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ptexlive-20110322 (Ubuntu 12.04 LTS, 64 bit)

2012-10-08 15:33:19 | Linux
今度はUbuntu 12.04 LTSの64ビット版(AMD64, x86_64)にptexliveをインストールした.詳細は土村先生のFrontPage - ptexlive Wikiを参照されたい.

1. ptexliveのコンパイルに必要なパッケージ類をインストールする
元々インストールされていると思われるパッケージ
$ sudo apt-get install wget \
libt1-5 installed \
cmap-adobe-japan1 \
cmap-adobe-japan2 \
gs-cjk-resource


新たにインストールすべきパッケージ
$ sudo apt-get install nkf \
build-essential \
bison \
flex \
libpng12-dev \
libgd2-noxpm \
libgd2-noxpm-dev \(libgd2-noxpmに依存)
libncurses5-dev \
libice-dev \
libxaw7-dev \
x11proto-print-dev \
libmotif-dev \
libfontconfig1-dev


2. TeX Live 2009をインストールする
$ sudo mount -t iso9660 texlive2009.iso -o loop /media/TeXLive2009
$ cd /media/TeXLive2009
$ sudo ./install-tl
(スクリプト中のプロンプトでは"I"を選択)

3. ptexliveのファイルをここからもらってきて解凍しインストールする.
$ mkdir /tmp/ptexlive/
$ mv ptexlive-20110322.tar.gz /tmp/ptexlive/
$ cd /tmp/ptexlive
$ tar xvf ptexlive-20110322.tar.gz
$ cd ptexlive-20110322
$ cp ptexlive.sample ../ptexlive.cfg
$ texteditor 8_test.sh
(225行目: "Loop in Pages tree"←"recursive calls")
$ make
$ sudo make install

4. あとはいずれかの方法でパスを通す.
$ texteditor .bashrc
(追加: "export PATH=/usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
$ texteditor .cshrc
(追加: "setenv PATH /usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
$ sudo editor /etc/profile.d/texlive.sh
(書き込み: "export PATH=/usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
$ sudo editor /etc/profile.d/texlive.csh
(書き込み: "setenv PATH /usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
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I have given up building a fax server with HylaFAX on ThinkPad R50

2011-08-19 21:30:00 | Linux
Finally and regretfully, I have given up building a fax server on IBM (currently Lenovo) ThinkPad R50 (1829-7PE) because of the following reasons.
* The `slmodem' does not sufficiently work on my PC's softmodem for running the fax server `HylaFAX'.
* Instead, I have bought Brother MFC-J6710DW all-in-one printer which offers fax, scanner, copier, and printer.
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ptexlive-20110322 (Ubuntu 11.04, 64 bit)

2011-08-12 21:40:30 | Linux
今度はUbuntu 11.04の64ビット版にptexliveをインストールした.やり方は
32ビットの場合とほぼ一緒であるが,今回は少し整理して書くことにする.詳細は土村先生のFrontPage - ptexlive Wikiを参照されたい.

1. ptexliveのコンパイルに必要なパッケージ類をインストールする
$ sudo apt-get install wget \
nkf \
build-essential \
bison flex \
libpng12-dev \
libgd2-noxpm-dev \
libncurses5-dev \
libice-dev \
libxaw7-dev \
x11proto-print-dev \
libmotif-dev libt1-5 \
libfontconfig1-dev \
cmap-adobe-japan1 \
cmap-adobe-japan2 \
gs-cjk-resource

2. TeX Live 2009をインストールする
$ sudo mount -t iso9660 texlive2009.iso -o loop /media/TeXLive2009
$ cd /media/TeXLive2009
$ sudo ./install-tl
(スクリプト中のプロンプトでは"I"を選択)

3. ptexliveのファイルをここからもらってきて解凍しインストールする.
$ mkdir /tmp/ptexlive/
$ mv ptexlive-20110322.tar.gz /tmp/ptexlive/
$ cd /tmp/ptexlive
$ tar xvf ptexlive-20110322.tar.gz
$ cd ptexlive-20110322
$ cp ptexlive.sample ../ptexlive.cfg
$ texteditor 8_test.sh
(225行目: "Loop in Pages tree"←"recursive calls")
$ make
$ sudo make install

4. あとはいずれかの方法でパスを通す.
$ texteditor .bashrc
(追加: "export PATH=/usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
$ texteditor .cshrc
(追加: "setenv PATH /usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
$ sudo editor /etc/profile.d/texlive.sh
(書き込み: "export PATH=/usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
$ sudo editor /etc/profile.d/texlive.csh
(書き込み: "setenv PATH /usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu:$PATH")
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ptexlive-20110322 (Fedora 15, 64 bit)

2011-08-06 11:02:10 | Linux
日本語LaTeX環境(ptexlive)をFedora 15 (64 bit)にインストールした.ptexliveのバージョンは20110322である.

まず,ptexliveならびにそのベースとなるTeX Live 2009のインストールに先立ち,開発環境
development-tools
wget
development-libs
patch
libXaw-devel
fontconfig-devel
をインストールした.

まずはTeX Live 2009のインストールから始める.これは,パッケージマネージャーを用いる方法ではなく,ソースファイルなども含んだISOイメージが必要であるが,2011年現在はどこから手に入れたらいいのかは不明である.ともあれ,これはDVDに焼いてもよいし,もちろん
# mount -t iso9660 -o loop texlive2009.iso /media/TeXLive2009
などとしてもよい.

こうしてマウントしたTeX Live 2009のディレクトリ(上記の例では/media/TeXLive2009)に入り,
# ./install-tl
と打ち込んでTeX Live 2009のインストールを行った.install-tlの中では"I"と打ち込んで,ありったけのファイルをHDDにインストールした.

次は,ptexliveのインストールに必要な情報やファイルを得るため,いつもの土村展之先生のサイトを訪れた.
FrontPage - ptexlive Wiki
手順はこのサイト内のREADMEに詳しく書かれているので参照されたい.

あとはここからptexlive-20110322.tar.gzを取ってきてインストールした.具体的には,/tmp/あたりに/tmp/ptexlive/ディレクトリを作り,ダウンロードしたtar.gzファイルをその中に入れ,そこで
$ tar xvf ptexlive-20110322.tar.gz
$ cd ptexlive-20110322
$ cp ptexlive.sample ../ptexlive.cfg
$ emacs ../ptexlive.cfg
何か必要であれば編集する
$ emacs 8test.sh
225行目: "Loop in Pages tree" ← "recursive calls" (注)
$ make
# make install
# exit
$ emacs .bashrc
ptexliveのインストールされたディレクトリにPATHを通す.
"export PATH=/usr/local/texlive/p2009/bin/x86_64-unknown-linux-gnu/:$PATH"



(注)
8test.shをそのままにしておくとmakeの過程で
[CVE-2007-0104] test
CVE-2007-0104 is not fixed.
make: *** [stage8] エラー 1
なるエラーが出る.これは動作報告/99にて議論されており,その中でchocolatさまから,8test.shの225行目を
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep > /dev/null; then
から
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep > /dev/null; then
へと変更するという処方箋が出されている.
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ptexlive-20110322 (Ubuntu 11.04, 32 bit)

2011-08-05 17:16:04 | Linux
FedoraからUbuntuに乗り換えて久しいが,やはり再びptexliveのお世話になることにした.Ubuntuのptex-binは文字コードがEUCでなければならず,UTF-8で書かれたファイルは処理できなかったのだ.

ptexliveをインストールするにはコンパイラなど開発環境が必要である.Fedoraであれば
development-tools
development-libs
patch
libXaw-devel
wget
fontconfig-devel
を入れておけば問題なかったのだが,Ubuntuでは何をインストールしたら良いのか分からず途方にくれていたところ,達哉んさまのブログ記事を見つけた.
達哉ん書斎 ~ほぼ毎日更新~: Ubuntuにptexliveという選択

これによれば,ptexliveのページの動作報告93を見ればよいらしい.報告者の方が添付ファイルとして上げてくださったptexlive.zipを解凍してディレクトリptexlive/を作り,そこにptexlive-20110322.tar.gzを解凍してディレクトリptexlive-20110322/を作り,さらにTeX Live 2009のisoイメージを置き,あとは
$ chmod +x ubuntu_ptexlive.bash
$ sudo ./ubuntu_ptexlive.bash
とやればよいようである.このスクリプトは,ptexliveのインストールに必要なパッケージのインストールから,TeX Live 2009のisoイメージをマウントしてインストールし,さらにはptexliveをコンパイルするところまで一気にやってくれる.ただし,インストールに必要なファイル一式の入ったディレクトリptexlive/は/tmpに置いておく必要がある.

私は,ptexliveのコンパイル過程をroot権限でやるのが少し気持ち悪かったので,TeX Live 2009のインストールが終わったところでスクリプトubuntu_ptexlive.bashを止めて,あとは普通に
$ make
$ sudo make install
として無事にインストールが完了した.

ちなみにptexliveのソースファイルはいつものところからptexlive-20110322.tar.gzをいただいてきた.

なお,makeの途中(8test.sh)で
[CVE-2007-0104] test
CVE-2007-0104 is not fixed.
make: *** [stage8] エラー 1
なるエラーが出るのは相変わらずだったので,再び動作報告/99にてchocolatさんが書かれていたように,8test.shの225行目を
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep "recursive calls" > /dev/null; then
から
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep "Loop in Pages tree" > /dev/null; then
へと変更して対処した.
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Linuxに関する記事を書かなくなった件

2011-04-17 23:00:00 | Linux
このところ,Linuxカテゴリーに属する記事をまったく書かなくなった.理由は単純で,FedoraからUbuntuに乗り換えたからである.Fedora時代はptexliveをインストールすることを始め,色々と困ることがあった.すなわち記事を書くネタには事欠かなかった.しかしながら,Ubuntuは最初から何もかも整っているので,私が困って問題解決のために何かをして,その顛末について他人様に知らせるようなことが発生しないのだ.

例えば,FedoraやrpmfusionといったリポジトリにはScilabが入っていなかったように記憶しているが,Ubuntuのそれには当たり前のように入っている.MPEG-4の動画も問題なく観ることができる.日本語環境を使っていて,表示される日本語が変だということもない.インストールにも維持にも手がかからないという点では,Windowsよりも初心者に優しいOSと言ってもいい.

唯一気になるのが,言語選択などのリスト中に「中国領・台湾」という表記が出てくることである.
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User Agent Switcher

2010-12-13 21:45:48 | Linux
わが国において,電話などでKDDIを,一方でLinux系OSを利用している人々は相当数いると思う.こうした人々は,おそらく,
auお客様サポート
サイトにログインできずに苦々しい思いをしていることだろう.そう,けしからんことにKDDIはLinuxユーザーを排斥しようとしているのだ.Android携帯などを販売しているくせに...

こうした状況を打開するにはどうしたらよいのか?同じような思いをされている人々のブログを拝見させていただいたところ,Firefoxユーザーエージェント(user agent, UA)を偽装すればよいことが分かった.そして,そのようなFirefox向けのプラグインをchrispederickなる方が作ってくださっていることも知った.

User Agent Switcher

これをインストールして,あとはブラウザのツールバー上で「ツール(T)」-"Default User Agent"と進み,IEなど適当なブラウザを選択すればよいのだ.これを実行してみたところ,見事にKDDIのauお客様サポートにログインすることができた.

それにしても,KDDIとは何とも意地悪というか陰湿な会社である.来年5月には「誰でも割」の更新月を迎えるので,それを機にNTT docomoへと乗り換えようかと考えている.
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Fedora 14にアップグレード

2010-11-10 19:42:32 | Linux
本日はFedoraを13から14へとアップグレードした.ぱっと見て少し使ってみたところ,何が新しいのかはまだよく分からない.しいて言えば,若干重くなった感じがする.
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slmodemとefaxによるFAX送受信ができず

2010-11-07 22:20:00 | Linux
さて,このたびUbuntuを再び試そうと思い立ったのは,FedoraでefaxによるFAX送受信ができなかったからである.RPMFusionにあるLinmodemドライバ"slmodemd"はバージョンが2.9.11-7.20080817.fc11と古いバイナリパッケージであったため,これはFedora 14ではうまく動かないのではないかと疑ったのだ.最新バージョンのソースslmodem-2.9.11-20100718.tar.gzをA Linmodems support pageから持ってきてコンパイルすることも試みたが,それはエラーが出て叶わなかった.

結局のところ,UbuntuでもefaxによるFAXの送受信はできなかった.かつてFedora 11ではできたにも関らずである.他に怪しいのは,当時は電話回線がISDNだったのに対し,現在は「ひかり電話」であるという点であるが,これは今さらどうしようもない.いいかげんLinmodemとアナログ回線を使うことはあきらめて,AsteriskとIAXmodemを使った方法を試すべきなのかもしれない.
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Ubuntu 10.10をThinkPad R50にインストール

2010-11-07 22:00:00 | Linux
本日は久しぶりにUbuntuを試してみることにした.今回は現時点での最新バージョンである10.10をインストールした.

今回の10.10は至極快適である.かつて試したことのある9.04は大変に重く,さらにはすぐフリーズしたため,私はUbuntuに関してトラウマのようなものを抱き続けてきた.しかしながら,そうしたものは今回完全に払拭された.

あまり変な事(やたら旧いプリンタを使うなど)を試そうとしない限り,UbuntuはFedoraより断然便利である.FedoraではOSをインストールした後で色々なソフトウェアをインストールしたり設定しなければならないが,Ubuntuではそうした手間はあまりかからず,すぐに使える状態になる.日本語LaTeX環境もまた然りである.

しばらく前から旧いプリンタ(Canon BJC-465J)をWindowsマシンで使うことになったため,今の私にはFedoraを使わなければならない理由がない.これを機にUbuntuに乗り換えたい気分になってきた.
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