本日,ここ2年近くの悲願であったdocomoへの乗り換えを果たした.2年というのは,いわゆる「誰でも割」に縛られていた期間である.
auからdocomoに乗り換えた理由のうち主なものを挙げると
+ 家族が皆docomoである
+ 何だかんだでdocomoの方がカバーしているエリアが広い
+ au端末のラインナップには私が欲しい機能を備えた機種がない
+ 電波の状態が良好な場所でも
|- 通話時に雑音が大きい
|- EZwebサーバーにつながりにくかったり通信速度がやたら遅い
+ そもそもKDDIに反感を募らせていた
といったところである.
元々,私はTu-Ka(ツーカー)のユーザーであり,さらに家の光回線は東京電力の「TEPCOひかり」であった.時期は異なるものの,いずれもKDDIに買収されている.ツーカーについては,日産自動車と第二電電の合弁会社から日産の資本が抜けて,結果としてKDDIの事業になっていたという表現をすべきかもしれない.
さて,KDDIが買収した企業や事業のユーザーに何をするかというと以下の通りである.
+ まず徹底的に店ざらしにし,新たなサービスの類は提供しない
+ その後,強引にKDDI本体側の事業に巻き取る
結果として当面の間,Tu-Kaや旧TEPCOひかりのユーザーは,auやauひかりのユーザーと比較して,より貧弱なサービスを割高な料金で利用する羽目になる.旧TEPCOひかりは回線占有型のサービスとして一定の価値はあったが,Tu-Kaに対する仕打ちは酷かった.3Gには移行しないと高らかに宣言し,基地局の増設はほぼストップし,端末は高齢者向けに特化し機能面で貧弱なものばかりとなった.
その後,
「auひかり」の導入にまつわる顛末
Linuxマシンから「auお客様サポート」ページにログインできない件
といったエピソードも加わり,私は脱KDDIを完遂することで腹を括った.おしなべてauショップよりもdocomoショップの方が店員さんによる応対が良かったことも,私の背中を押した.