韓国・文政権、日本に屈服!?「日本にミサイル情報要請」 北SLBM発射で窮地に…保守派が大規模「反文」デモ計画も 識者「それでも南北融和を目指します、と言うだろう」
北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の発射実験が2日行われ、成功したと報じた。完全な国連安全保障理事会決議違反であり、日本や韓国、世界の安全保障に深刻な事態といえる。北朝鮮との「平和統一」を掲げる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権にも大ダメージとなりそうだ。韓国の保守派は「開天節」(建国記念日)の休日である3日、「自由」「民主」「法の支配」などの危機として、大規模な「反文」デモ・集会を計画している。香港の民主化デモのような規模になれば、文大統領の求心力は失墜しそうだ。
◇
「(SLBMの発射実験は)周辺国の安全に一切、否定的影響を与えなかった」
朝鮮中央通信は3日、こう発表した。何たる不遜で傲慢な言い分なのか。
同通信は、実験について、外部勢力の脅威を抑止し、自衛的軍事力を強化するものだとも強調した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったかどうかは、明らかにしなかった。
北朝鮮は2日朝、東海岸付近から弾道ミサイルを発射し、島根県沖合の日本の排他的経済水域(EEZ)内に撃ち込んだ。通常より高い高度へ打ち上げる「ロフテッド軌道」で飛距離を抑えたとみられ、高度は約900キロ、飛翔(ひしょう)距離は約450キロと推定される。
今回のミサイルがSLBM「北極星」系列で新型なら、実際の射程は日本全域が入る約2000キロに及ぶ恐れがある。「中距離」弾道ミサイルに相当し、ドナルド・トランプ米大統領が容認してきた「短距離」ミサイルとは次元が異なる。