さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

覚えているのは

2010年12月01日 | 三角記事
いろいろあった

いろいろあったはずだった
でもきのうのテレビのことはわすれた
ごはんについてもあいまい

手をつないだのはおぼえている
きみがなにをしゃべったかもあいまい
きみが考えていることはおぼえている。きのう知ったのだ

くもっていたのも、歩いたのも
気になったのはたしかあの木陰や歩幅や坂道

自分の記憶をかこうのはむずかしい
それでいて、また明日やあさってや、一週間後や一ヶ月後や、それ以上のことまで、考えなければならない
でも、でもまあそれはそうかな
ぼくは誰

なくなくなくて

2010年12月01日 | 三角記事
いまはこのように、名と形の事象を具象にしていて
だからなかなかむずかしい、てなわけではなくなくなくて
むしろ簡単なことをむずかしげに描くということほどむだぼねのことはなはだしくて
ほかにも座席はたくさんあるはずなのだが
それ自体を地でゆくつもり
いっているつもりのそのつもり

3時からとくになにもない
4時になったら、やはりとくになにもない
貧乏はひまだ
だからぜんぶをついやしてしまうなんて、これ以上のことなんてあるんだろうか