過ごす時間もあるしいい

………

この1年間はほとんど専業主婦みたいなものでした

でもこんな状態に甘んじていられるのも、住む家があり、土地があり、定期的な収入を得ている夫がいるからなのです。

ありがたいと思いつつも、私だって夫が家事や育児をもっとしてくれたらもっと稼げるのに…と不満にさえ思っていたかも

自由な時間が多いことに満足して、収入の少なさは夫にカバーしてもらい、それでよしみたいなかんじでした。

夫は出て行くお金ばかりが増えて、預貯金が増えないことに相当ストレスを感じているみたいです。

私はそんなことさえ他人事と思っていました…

夫の収入も預貯金の額も全く知らずにいました…

開業資格がありながらも雇用されている方は、開業リスクを考えてなかなか開業に踏み切れないようです。開業のリスクをずらずら挙げている人に対して、煮え切らない人だなあ、とか思ったりしていましたが、妻子を養う立場であれば、当然です。

雇用されていれば、仕事はありますが、独立した途端なくなることはおおありです。そうなれば腕を磨くことだってできません。

セミナーや書籍での学びは、仕事があってこそのもので、仕事なくしていくら本を読んだりセミナーに参加してみても身につくものではないです。

こんなことを思ったのも、4月から保育料が確実に増えそうだという喫緊の事情があるからです…

いつまでもあると思うなよ、カネと夫
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