ビタミン屋

気が向いた時だけ書いてます。日常や旅行、趣味の記録。

不妊治療の記録③

2019-05-23 14:16:00 | 不妊治療
病院での治療と並行して、体質改善をしてみようと思い、ヨガと料理が両方習える教室に通いはじめました。
デスクワークなので、運動不足解消もかねて。
色んなヨガが楽しめる教室なのですが、その中でも
婦人科系の症状に効く、経絡ヨガは本当に気持ちがよくてよかったです。
料理も、体を温めるレシピを教えてもらえたり。
普段の食事も玄米食に。
就寝時間も夜更かしをやめて、22:30までに寝ることにしました。
とにかく温活だ!ということで養命酒を飲むように。
不妊クリニック側の薬局の薬剤師さんと親しくなり、自宅で気軽にできるお灸も教えてもらい、寝る前に婦人系のツボにお灸をするようになりました。
妊娠という結果に結びつかなくても、健康にいい方法なので、楽しみながら取り組んでいきました。

休日は夫婦で出かけたり、海外旅行にも行ったり。
自由が丘産能短期大学を無事に卒業することができ、産能大学の3年に無事編入。
秋からのゼミに申し込むための所定要件をクリアするため、スクーリングに通ったり、
ピアノの練習に撃ち込んだり、と不妊治療以外のことも色々精力的に活動していきました。
仕事でも、色々と責任のある業務を担ったり、と充実した毎日で、もし、妊娠できなくても、大丈夫だ、という覚悟が決まっていきました。

3回目の採卵。
そこから3か月治療をやめて、夏休みに、中央アジアに旅行に行きました。
気分転換になりました。
9月。入りたかった教授のゼミに合格。
秋から自由が丘に月1で通い、ゼミ論文に取り組むことになりました。

10月、5回目の移植。
今回は、胚盤胞を培養液と一緒に子宮にもどす「シート法」を行いました。
培養液と一緒に戻す方が妊娠率があがるそうです。しかし、8分割胚の培養液ではシート法に使えないそうで、胚盤胞の時限定の方法です。

自治体の補助が6回目までしか出ないこと、世帯所得が、補助の所得制限を超えそうなこと。
6回目までやったら、もう治療はやめようと思っていました。
今までより、吹っ切れた気持ちで、移植に臨みました。

そして、結果は初めて陽性。
妊娠していました。

全然実感がわかなかったです。

その後、つわりや出血、仕事との両立に悩みながら、おっかなびっくりの毎日が続き、昨日、やっと33週に入りました。

無事に産まれてくるまで、安心はできませんが、とりあえず、ここまでの経過を忘れないうちに記録しておきたかったので、ブログに書きました。

無事に産まれてきてくれたら、「我が家にきてくれて、ありがとう」と言いたいです(^^)

現在35歳。
結婚してからこの4月で丸8年を迎えました。

もし、このあと余裕があれば、不妊治療にかかったお金のこと、自治体の助成金、医療費の確定申告、仕事と治療の両立について、記事を書いてみたいと思います(気が向いたらase2

不妊治療の記録②

2019-05-23 13:45:00 | 不妊治療
前の病院で紹介状を書いてもらい、次の病院に持っていきました。
ここでも、検査。前の病院での結果をそのまま使ってもらえるものもあり、すべての検査をすることは免れました。
検査の結果から、私は甲状腺ホルモンが少し不足しているらしく、不妊クリニックと並行して、別フロアにある同系列病院の内分泌科にも通院することになりました。

最初から、体外受精にしたいことを、伝えます。
病院で開催されている体外受精のセミナーにも行きました。

体外受精は卵子に精子を振りかける治療。精子は自力で卵子に入り、受精します。
顕微授精は、卵子に直接精子を注入する方法で、精子の運動率がわるかったり、数が少ない時に行う治療です。
顕微授精の場合、最悪、動いている精子が1匹でもいれば大丈夫なので、夫が別の病院で行っていた治療はいったん中止することになりました。

本当の不妊治療のつらさは、体外受精からですね。
全部経験した身としては、そう思います。

まず、卵子をたくさんとるために、薬を毎日飲みます。
色んなやり方があるみたいですが、私が受けたものを書いていきます。
私はクロミッドという薬を処方されました。
これを生理3日目から毎日飲みます。
途中から、1日おきにHCG注射。おしりに打ちます。
これが筋肉注射なので、本当に痛い。
毎回うめき声がでてしまう…。
採血もしょっちゅうされます。

内診で、卵胞が何個で来ているか確認。
卵胞があっても、その中に成熟した卵がいるかどうかは、採卵するまでわからないのも、こわいところです。

採卵手術の直前は、自宅で自己注射もありました。
看護師さんから、自己注射の方法をレクチャーされます。
まさか、自分で注射をする日が来るとは…(-_-;)

仕事帰りも休日も毎日病院に通う日々。
かなり、ストレスが溜まります。
途中で偏頭痛にもなり…。

採卵手術当日。
食事ぬき。痛み止めの座薬を入れて、病院へ。
人生初の手術台。
採卵はめちゃくちゃ痛いと聞いていたので、怖がりな私は静脈麻酔をしてもらいました。
麻酔で眠っている間に手術は終了。


麻酔で眠っている間は、変な夢をみます。
毎回そうでした。
手術自体は20分くらい。
麻酔から目が覚めたら、ベッドに移動。
2時間くらい安静にして、その後、内診。

後日、受精卵が育っているかの説明があります。
授精しても、うまく細胞分裂しなかったり、育たなかったりします。
8分割胚までいけば、子宮に戻すことができるのですが、本当はその先の胚盤胞まで培養してから戻した方が、妊娠率が高くなります。
しかし、胚盤胞までいけるのは受精卵の半分以下の確率です。
私は3回の採卵で10個くらい卵ができたのですが、胚盤胞までいったのは3個だけです。
なかなか厳しいですね…。全部を胚盤胞まで育てるのはかなりギャンブルになるので、8分割までいったら、1個はその段階で凍結保存にしていました。

で、1回目の受精卵移植。
結果出ず。
ここで、また子宮の検査をやることに。
すごく痛かった( ;∀;)

治療だけの毎日になると、本当に精神的に良くないので、仕事や趣味、勉強。旅行など、いろんなことを充実させて、楽しんだ方がいい。
結果が出なくて、リビングのソファで号泣しながら、これじゃ自分がダメになるなー、と思いました。




不妊治療の記録①

2019-05-23 12:53:00 | 不妊治療
産休2週目に入ったところで、不妊治療についての記録を残しておこうと思います。

結婚したのが27歳のとき。
それから1年経って、妊娠しないので、近所の産婦人科で検査を受けました。
特に異常なし、ということ。
医師からは「まだ28歳なんだから様子みれば?」という回答でした。
(ちなみに夫も私と同じ年齢です。)

それからまもなく、夫の転職→約2年半の単身赴任。
月に2回ほどしか会えない生活に。
将来のことや、生きがい、お金のことを考えると、どうしても公務員を辞めて転勤先についていく、という決心ができませんでした。母が専業主婦で、生活力のないまま離婚し、さんざん苦労させられた中高生時代の経験が、自分の考えに大きく影響していると思います。
単身赴任という形にすごく悩みましたが、夫の単身赴任先が、自分もかつて住んでいた名古屋であり、実父も暮らしてる、とうことで、夫の社宅を起点に思い出の場所に行ったり、父に会ったり、夫婦で名古屋出発の旅行をしたり、いろいろ、楽しい思い出もできました。
また、結婚するまで、実家で暮らしていたこともあり、人生初の一人暮らしを経験。
やってみたかった家での鍋パーティも、友達を数人呼んでやることができましたw

その間は、やっぱり妊娠は難しいだろうな、と不安に思うことはありました。
いつ単身赴任が終わるのか、その時、私は何歳かな?とか。
不妊だった人が体質改善し、妊娠できた、という口コミのある漢方薬局に通いはじめました。
基礎体温を毎日計って、漢方薬局の薬剤師さんに提出。
お薬を処方してもらいます。
この薬代が、高い!
月4~5万くらいしたと思います。
ホーローの鍋で、薬を煮出し、それを食前に飲むのですが、めっちゃ苦い。
で、半年くらい通ったのかな?
なかなか妊娠しないのは、ストレスのせいじゃないか、という話になり、
漢方をいったんやめて、心理カウンセラーのもとに通うことに。
色んな事で、母ともめて、疲れ切り、母や母の実家の人たちと距離を置くことを決めた時期だったこともあり、中学生から現在までのつらかったこと、許せないでいることなどと向き合い、それに対する考え方や割り切り方などをカウンセリングの中で学んでいきました。
そして、カウンセリングを卒業。

夫の単身赴任がおわり、ふたたび、一緒に暮らせるように。
しかし、単身赴任が終わって1年たっても、やっぱり、妊娠はしませんでした。
私には、子供ができないのかもしれない。
着床反応すら、1回も出たことがありませんでした。
夫婦二人だけの人生も、自分の中で考えておこう、と思いました。
子供のいる人生、いない人生、どちらもメリット・デメリットがある。
どちらが正しいわけじゃない。どちらでも幸せに生きていける。
色々、本を読んだり、調べたり。
そんなとき、夫から
「不妊治療、本格的にやってみようよ。」
と。
「やるだけやって、ダメだったら、それでいいじゃない。」
このとき、32歳くらいだったと思います。

職場に体外受精で双子を出産したことがある同僚の方がいました。
色々、相談に乗ってもらっていたこともあり、どんな治療をするのか、も教えてもらいました(自分でも調べていましたが)。その方にも背中を押してもらい、とりあえず、職場近くで、仕事帰りに通える婦人科を受診。タイミング法を始めることになりました。
基礎体温表を毎回提出。
内診で、卵胞の大きさを見てもらい、排卵の時期を予想します。
排卵の時期に合わせて、夫婦生活をもつのが、けっこうストレス。
仕事が立て込んでて、疲れ切っている平日がその日、とかもあるわけで。
デリケートなことだし、言い出すのがすごくストレス。
でも、これを逃すと、また1か月先まで延ばさなきゃいけない。
で、1年通ったけど、結果出ず。
これは、もう専門クリニックに行こう、ということで、不妊治療専門のクリニックに転院することになりました。
とりあえず、一通り検査をして、人工授精をすることに。
この検査の中で、子宮造影検査がつらいase2
通水検査はたいしたことないけど、こっちの検査は本当に痛かった。
造影液を子宮に流して、レントゲン撮影をして、子宮の形に異常がないか診る検査なんですが、
感じたことのないような痛みで、変な脂汗が出ました。
この検査を受けたあとは、造影剤のおかげで、卵管の通りがよくなるので、妊娠しやすくなる、という話だったんですが、私にはとくに効果なし。
検査結果は問題なし。
風疹の抗体がなかったので、予防接種をうけ、その後、1か月ほど待ってから1回目の人工授精へ。
人工授精は、体に負担の少ない治療法です。
これで、妊娠できたら、ラッキーですね。
精子を病院に持ち込んで、遠心分離にかけ、濃縮・精度をあげたものを、カテーテルで子宮の中
戻す、というものです。
全然いたくないし、あっというまに終わります。
1回10万円ほどですが、一定の条件を満たしていれば自治体から補助金が出ます。
私の住んでいるところでは、1回につき5万円支給がありました。
で、結局3回やって効果なし。
6回はしないと、体外受精にステップアップさせない、という方針の病院でした。
でも、年齢も30半ばになってきたし、さっさと体外受精にステップアップした方がいいんじゃないの?という話に夫婦でなり、
調べてみると、自分の職場の近くに、最近できたばかり、という不妊クリニックを発見。
転院を決意しました。