ロードレースの世界ではブエルタ・イスパーニャ(スペイン1周)も終わり、シーズンもいよいよ終盤に入りました。しかし、国内では、10月に一番大きなワンデーレースであるジャパンカップが開催され、また、興行的なイベントではありますがツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(今年も観戦に行きます!)も開催されます。10月は日本では自転車好きにとっては1年で一番盛り上がる月かもしれません。それは私にとっても楽しみではありますが、10月を迎えてさみしく感じることがあります。
私は渓流釣りを趣味にしていますが、イワナ、ヤマメは秋が繁殖、産卵期になるため、長野県の各漁協の多くは9月末までが漁期であり、以降は来年2月中旬まで禁漁期になります。
(水量もあまりない源流部ですが、下のダムから遡上した大物が釣れた実績のあるポイントです。しかし今回はあたりがありません)
もう少し、自転車にも乗りたいのですが、釣りでは今年になって大した釣果がなかったため、何とかシーズン最後に結果を残したいという思いから9月16日は、いつもの南佐久の渓流に釣行しました。
もっと水量が多い別の支流の沢に移動しました。この滝下もこの時期は実績があるポイントです。
(久々の良型イワナ、シーズン終盤でやっと結果が出せました)
上の写真の滝下では痛恨のバラシをやってしまいましたが、その下にある2か所のポイントでかなり良い型のイワナ2匹を釣り上げることができました。そして、写真の滝の上にある滝つぼでも良型イワナが釣れました。
(魚に感謝して大切に、美味しく調理します。イワナの塩焼きとヤマメのから揚げ、実に美味!)
良型のイワナ3匹をキープして、我が家の猫(グルメのお嬢様です)のために少し小ぶりのキープサイズのイワナとヤマメもキープ(15㎝以下はリリース)、他にやや小ぶりですが、から揚げにちょうど良いサイズのヤマメ3匹をキープ、他のキープサイズ以下はキャッチアンドリリースして、帰宅しました。イワナ3匹は塩焼きにして、1匹はご近所に差し上げました。今回の釣果は、ステージレースに例えれば、ツール・ド・フランスならば、後半のアルプス決戦で一気に挽回、大逆転で総合首位に立ちパリに凱旋といったところでしょうか。
(素焼きしたイワナの身をほぐしてキャットフードに混ぜます)
グルメお嬢様の我が家の愛猫のスペシャルご飯は、カリカリのキャットフードにほぐしたイワナの身を混ぜたイワナご飯です。お嬢様、夢中で食べていました。漁協が放流していない区域なのでほぼ天然のイワナです。天然イワナの混ぜご飯、考えてみれば猫ちゃんには贅沢でしょうか…
「猫のためにイワナを釣るなんて」というご批判もあるかもしれませんが、私は、犬や猫も大切な家族の一員として愛しむべきと考えております。さて、基本的に当ブログは自転車のブログですので、ここて釣り具の進化と自転車の進化についてについて考えたいと思います。
(トラックミーティングの時にお借りしたカーボン製バトンホイール、とても当方には購入できない価格です)
自転車フレーム素材の進化
鉄⇒アルミやチタン合金⇒カーボンファイバー
釣り竿の進化
竹⇒グラスファイバー⇒カーボンファイバー
と、行きつくところは自転車フレームも釣り竿も一緒になりました。更に自転車はハンドルやステムなど金属以外は無理ではと思っていたパーツまでカーボンで作られるようになりました。
私が現在乗っている安物のアルミフレームもフロントホークだけはカーボンですが、フルカーボンのフレームは、試乗ぐらいでしか乗ったことがありませんので何とも言えませんが、本当にベストの素材なのか時として疑問に思うことはあります。
今年のツール・ド・フランスでゲラント・トーマス選手が落車したときにカーボンフレームが真っ二つに破断したのをテレビで見ています。金属フレームならここまでひどい破断はなかったのではないかと思っています。
確かに釣り竿についてもカーボンの竿は本当に軽い!扱いやすい!しかし、物にもよりますが、シマノ製とダイワ製の渓流用カーボン竿を何回か折ってしまいまして、それ以来一本千円程度のホームセンターで買った安いグラスファイバーの竿を使っています。これなら折っても惜しくないですから。ただしこのことは、日本を代表する釣り具メーカーのシマノとダイワ(自転車部品でもシマノはもちろん世界のブランドです)の竿が悪いのではなく藪が多い上流部で荒っぽい使い方をする私にも問題があるのです。
しかし、そのような釣り人個別の理由から考えてもカーボンロッドには釣り具としても、軽さを優先させたため犠牲にしている部分があるように思えてなりません。
カーボンに比べてグラスファイバーの竿は重いですが、独特の弾力があるため、大物がかかっても糸が切れにくく、何とも言えない釣り味が楽しめます。しかもカーボンより弾力があるためか滅多なことでは折れません。
確かにカーボンは軽いですし、自転車パーツの素材としても大きな可能性がありますが、フレームに関しては、釣り竿同様に重量の軽さと引き換えに犠牲にしている部分もあるのではないかと思えてなりません。
また、釣り竿に関してはカーボンロッドの注意点として通電性の高さがあります。雷がなったら直ちに竿を畳んで撤収するしかありません。え、自転車ではどうなの?
やはり避難しかないと思いますが、タイヤは絶縁体ですので、その辺はどうなのでしょうか?
中古などで機会があれば、私もカーボンフレームの自転車を入手しても良いのではと考えはていますが、釣り竿の経験からどこかでカーボン素材に懐疑的になっている私です。臆病なのでしょうか?それとも単に頭が古いだけなのでしょうか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます