(↑妖精のスノードーム。振ると、真っ白な雪が妖精に舞い降りてくる。)
本当に今日は冷えますね
雪の降っている日というのは、いつもとは何かが違っているように感じます。し…んとしているというか。
朝、カーテンを開けて思ったことは、「うわあ、まるでスノードームの中にいるみたい。」
しばらく無心でみとれていました。
(その後、「今日仕事休みでよかった~♪」とも思った(笑))
それで、思い出したことがあります。
ん?そういえば、そんなタイトルの本があったような・・・。
本棚をひっくり返して・・・と(いや、本当にはひっくり返してませんよ!)
ありましたでは、今日の一冊をご紹介しましょう。
第5冊:スノードーム
はい、そのまんまのタイトルですね。
表紙の絵が気に入って買った本ですが、大丈夫。中身も保障します。
一言で言ってせつない物語です。
様々な愛が交差します。男女の愛、親子の愛、報われない愛、感謝にも似た愛。
報われない愛ゆえに、一人の男が起こす愚かな行為が全ての人たちを巻きこんでいきます。
男の醜いエゴと何も知らない純粋な少年の対比。
みんな、幸福を求めて生きている。だから、愛を求める。
それが執着に変わった時、人は苦しみへと足を踏み入れていくのかもしれません。
美しい描写の中で進んでいく哀しい物語。
読後、「どういう選択をしていたらよかったんだろう?」とか、「この人たちはこの後、どうなるのだろう?」とかしみじみ考えてしまいました。
愚かな男を非難するのも簡単ですが、それと同じものが誰にでも潜んでいるのかもしれません。
今日のような雪の日に、暖かいお部屋で読むのにぴったりの本です。
BOOK DATA:「スノードーム」
アレックス・シアラー(著)、求龍堂
定価:1,260円(税抜)
久々の積雪なのでせっかくだから外出してみたら(←?)、靴はびしょぬれだし車に雪かけられるしさんざんでした(;_;)やっぱり雪はこたつから窓越しに楽しむものですね(笑)
明日は早起きでがんばりましょう!