弐千円札よ永遠に

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iPad: 工業製品の原点

2010-09-12 21:11:23 | PC関連
先日のことになるが,私はヨドバシでアップル社の製品に触れてきた.要するにiPadに触れたきたのだ.ついでと言っては失礼だが,iPhone,iPod touch,そしてMacにも触れてきた.

これらを有効に活用できそうなアイディアは特にはないのだが,買うと何やら便利で楽しい毎日が過ごせそうな気分になった.それらを手に入れたところで突然何かが変わるわけではないことは重々承知しつつも,無性にわくわくしてきた.少なくとも,私の部屋の本棚と押し入れを占領している何十冊もの分厚い本の数々が,一台のiPadに収まるさまを想像するだけで心が踊った.私にそのような感情を抱かせる工業製品は,現在のところ,他には心当たりがない.

私は今までアップルという会社が必ずしも好きだったわけではない.いやむしろ嫌いであった.それは,私が学生だったころ,研究室にあったマッキントッシュに散々泣かされたからである.武骨で堅牢なUNIXワークステーションに慣れきった私にとって,マックは操作の仕方方法が分かりづらく,動作が緩慢で,何かあるとすぐフリーズした.研究室の月例ミーティング,卒論の提出,卒論発表,それらを前にして焦る私を嘲笑うかのように,マックは非情にフリーズを繰り返した.

それから幾年かが経ちMac OSはUNIXになった.そしてさらに何年か経過し,今回,私はアップルという会社に対する認識を完全に改めざるを得なかった.そして,アップルという会社に対し畏怖の念すら抱いた.

私は呆然としつつも考えた.iPadの何が私の感情をここまで揺さぶったのだろうかと.そして辿り着いた結論はごく平凡なものだった.おそらく,私はそこに工業製品の原点のようなものを見たのだろうと考えたのだ.

工業製品の原点,それは「人に可能性を提供するもの」である.その典型的な例は,今までの私にとって,自動車やPCであった.それらの持つ能力すべて活用しきれないとしても,それらによりもたらされる可能性に私は心を動かされてきた.今回のiPadもまた,私に可能性をもたらしてくれそうである.

私の思う「工業製品の原点」についてうまく代弁してくれているのが,日産スカイライン(V35)のキャッチコピーである.
一度だって ないかもしれない
スカイラインの 持てる力をすべて引き出す 瞬間なんて
でも想像してほしい
可能性をその手にいつもの道を走る あなたを
ポテンシャルが自信を生む
あなたはもう 昨日までの あなたじゃない
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あまりブログ記事を書かなくなった件

2010-09-04 19:00:00 | 弐千円札/雑記
このところ,私はあまりブログの記事を書いていない.理由はいくつかある.

- 夏バテによる気力体力の低下が著しい
- 二千円札について書きたいことはだいたい書きつくした
- 些細なことはTwitterやAmeba「なう」でつぶやいている
- LinuxによるFAXサーバ構築への取り組みが停滞している

しかしながら,私は二千円紙幣流通促進活動を諦めたわけではない.些細なことをブログに書かなくなったのは,両替などの活動がより過激になってきたことの反動でもあるのだ.つまり,活動内容をブログに書くにあたってのハードルが以前よりも高くなったのである.Twitterを始めたことも大きな要因である.二千円紙幣の存在を人々に認知してもらうため,より効果的な方法を模索している最中でもある.

拙ブログの更新を楽しみに待っていてくださる奇特な方は限りなくゼロに近いと思うが,もしいらっしゃるとすれば申し訳ない話である.
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