るるの日記

なんでも書きます

「茶の湯の真髄は、自力と他力の融合」いついかなる時にどんな場面に遭遇しても慌てない

2022-05-22 17:09:33 | 日記
■利休の教え【七則】
ある人が利休に茶の湯の秘事は何かを聞いたとき、利休はこう答えた
「茶は服のよきように点て
炭は湯の沸くように置き
花はその花のように活け
夏は涼しく
冬は暖かに
降らぬとも傘の用意
相客に心せよ」

質問者は何の秘事もなく、ごく当たり前の答えだったので「それくらいのことなら、私もよく知っておりますが、、」と不服を言うと、利休は答えた

「それではひとつ、いま私が言ったとおりにして、私を招いてください。そしたら私はあなたの弟子になりましょう」

■【茶は服きように点て、炭は湯の沸くように置き】

★茶道では炭手前といって、定められた炭をお客さまのためについで、適当な湯加減をつくる。炭のつぎ方がまずいために死火になったり、湯が沸きすぎたりするから、適当な湯加減をつくるための基本的なテクニックを訓練するのが炭手前である

湯加減ができると、今度はお茶と湯を合体させるテクニックである

湯加減ができなければ美味いお茶やコーヒーでも不味いものになってしまう。ちょっとわき見をしたり、他のことを考えていると、お湯が沸騰してしまい、結局水で薄めるという二度手間にもなる。なんでも電化製品頼りきりになり、手間が省けすぎると、心入れがなくなり、味にも雑念が入るということです

〈濃茶の場合〉
★濃茶は客が五人なら五人分の分量(一人分は茶杓三杓)を茶碗に入れる

★湯相を整える
茶杓で茶をさばき(平らにひろげる)、風炉の濃茶点前では釜に水を一杓さしてから、湯を釜の底からくみ、茶碗に適量入れる。(風炉を使う時季の茶は、前年の茶で、気が弱いので、熱い湯はさけ、湯相を整えてから使う)

★茶を練る
茶筅で茶を適度に練る

★茶と湯を合体させる
湯を適量茶碗に足し、再び茶筅で茶と湯がなめらかに交ざるように茶筅を使い、お茶を点てる




〈薄茶の場合〉
★薄茶は一人ずつお出しするため、一人分の分量(茶杓二杓ほど)を茶碗に入れる

★茶杓で茶をさばく(平らにひろげる)

★茶碗に釜の湯を適量入れる

★茶筅で茶を点てる
茶筅はあまり立てず、肘から手先まで使ってふる




このように一椀のお茶を点てて、相手に美味く飲んでいただくためには、相当な働きがいるわけである。番茶やコーヒーも同じであり、服きよきようにいれたいものですね。

■【花はその花のように活け】
野に咲いている愛らしい花を、野に咲いているがごとき姿で、花いけに入れることは難しい。自分の心が曲がっていれば、その花も曲がる

青竹の清きを切り
水の清きを入れ
心を清くして
花の清きを活ける

自然の清き尊さを
人間として知り、味わわねば
まったくこの世は味気ない

あれやこれやと考え過ぎて
こねくりまわすという不純な心
こねくりまわした果てに、花がしおれるのでは何にもならない

★茶花は
※季節感ある山野草
※必要以上の手を加えない
※花を活けるとは言わず花を入れるという
※花を入れるときは一本一本入れずに、手で組み合わせて一度に入れる

自分の周りで自然の花を探して、ありあわせの花入に入れて、身近に飾って楽しみましょ

■【夏は涼しく、冬は暖かに】
物理的ではなく、相手の心に暖かさや涼しさを与えてあげたい、、
という、もてなしに対する心構えです。めんどくさいという思いは厳禁。真心をこめて自分が相手に努め、全身全霊から生まれる働きで相手をもてなしましょう。そこには自分を良く見せたいというような自我は無く、大我のみの働きになるので、自然にスムーズに事は運びますよ

■【降らずとも傘の用意】
「まあ、すわってお茶でものみなさい」。人間はいつでも心のゆとりを持つことが必要

何か起きると、すぐ慌てふためいてしまうことが多く、慌てると失態をすることも多い。まれに火事場の馬鹿力的働きをする人もいますが、、
いついかなる時に、どんな場面に遭遇しても、慌てふためかず処理できる心構えを平素から持ちましょう

茶の湯では、始めの準備・後始末に厳しい。準備と後始末が満足にできなければ心が抜けているということで、そのような心もちでは、何かあれば慌てふためく

心にゆとりを持ち、どんな場面に遭遇しても、慌てふためかないようになるためには、準備・後始末を一所懸命にやることです

今日の後始末(過去の後始末)
明日の準備(未来の準備)
を自力で一所懸命やり終えたら
後は他力にお任せです
何かあったとしてもお任せです
だからこそゆとりがあるのです


■【相客に心せよ】
「まあ一服どうぞ」というゆとりある心で仕え合う、仕合せという幸になる実践


茶事の順序「一つ一つの行動は単純で合理的」

2022-05-22 12:37:01 | 日記
【茶事】
茶事とは、茶の湯において、お客を招いて、最も正式に最高のもてなしをする事です。濃茶をさしあげるのを第一の目的とし、これを最も美味しく召し上がっていただくために、炭手前をし、懐石料理でもてなし、最後は薄茶でしめくくります。

茶会との大きな違いは、少人数の客一組だけが招かれてもてなされること。数時間の決まった流れに沿って進行すること。懐石料理が出ることなどです。

■催される季節、時間帯、内容によってさまざまな茶事があります。

★正午の茶事
最も正式な茶事
すべての茶事の基本
炉の時期に正午から始め4時間ほどかけて行われる

★飯後の茶事
食事時間を外した茶事
懐石料理は省略される

★暁の茶事
極寒の、早朝5時頃から始める
夜明けを楽しみながら行う茶事
懐石料理の途中で、天井の窓から暁の曙光を取り入れ楽しみます

★朝茶
夏の午前6時頃から始める
夏の早朝のさわやかさを楽しむ茶事
懐石料理は焼物を省いた一汁二菜
後炭手前は省略

★夜咄(よばなし)
冬の日没から行う
夜長を楽しむ茶事
最も難しい茶事

★不時の茶事
不意の客に対して臨時に催す茶事
形式は臨機応変に変わる

そのほか
口切(新しい茶を使い始める)
名残(茶の残りを惜しみつつ使う)
祝い事から仏事まで
さまざまな茶事があります

■茶事の実際(正午の茶事の場合)

(1)準備
★亭主
茶事の準備をする
客組を打診し案内状を出す
道具の準備
料理や菓子の手配
当日は、玄関や露地に打ち水をして客を待ちます

★客
出欠の返事
前日にはあらためて亭主宅を訪れて挨拶をする(前礼)

(2)寄付(よりつき)
★客
15分前を目安に到着し、寄付という部屋で身支度を整える
※足袋を履き替える
※服紗、懐紙を懐中する
※白湯をいただく


★亭主
腰掛という場に円座・煙草盆・手あぶりを準備する

(3)迎付け
★客
案内に従って露地口で露地草履に履き替え、腰掛(待合)に出る
末客は露地口の戸を軽く音をたてて閉める

腰掛には、円座・煙草盆・手あぶりが用意されていて、静かに亭主の迎えを待つ



★亭主と客
亭主は、つくばい(手を清めるために置かれた手水鉢)をあらため、水をはる
客には亭主がつくばいに水をはっている音が聞こえる

亭主が中門にあらわれれば、客も腰掛から中門近くまで進み、つくばって黙礼する


(4)腰掛を片付ける
★客
一度腰掛に戻り、正客から順に円座を後ろの壁に立て掛けて、中門から露地づたいに、つくばいに進む


末客は円座を下座に重ね、その上に煙草盆をのせ、手あぶりもそのそばに寄せる


(5)内露地へ
★客
正客から順に中門を入って進み
末客は中門を閉めきり、掛け金をかける

(6)手水を使う
★客
正客から次礼して、つくばいで手水を使う
一杓水を右手で汲んで左手にかけ、左手に持ちかえて右手を洗い、右に持ちかえてもう一杓水を汲んで、半勺ほどを左手に受け口をすすぐ。残りの水で柄杓の柄を清め、柄杓をもとに戻す

(7)初座の席入り
★客
正客は茶室の、にじり口の戸をあけ、中をうかがってから、にじって入り、露地草履を片づける
次客がつづく
末客はにじり口の戸を軽く音をたてて閉め、席入りの終了をしらせる

(8)床・点前座を拝見
★客
初座の床には掛物がかけられ、棚には初炭手前の道具が飾られている
それを正客から順に、床→炉→道具を拝見し席につく

(9)初座のあいさつ
★亭主と客
亭主は頃合いを見計らって茶道口をあけ一礼
客は総礼
正客のすすめで、亭主は席に入ると、正客から順に進み出て、招かれたお礼などのあいさつを交わす

(10)初炭手前
★亭主と客
亭主が炭斗を持ち出し、初炭手前を始め、亭主が羽ぼうきを使い終わると、正客から順に炉近くまで進み、炉を拝見する

亭主の炭手前が進み、香がたかれ、亭主が香合の蓋をする

正客は香合の拝見を所望し、香合が拝見に出される

亭主が炭道具を引くとき
客は香合の拝見を始める
客が拝見終わると
亭主は茶入を持って出て棚に飾り、
釜の蓋をきり、正客のお尋ねに答える
亭主は香合を下げ、茶道口で「粗飯をさしあげます」とあいさつして下がる

(11)懐石料理
茶事の懐石料理は、客を厚くもてなすと同時に、腹かげんを適度にすることで濃茶をより美味しくいただくことができ、胃への刺激を和らげる

(12)懐石料理・ご飯椀、汁椀、向付を載せた盆を亭主が運び、客が受けとる



★亭主と客
亭主は正客の膳から運ぶ
正客は一膝出てお膳を受け取り、次客に「お先に」のあいさつをして、お膳を取り込む

亭主が末客までお膳を出すと、茶道口で「どうぞ、おとりあげを」
と、あいさつして下がる

(13)懐石料理・飯は一口残し、汁は吸いきり、向付は酒が出たらいただく
★亭主と客
客は相伴のあいさつをし、飯椀・汁椀の蓋を両手で同時にとり


飯椀の蓋を下にして、お膳の右横に置き、
飯を一口いただき、少量残す
汁は吸いきり、椀を軽く清めて蓋をする


亭主は盃台に銚子と盃をのせ、持ち出し、盃台のまま向きを変え、正客に進める


正客は盃台を次客との間に置いて、次礼をする

正客は一番上の盃をとり、亭主のお酌を受ける。盃はお膳の向付を左に寄せて、その右に置く

次客以降も同様に亭主のお酌を受けたら、正客は銚子を預かっておき、
末客は盃台を下座に留めておく

お酒が出されてから、向付をいただき、お酒は互いにお酌をしあう


(14)懐石料理・煮物
★亭主と客
亭主は煮物を持ち出し、お膳の前(客から見て右肩)に置く。末客までさしだすと、その場で上座へ「どうぞお召し上がりを」とすすめ
客は椀をとる




(15)懐石料理・飯次が出る
★亭主と客
亭主は飯次を持ち出すので
正客はそれを預かる
亭主は「汁をおかえします」と正客の椀を預かってさがり、連客の汁も変える

正客は次礼して、飯次の蓋をあおむけて下座に送る


飯次を膝上に持ち、飯次から椀にご飯をとり、飯次を手渡しで順に送る
客はおよそご飯を等分にとり、飯次にご飯は残さない


末客は銚子と飯次を給仕口に返す
亭主は勝手口に取り込む

(16)懐石料理・焼物、飯次、銚子、強肴が出て、ゆっくりいただく
★亭主と客
亭主が焼物を正客の前に出す(一つの器に人数分の焼物)。つづいて再び飯次が出されると正客はあずかる。亭主がすすめる「汁かえ」を、正客は辞退する


銚子もあらためて出され、強肴の用意があれば、ここで出され、正客はこれを預かる
【強肴はご飯のおかずになるもので、炊き合わせなど。また酒をすすめるために出される強肴は酒盗とも呼ばれる】




亭主から「勝手元で相伴いたしますから、ごゆっくりと」とあいさつがあれば、正客は持ち出しをすすめるが、通常亭主は辞退する
客は焼物、飯次、強肴をとり回し、酒もお酌しあっていただく

(17)懐石料理・食事が終わると末客はかたずけをする
★客
食事が終わると、末客は飯次、銚子、焼物などの器を給仕口に返し、盆台は正客に返す




客はそれぞれ、飯椀、汁椀の蓋をし、煮物椀は清めてお膳の向こうに出す
ご飯は最後の湯のときのために少量残しておく




★亭主
「酒飯は足りましたか?」とあいさつし、給仕口の器を下げる

(18)懐石料理・終わりかと思ったら吸物(箸洗い)が出る
この吸物は白湯に近いすまし汁
食事から酒肴へ移る橋渡し役になる淡い味

★亭主と客
亭主は客の吸物を持ち出し、膳先に置き、煮物椀を下げ、給仕口に下がって「おとりあげを」とあいさつする
客は亭主のあいさつを受け、そろっていただく
そのあと、椀の蓋を軽く清めておく

(19)懐石料理・銚子と八寸
八寸は酒肴
海の物と山の物の二種が盛られている。八寸と銚子が持ち出されると、盃の献酬となる



★亭主と客
亭主は銚子と八寸を持ち出し、正客の前に座り、八寸を四方回しで向きを変え正客の前に置きすすめ、正客にお酌し、正客はお酌を受け、盃を膳に置き、八寸をとって酒肴を拝見し、八寸の向きを変えて亭主に返す

亭主は「器を拝借」とあいさつをし、正客は吸物椀の蓋をとってわたす

亭主は八寸から海の物をとって正客にわたす。亭主は同様に次客から末客まで一巡し正客の前に戻る

(20)懐石料理・亭主と客が盃を交わす
★亭主と客
亭主は八寸を正客に向け、銚子を次客の近くに置き、「お流れを」と盃を所望する
正客は「盃のお持ちだしを」とあいさつ
亭主は「ぜひその盃で」と答える
正客は、自分の盃を懐紙で清めて盃台にのせ、盃台ごと向きを変えて亭主の前に置く
次客が銚子をとり、お酌をする
この間に正客は懐紙に海の物をとり、亭主へ向きを変えて渡す

亭主が酒を飲み干すころに、次客は「お流れを」と所望する
亭主は正客に盃を借り、次客にお酌をしたあと、正客に山の物をとる

亭主は次客へ、盃のお流れを所望し、三客がお酌をし、次客は亭主に山の物をとる
このようなやりとりが末客まであり、歓談する

亭主は末客のお流れをいただいたら、正客の前に戻り、盃を返してお酌をする
正客は頃合いを見て、亭主に一献さし、納盃を申し出て、湯を所望する

(21)懐石料理・湯と香のもの
★亭主と客
亭主は八寸に、正客の盃と盃台、懐紙の酒肴をのせ、銚子とともに下げる
客一同は残菜を片づけ、吸物椀も軽くふいて、お膳の向こう中央へ出しておく

亭主は湯次と香の物を持ち出し
正客は預かる

亭主は膳先の吸物椀を盆にのせて勝手元に下げ、給仕口で湯をすすめ、ふすまをしめる

正客は次礼し、香の物をとって回し、両椀の蓋をとり、蓋を合わせてお膳の右横に置く

正客から湯次の湯をついで、回す
〈湯のつぎ方〉
湯を一杓すくって飯椀に入れ
湯次の口から湯を飯椀、汁椀につぐ




残しておいたご飯を湯づけにして食べ、汁椀も湯ですすぐ

(22)懐石料理・清め、かたずける
★客
末客は頃合いを見て、湯次、香の物鉢を給仕口へ返し、客はそれぞれ、
飯椀・汁椀・向付・箸先を清め、お膳の汚れをふき、お膳の上を片付ける




お膳の上は、お膳の左に飯椀・右に汁椀を置き、汁椀に飯椀と汁椀の蓋を重ねてのせ、その上に盃を置く
(正客の盃はすでに亭主が下げているのでありません)
向付はお膳の向こう中央
箸はお膳の右縁にかけ置く




片付け終われば、軽く音がするように一緒に箸をお膳に落とし、食事の終わった合図をする

(23)懐石料理・お膳を下げる
★亭主と客
亭主は給仕口をあけ、「湯は足りましたか」とあいさつをし、正客のお膳から順次下げる
客は順に一膝進み出て亭主にお膳を手渡し一礼

(24)懐石料理・お菓子
★亭主と客
亭主はお菓子を運び出す
茶道口に下がり「お菓子をお召し上がりになりましたら、しばらく腰掛までお出ましください」と、中立ちのあいさつをする
正客は「鳴り物でご合図を」と受ける

正客から順にお菓子をとり、全員に回れば正客は「ご一緒に」とあいさつし、一同お菓子をいただく

(25)中立ち
★亭主と客
客はお菓子を食べ終わると、正客から掛物、炉、道具をもう一度拝見し、露地から腰掛へ向かう
末客は菓子の器を給仕口に返してから、拝見し、にじり口を軽く音をたててしめる

客一同は腰掛で歓談しながら、鳴り物を待つ

亭主は床の掛物をはずし、花入をかけ、花を入れる。準備がすめば鳴り物で合図をする

鳴り物が鳴り始めたら、客は腰掛を出て、つくばい、最後の一点の音まで聞き、いったん腰掛にもどる




(26)後座の席入り
★客
後座の席は、床に花が、道具畳には濃茶の点前の用意がされている
客はつくばいで手水を使ってから入席し、床と道具を拝見する

(27)濃茶
★亭主
客一同が座に落ち着いた頃を見計らい、亭主は茶碗を運びだし、濃茶の点前を始めます

★客
正客から順に濃茶をいただき、茶銘、菓子、茶器などのことをたずねる
客は三器の拝見をし、濃茶を終わる

(28)後炭手前
★亭主
濃茶が終わる頃には釜の煮えも落ちるので「今一度お炭を直します」とあいさつして、後炭手前をし、釜に水をたす

(29)薄茶
★亭主
釜の煮え音を聞いて、亭主は薄茶のあいさつをし、煙草盆と千菓子を出す

亭主は薄茶の点前を始め、客の所望のままに点前を続ける

★客
客はお菓子をいただき、お茶を飲む薄茶器、茶杓、道具の箱書の拝見を所望する

(30) いとまごい
★亭主と客
正客は頃合いを見て、いとまごいのあいさつをし、亭主は茶道口をしめ、勝手先に下がる

客はもう一度、床や飾り付けを拝見して退出する。末客は煙草盆、菓子器などを茶道口に返して、最後に退出し、軽く音をたてて戸をしめる

亭主はにじり口で見送り、客も一礼し、名残を惜しむ
客は寄付に帰り、互いにお相伴のあいさつを交わして帰途につく